らくご街道 雲助五拾三次 -若旦那- 7/12

 7月12日(水)らくご街道 雲助五拾三次 -若旦那・ザ・ファイナル- 日本橋劇場

2013年 4月12日に第一回 “発端” で出発しました雲助五拾三次。
次回が “大詰” と題されておりますところから、そろそろ終着となるのでしょう。
私は来年の3月、師匠の誕生日で大団円となるのかと予測をしておりましたが・・・
9月26日の第五十回が節目になるのかしらん。

今夜、第四十九回は “若旦那・ザ・ファイナル” 。
雲助師『菊江の仏壇』他と触れられております。


◆桃月庵はまぐり 『子ほめ』

◆五街道雲助 『千両みかん』
私今夜の “もう一席” は、この『千両みかん』か『船徳』かな?と予想しておりました^^
夏の暑さの描写が素晴らしく『番頭さん、ひょっとして暑さで気の迷いが出たかな?』と思わせてくれます。

みかん問屋は万惣ではなく千惣。
見事な上方言葉。
町の八百屋さんが番頭さんに小塚原刑場の磔場面を詳細に語る “志ん生師型” でたっぷり笑わせてくれました。

~仲 入~

◆五街道雲助 『菊江の仏壇』
遊びってのは初手は面白いけれども、極めてしまうと飽き飽き・・・
なんだかそんな雰囲気の若旦那。
わかります、わかります^^;

番頭さんを囲い女一件で “強請る” 場面は『山崎屋』と同趣向。
雲助師、いつもの様に、ここの遣り取りを実に面白可笑しく演ってくれました。

大旦那の “嫁のお花” への思い入れが、息子たる若旦那への怒りとなって向けられます。
お花の息を引取る刹那を目の前にしている訳ですから、無理もないところでしょう。
若旦那も悲しいのね。
『出来過ぎた嫁』故に疎んずる気持ちになるのですな。
あれこれ言っていても『私には過ぎた女』と自覚している様子でした。
馴染の芸者菊江が “お花にそっくり” というのも、示唆的ですね。
好高座、堪能しました。

跳ねて家人が『最初に白いお着物だったから “菊江の仏壇” からかと思ったわよ』
『俺も ^^;』

木戸で Kさん Iさん Oさんたち居残り会御一行さまへご挨拶。
『次はお邪魔しますよ、私も^^』


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五街道雲助 桃月庵白酒 親子会 7/9

 7月 9日(日)五街道雲助 桃月庵白酒 親子会 にぎわい座

梅雨明けを感じさせる日差しの中、にぎわい座へ。
今日の親子会、雲助師は『景清』、白酒師『船徳』と根多出しされております。

◆桃月庵はまぐり 『たらちね』

◆桃月庵白酒 『茗荷宿』

◆五街道雲助 『景清』

~仲 入~

◆五街道雲助 『手紙無筆』

◆桃月庵白酒 『船徳』

休日の昼席らしいのんびりとした雰囲気。
演者も客席もゆったりとした時間を楽しみました。

雲助師『景清』で、定次郎の目の開いた場面には毎度感激させられます。
良かった、良かった。




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Doubles 五街道雲助&柳家喬太郎 6/27

 6月27日(火)Doubles 五街道雲助&柳家喬太郎 日本橋社会教育会館

毎度素敵な企画で楽しませてくれる “いたちやさん” 主催の会。

今夜は第588回TBS落語研究会と被っていしまい、当初私が研究会へ家人がこちらへとの心算だったのですが、昨夜急遽変更して私が “Doubles” へ、家人が研究会を聴くこととなりました。

◆三遊亭ぐんま 『たらちね』
師匠の白鳥師の親戚か?と思うほど雰囲気が似ていますね。
下げで弾けていました。度胸あるね。

◆桃月庵はまぐり 『つる』
『エレベータが一台なもので前座が二人出まして繋ぎます』
そう、会場が8階ですからエレベータ必須なのですが、改装中とあって二台あるエレベータが一台しか動いていないのです。
会場に着いてドアを開けるとエレベータ前に長蛇の列が出来ていて面喰いました。
開場時間の6時半頃は落語のお客様だけではなく、図書館に本を借りに来た返しに来たという方もいらっしゃいましたからえらい混雑。

◆柳家喬太郎 『ウルトラのつる』
この下席は寄席三軒を掛け持ちとのこと。『罰ゲームか!』の叫び、悲痛でした。
声も掠れて、コンディションは「好い」とは言えない状態。
「先ずは気持ちを奮い立たせる事が大切」と思ったのかしらん、「好きな噺」で笑わせてくれました。

◆五街道雲助 『抜け雀』
毎度の事なのですが、若絵師が筆を振るう場面で客席が息をのむと言うのか、息を詰めて見守る空気が醸造されるのですね。
迫力満点。
こちらが息を詰めているから翌朝の『上から五段目』の茶利(ひぃふぅみぃよ)も効いて来る。
老絵師が籠を描き足す場面では、その緊張感が倍加する、その演出が凄い。
雨戸の滑りの件も当 blog で散々書きましたが、実にお見事。
好高座でした。素晴らしかった。

~仲 入~

◆五街道雲助 『浪曲社長』
嬉しかったなぁ。
私、ちょっと涙ぐんでしまいました。
雲助師匠、下げで『追悼落語でございます』
いやぁ最高でした。

◆柳家喬太郎 『孫帰る』
この六月に、喬太郎師、馬玉師、やなぎさん、二楽師、ホンキートンク先生という一座で北海道へ旅をしたそうで。
その旅興行の話を枕に・・・・
これ来るかねぇ。
反則だよ、喬太郎師匠!
『浪曲社長』で涙腺緩んでいるところで『孫帰る』ですもの。
下げ間近、お祖父さんの天を仰ぐ表情に目がしらが熱くなりました。
何度聴いても『ぐっと来ちゃう』のは、今夜の Doubles パートナー雲助師の『夜鷹そば屋』と共通しますな。
好演でした。
喬太郎師、「今夜の出来る限り」を演ってくれた印象。


さて、家人の行った落語研究会は・・・
◆桂三木男 『雛鍔』
◆春風亭三朝 『蛙茶番』
◆橘家圓太郎 『野ざらし』
~仲 入~
◆林家彦いち 『熱血怪談部』
◆古今亭志ん輔 『大山詣り』

家人の感想は・・・
◎三木男・・・この九月に真打となり、三木助襲名予定と話しながら、本編へ。印象に残らず。
◎三朝・・・・新しい名を覚えてもらうように『チョーヤの梅酒から豆腐三丁と覚えて欲しい』。 客を納める役(舞台番)が気に入らないが、ミーちゃんが来るならと張り切る様子が愉快。
◎圓太郎・・・おっちょこちょいの主人公の表現が面白い。抜群の描写力。
◎彦いち・・・自分の空手部時代の話や格闘技家の話題を枕に本編へ。 初めて聴いた噺。 爆笑また爆笑。 最後の下げも決まり、最初から最後まで大爆笑。
◎志ん輔・・・噺の合間々々に現代風のギャグや蘊蓄を入れながら演るのが気になった。その度に現実に引き戻されてしまうので、『大山詣り』の時代に浸れなかった。 最後、幕が閉まる前にお客様が立ち上がり帰るのが、違和感があり気の毒に思えました。
・・・とのこと。

『兎にも角にも彦いち師匠が最高だったわよ、次に圓太郎師』
『主任の志ん輔師の高座では、私の周りの人は笑い疲れて寝ていたもの』
など、家人のつきぬ感想を一通り聞いて
『どちらもまぁ良かったな』と宥めて就寝。


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国立6上昼 6/9

 6月 9日(金)国立演芸場 昼席

国立演芸場6月上席。
主任一朝師、仲入小里ん師。
他に講釈の琴調先生、馬石師と『私好み』の顔付です。
『演芸場は久し振りだなぁ』など独りごちながら三宅坂。

◆柳家寿伴 『狸札』

◆春風亭一蔵 『鷺取り』
雀から鷺。牛久沼へ。
『鷺取りが関取になりました』

◆春風亭三朝 『代脈』
十八番を繰り出しての高座。
努めて軽く演ろうという雰囲気が伝わってきました。
好高座。

◆マギー隆司 奇 術
相変わらずの脱力芸なのですが、色物さんの役割はきちんと押さえています。
楽に観ていられます。好演。

◆隅田川馬石 『浮世床』
夢。
これは傑作でした。
『なぁ?だろう?』、『うん、成程!』の繰り返しが愉快。

◆柳家小里ん 『樟脳玉』
わぁ~珍しい噺。
いつ以来でしょう。本当に久し振りに聴きます。
小里ん師匠の江戸弁が冴えわたりました。

~仲 入~

◆宝井琴調 『天保水滸伝~笹川の花会』
聴いていて、往年の東映時代劇、千恵蔵、右太衛門揃い踏みの『血斗水滸伝、怒涛の対決』を想い出しました。
男の懐の深さを思い知る一席。お見事。

◆林家彦いち 『みんな知ってる』
出番を考えてか、いつもより抑え目でしたかね。
それでも受けていましたなぁ。

◆林家正楽 紙切り
鋏試し相合傘、祇園祭、紫陽花、梅雨入り、正楽師匠。
“梅雨入り” の際の下座の糸が『雨に唄えば』。
恐れ入りました。

◆春風亭一朝 『宿屋の富』
聴きながら『これは志ん朝師から柳朝師、そして一朝師へと継がれて来たのだろうなぁ』と感慨に耽っておりました。
やや短縮しつつも、要所はきちんと。
うむ、好高座でした。

跳ねて『明日が楽日なのだから仕方ないのだけれども、この芝居はもっと予約しておくべきだったなぁ』と後悔しつつ家路へ。



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第587回 落語研究会 5/31

 5月31日(水)第587回 落語研究会 国立小劇場

TBS落語研究会、今夜の主任は権太楼師『死神』 、 仲入は一朝師『三方一両損』。
他に白酒師、ろべえ改メ小八師、そして正太郎さんの出演と触れられています。

◆春風亭正太郎 『そば清』
抜群の出来。
面白さでは今夜一番と感じました。
蟒蛇が猟師を呑み込んだあとの場面で下げを仕込みましたが、ちと押し過ぎたかなぁ。
研究会ですからね、さらりと演っても良かった様な気がしました。

◆柳家小八 『明烏』
喜多八師匠の十八番を唯一のお弟子さん小八師が研究会で掛ける・・・
これに勝る供養は有りませんな。

◆春風亭一朝 『三方一両損』
文句無し。
今夜はこれを聴きに来ました。
好高座。

~仲 入~

◆桃月庵白酒 『犬の災難』
『猫の災難』として演じられることの多い演目ながら、古今亭系では『犬』に置換して演りますね。
志ん生師匠以来の歴史かしらん。
久し振りに “玉ひで” へ行きたくなりました^^
それはそうと、白酒師、今月初めに肺炎を患ってらしたとの事。存じませんでした。
お元気になられた様子ですが・・・
お大事に。

◆柳家権太楼 『死神』
死神の描写が年々物凄くなっている印象^^;
反面、噺全体は以前聴いた時よりも戯画的描写を効かせ、より “お伽話風味” が強くなりましたかね。
好高座でした。


帰路『明日から六月かぁ』などと考えながら調子良く飛ばしていましたら、いつの間にやら真後ろに覆面PC。
この頃は “3” ナンバーなのかぁ。気付いて良かったぁ!^^





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プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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