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2019年11月 鑑賞記録

11月
○ 5日(火)十一月歌舞伎公演 孤高勇士嬢景清 -日向嶋-  国立大劇場
○ 9日(土)国立上席昼 真打昇進披露 主任 わさび  国立演芸場
○26日(金)第617回 落語研究会  国立小劇場
○30日(土)柳家権太楼独演会  鈴本演芸場

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柳家権太楼独演会 11/30

11月30日(土)柳家権太楼独演会 鈴本演芸場


案内葉書を眺めながら『権太楼師の “鼠穴” ってのは迫力ありそうだなぁ・・・』
『よぉ、土曜の夜席だけれども聴きにいくかい?』と長い鑑賞歴を持つ友人を誘い、早速二人分を予約。
今夜は権太楼師匠、その『鼠穴』そして『試し酒』。
他にほたる改メ 権之助師、さん光さん出演と触れられています。


◆柳亭市坊 『寄合酒』

◆柳家さん光 『雑排』

◆柳家権太楼 『試し酒』

◆柳家権之助 『宮戸川』

~仲 入~

◆師弟二人だけの真打披露口上

◆柳家権太楼 『鼠穴』


口上の後、権太楼師の着替えの間に権之助師がギター演奏を披露する内輪の会ならではの面白企画。
権太楼師、二席ともに素晴らしい出来。

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第617回 落語研究会 11/26

11月26日(火)第617回 落語研究会 国立小劇場


TBS落語研究会。
今夜の主任は雲助師、十八番の『火事息子』。
仲入は市馬師、これまたお得意の演目『掛取り』。
そして龍玉師、お家芸『駒長』で登場。
他に夢丸師、小辰さんの出演と触れられております。


◆入船亭小辰 『一目上がり』
勢いを感ずる高座でしたが・・・
八五郎の惚けた様子、与太郎振りが描けていないのね。
だから客席が沸かないのだなぁ。
また、枕で先輩噺家を揶揄した事も客席の反応が薄かった理由のひとつかも知れません。
まぁ、頷ける内容ではありましたけれども、やや澱が残りましたね。
“驕る平家は久しからず” 。
精進々々。

◆蜃気楼龍玉 『駒長』
“この噺は珍しい噺でして、珍しいと言う事はつまり演り手が少ない。演り手がいないのは面白くないからなので、どうぞそのお心算で聴いていただきたい” と前置き。
更に “美人局” を仕込んで本編へ。
以前寄席で聴いた時に比べ、長兵衛の切迫感が薄れやや滑稽風味へ寄せた印象。
お駒の心情を細密に描き、駆け落ちの正当性を支えました。
長八は底意のない好人物。
巧く纏めてくれました。好演。

◆柳亭市馬 『掛取り』
狂歌~喧嘩~義太夫~芝居。
最初の家主との遣り取りで、本来八五郎から発せられる台詞である “桜丸の散る頃には梅王丸に致します” を飛ばしてしまった為に、家主が唐突に “菅原もどきで言い訳をするならば・・・” と言い出す小事故。
家主が “桜丸・・・” 以降の台詞を付けてしのぎました。
賑やかに、また明るい調子。好演。

~仲 入~

◆三笑亭夢丸 『将棋の殿様』
『落ち着いて喋りなさいョ』って感じですな。

◆五街道雲助 『火事息子』
火消、臥煙、彫り物などを仕込んで本編へ。
この仕込、そして本編ともに圓生師の型を踏襲しました。
藤三郎の造形は十八番の『夜鷹そば屋』の惣吉と似通った雲助師お得意の描写。
蔵の目塗に四苦八苦する番頭との短い会話のみで、鯔背な藤三郎を鮮やかに浮き立たせました。
親子対面場面の描写は、以前の高座に比してあっさり目。
総体、明るい調子で纏めました。
好高座。


跳ねて、めっきり寒くなったなぁなど独りごちつつ家路へ。

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国立11上昼 柳家わさび 真打昇進披露 11/9

11月 9日(土)国立演芸場 昼席 柳家わさび 真打昇進披露

国立11月上席は落語協会の新真打披露目。
先ず今秋昇進の師匠方をご紹介。
本日の主任柳家わさび師の他に、柳家喬の字改メ 五代目柳家小志ん師、初音家左吉改メ 古今亭ぎん志師、柳家ほたる改メ 柳家権之助師。
この中で “よく高座に接していた” のは権之助師、次いでぎん志師なのですが、ざっと顔付けを眺め『うん、この日が良かろう』と今日に決定。
“普段ならば忌避する土日外出” を敢行。半蔵門へ。
ところが慣れぬ事はするべきじゃぁありませぬな。
まだ午前中なのに今夜の即位祭典準備で、首都高速環状線は通行止めがあったり渋滞が出ていたり。
芝公園で降りて一般道を走りましたが、こちらも通行止めやら交通整理やらでちっとも進まない。
やっとの思いで演芸場到着。


◆柳亭市松 『たらちね』
持ち時間を2分程伸ばして “依って件の如し” まで。
無難。淡泊な印象。

◆柳家花ごめ 『からぬけ』
親子三馬鹿~酒の粕~穴子でからぬけ。
前座時分によく遭遇しましたが、二つ目昇進直後以来、久々に高座拝見。
巧くなったなぁ。
女流は演目が限られてしまうけれども、与太郎が巧みってのは武器だね。

◆柳家一九 『湯屋番』
一九師の芸歴でこの根多はもう “反則技” ですな。
客席大笑い。

◆ペぺ桜井 ギター漫談
滑舌が怪しくなって来ていましたけれども、今日は初見のお客様が多いのか受けていました。

◆柳家小満ん 『奈良名所』
今日を選択した大きな理由は小満ん師が出演すること。
その高座に接したいのが一つ。また、大師匠として口上へ並ぶであろうと推測しました。
案内人の名口調が聴かせ処なのですが、ちと調子を欠いた感じ。

◆鈴々舎馬風 『楽屋外伝』
いつもの漫談。

~仲 入~

◆真打昇進披露口上
上手から馬風、さん生、わさび、小満んの各師。司会一九師。
小満ん師が後ろ幕に言及していました。
海に浮かぶ三日月の後ろ幕で、手塚雄二画伯の筆とのこと。
わさび師の遠縁にあたるらしいですな。
一門揃っての口上は珍しいそうで、後ろ幕ともども眼福にあずかりました。

◆すず風にゃん子・金魚 漫 才
暫く以前から痛々しさを感ずるようになってきましたなぁ。
根多の替え時が来ている印象。

◆柳家さん生 『亀田鵬斎』
お師匠さんはお目出度い根多でお弟子さんの門出をお祝い。
徳川将軍家で言えば九代家重公あたりから十一代家斉公時代に活躍した書家、亀田鵬斎の挿話。
この噺、藤田本草堂作の「鵬斎とおでん屋」が原題。つまり昭和の新作ですね。
下谷金杉町で貧乏暮らしの書家、亀田鵬斎。
迷子になった孫を連れて来てくれた屋台のおでん屋に、せめてものお礼にと屋台の小障子に “おでん 燗酒 平次殿 鵬斎” と書いて落款を押したところ・・・。
『井戸の茶碗』に似た展開。
寄席で掛けるのはさん生師だけかな?久々に聴きました。
好演。

◆鏡味仙三郎社中 太神楽
仙三郎、仙志郎、仙成の御三方。
傘~五階茶碗~土瓶~撥・花笠

◆柳家わさび 『配信息子』
YouTubeでLIVE配信を志す中学生とその両親の物語。
中々面白い。
また今日の客席は半分団体さんで、しかも中学生くらいの年齢でしたから結構受けていましたね。


跳ねて “披露目の最終盤で緊張感は薄かったけれども、まぁ愉しめたな” と独りごちつつ家路へ。
往路と同じく芝公園まで一般道。物凄い人出。


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国立劇場十一月歌舞伎公演 孤高勇士嬢景清 -日向嶋- 11/5

11月 5日(火)十一月歌舞伎公演 孤高勇士嬢景清 -日向嶋-  国立大劇場


“十一月は寄席の予定が少ないから芝居を観ておこう” と思いたって予約を入れましたが・・・
流石に播磨屋、予約殺到らしく電話が中々繋がらずやきもき。
まっ、それもひと月前の話。
“秋晴れで好い観劇日になったなぁ” と三宅坂へ。


西沢一風・田中千柳=作『大仏殿万代石楚』
若竹笛躬・黒蔵主・中邑阿契=作『嬢景清八嶋日記』より
国立劇場文芸研究会=補綴
通し狂言 孤高勇士嬢景清 -日向嶋- 四幕五場
国立劇場美術係=美術

序  幕 鎌倉大倉御所の場
二幕目 南都東大寺大仏供養の場
三幕目 手越宿花菱屋の場
四幕目 日向嶋浜辺の場
    日向灘海上の場


○悪七兵衛景清  中村吉右衛門
○源頼朝/花菱屋長  中村歌六
○肝煎左治太夫  中村又五郎
○仁田四郎忠常  中村松江   ○三保谷四郎国時  中村歌昇
○里人実ハ天野四郎  中村種之助   ○玉衣姫  中村米吉
○里人実ハ土屋郡内  中村鷹之資   ○和田左衛門義盛  中村吉之丞
○俊乗坊重源/花菱屋遣手おたつ  嵐橘三郎
○梶原平三景時  大谷桂三   ○秩父庄司重忠  中村錦之助
○景清娘糸滝  中村雀右衛門
○花菱屋女房おくま  中村東蔵


演目の読みは「ここうのゆうしむすめかげきよ ひゅうがじま」。

序幕、秩父庄司重忠=錦之助丈の上品な佇まいと、玉衣姫=米吉丈の健気な振舞が印象的。

二幕、三保谷四郎国時=歌昇丈の茶利がお見事。
景清=吉右衛門丈、強い強い。
狙って演っているのでしょうが、僧兵達がスクラムを組んで景清を押す場面もあり客席は大喜び。

三幕は世話。
手越宿とは聞き慣れぬ、と調べてみますと中世には栄えたもののその後、丸子(鞠子)に宿駅が移動したため衰退した様ですね。
花菱屋女房おくま=東蔵丈の演技が素晴らしい。
また、序幕・二幕で頼朝公を演じていた歌六丈=花菱屋長の人情味溢れる演技、好かったなぁ。
そして周囲の言葉に反応し様々な表情を見せる左治太夫=又五郎丈も印象的でした。

四幕目は、実父の初代白鸚丈が文楽から歌舞伎へ移した『嬢景清八嶋日記』に想を発して吉右衛門丈自ら筆を起こし、平成17年に金丸座で初演した『日向嶋景清』(この読みは、ひにむこうしまのかげきよ)。
ここでも、糸滝の言葉を受けて刻々変化する又五郎丈の表情が素晴らしい。
吉右衛門丈、思い入れのある演目ということでしょう。父娘の会話を通じ次第次第に仇一念の心持ちが揺らぎ、父としての情を取り戻す姿を見事に演じてくれました。
金の出処を知って波打ち際で『船よ、返せ戻せ』の大絶叫、真に迫っていました。凄かったなぁ。

終幕、浅黄幕の上手部分が中々落ちず、黒子達が力任せに引き破いて船が登場。
娘の糸滝も同乗する新演出で大団円。


いやぁ堪能しました。
素晴らしい。
通し狂言ながら、それぞれ独立した幕ですので国立では珍しい幕見席(序幕二幕・三幕・四幕)もあるとのこと。
どの幕もお薦めですが、矢張り四幕か・・・。
元気が出るのは二幕かな。

“さぁ帰宅” と車を動かしかけ “あっ、今日は人形町へ寄るのだったわ” 。
清々しい気分で買い物を忘れるところでした ^^;



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2019年10月 鑑賞記録

10月
○ 2日(水)十月歌舞伎公演 天竺徳兵衛韓噺  国立大劇場
○11日(金)国立中席昼 主任 雲助  国立演芸場
○16日(火)国立中席昼 主任 雲助  国立演芸場
○18日(金)国立中席昼 主任 雲助  国立演芸場
○18日(金)国立中席夜 主任 雲助  国立演芸場
○25日(金)第616回 落語研究会  国立小劇場
○30日(水)雲一里 雲助一朝小里ん三人会  日本橋劇場

※ 
10/07
CS 1st. stage 第3戦

B 1 - 2 T 横浜スタジアム

第1戦、6点リード (7-1) を、まさかの盆暗継投で逆転負け。
これで流れは “すっかり阪神” 。
第2戦もまた不可解な投手リレー。
敗戦必至のところを、ニコの一撃でようやくサヨナラ勝ち。

一勝一敗。決戦の10月 7日、第3戦。
小雨模様の中、繰り返される思考能力ゼロの攻撃。
旧軍の “Banzai charge” そこのけの大馬鹿采配。
予感通り、1st. stageで敗退。

まっ勝ち抜けたとしても先発投手の繰りがつかず、讀賣に圧倒されるのは明らかでしたがね。

ありゃ~?ラミ続投?へぇ~。
ンとかよ・・・・・?
兎にも角にも今季終了!

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プロフィール

喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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