第142回 柳家小満んの会 11/20

11月20日(月)第142回 柳家小満んの会 吉野町市民プラザ

今回から場所を吉野町へ移して開催の当会。
『 “なめる” が面白そうだから行こうよ』、と鑑賞歴の長い友人を誘って二人連れ。
今夜は他に『奈良名所』、『お直し』と触れられています。


◆柳亭市若 『初天神』

◆柳家小満ん 『奈良名所』
江戸っ子の二人旅は伊勢から奈良へ。
この噺、小満ん師匠の口演以外に聴いた憶えがありません。
奈良名所の案内人の地口が愉快な一席。

◆柳家小満ん 『なめる』
“つんぼ桟敷” の由来、古川柳 “猿若に七つ目を積む賑やかさ” の解説などの蘊蓄が散りばめられる枕が、いかにも小満ん師の高座らしく愉快。
本編は圓生師匠の型をそのまま。
終盤に登場する莨屋の主人の “解説” が盛り上がらなかったですねぇ。
期待していただけにやや “肩透かし” を食らった感じ。

~仲 入~

◆柳家小満ん 『お直し』
珠玉の一席。
これは凄かった。
特に後半、蹴転場面の亭主の妬き様、女房の腰の据わった女郎っぷり。
酔払いの左官棟梁の造形もお見事。
その棟梁の『女房に死に別れて七つの娘がいるのだが・・・』は聴いた事の無い設定でした。
好高座、お見事。

友人と『お直し』に脱帽だね。など喋りながら襟を立て家路へ。



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五街道雲助一門会 11/8

11月 8日(水)五街道雲助一門会 にぎわい座

今夜のにぎわい座は雲助一門会。
雲助師、馬石師、龍玉師の三師匠出演と触れられています。
こちらも鑑賞歴の長い友人、私、家人、の三人組でにぎわい座へ。


◆桃月庵ひしもち 『道具屋』
暫くぶりに聴きました。
表情(顔も声も)の変化が巧みで、人物造形がしっかりしています。
面白かったなぁ。

◆五街道雲助 『時そば』
開演前に『(雲助師は)主任を演らないだろうから、さらと喰いつきじゃないか?』と家人と喋っておりましたが、予想通り(?)さら口で登場。
客層を意識したか、相当くさく演りました。
初心者向け “時そば” と言ったところ。

◆蜃気楼龍玉 『もぐら泥』
秀逸。
目配り、発声、文句無し。
喜多八師匠が亡くなって『もぐら泥』の “好高座” を聴く機会が減った気がして寂しく感じておりましたが、龍玉師が衣鉢を受け継いでくれた様にも思われました。
いやぁ、素晴らしかった。

~仲 入~

◆隅田川馬石 『湯屋番』
初めて聴く展開の『湯屋番』。
元々がこういう噺の展開だったのを、今では詰めて演っているのかな?
それとも馬石師が書き加えて膨らませたのかな?
愉快な高座。好演でした

冒頭の『(雲助)師匠が上がろうとしていたので慌てて着替えてこうして上がってきたンです』には大笑い。

◆五街道雲助 『夜鷹そば屋』
出番の一件には全く触れずに『今日は “蕎麦” でつく、蕎麦特集で・・・』、と十八番の『夜鷹そば屋』。
泣かせに走らず “極めて明るく愉快な『夜鷹そば屋』” に仕上げてくれました。
この噺は何度聴いても心洗われる感じになりますなぁ。


跳ねて三人して『流石に凄いねぇ、ここの一門は』など感想を言い合いながら最寄駅まで。
その道すがら “今夜の一席” は、龍玉師匠『もぐら泥』に決定。
友人を見送ってから家人と『毎月観ていた雲助師匠、ちょっと間が空くとまた新鮮ですなぁ』と意見一致。



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第592回 落語研究会 10/31

10月31日(火)第592回 落語研究会 国立小劇場

TBS落語研究会、今夜の主任は小遊三師『付き馬』 、 仲入はさん喬師、お家芸の『うどん屋』。
他に生志師、時松改メときん師、そして志の八さんの出演と触れられています。

◆立川志の八 『悋気の独楽』

◆三遊亭ときん 『ねぎまの殿様』

◆柳家さん喬 『うどん屋』

~仲 入~

◆立川生志 『短命』

◆三遊亭小遊三 『付き馬』


どうにも集中できず、仲入で退出。


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第591回 落語研究会 9/29

 9月29日(金)第591回 落語研究会 国立小劇場

TBS落語研究会、今夜の主任は三三師『五貫裁き』 、 仲入は扇遊師『文違い』。
他に文蔵師、馬るこ師、そして小痴楽さんの出演と触れられています。

◆柳亭小痴楽 『干物箱』
俳句の仕込みが無かったので『どうするのかな?』と興味深く聴いておりましたが、
俳句、無尽は割愛して貸本屋善公の “妄想” 、そして “手紙” に力点を置きました。
手紙から下げへの畳掛けはお見事。
ただ、ちと言葉が軽いのが気になります。

◆鈴々舎馬るこ 『鮑熨斗』
『面白い』、『笑わせてくれる』には違いない。
『馬るこ師ならでは』の新鮮な切り口、新解釈に大いに感心しました。
これ、噺の原型を知らないお客様でも面白いのかな?

◆入船亭扇遊 『文違い』
雲助師の型?
言い回しがそっくりでした。

人物造形がしっかりしていて、聴き心地がすこぶる良いですねぇ。
流石の至芸。
味わい深い一席でした。好高座。

~仲 入~

◆橘家文蔵 『試し酒』
呑みっぷりよりも二人の旦那の “会話” 、またそれに久蔵を絡めた “三人の遣り取り” 、そして久蔵の “酔っていく様” を強調している印象。
好かったなぁ。
素晴らしい高座でした。

◆柳家三三 『五貫裁き』
主任根多が続き、いささか “聴き疲れ” を覚えましたが、こちらも凄かった。

私、この噺はあまり好みではないのですが・・・
三三師、嫌味を排し面白おかしく演ってくれました。
“尻押しの大家さん” に嫌味を背負わせたのが奏功しましたかね。


跳ねて『満足、満足』と独りごちつつ家路へ。




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らくご街道 雲助五拾三次 -大詰- 9/26

 9月26日(火)らくご街道 雲助五拾三次 -大詰- 日本橋劇場

2013年 4月12日に “発端” で旅に出た雲助五拾三次。
今夜は第五十回の節目、いよいよ “大詰” 。
演目発表はなく、お楽しみといったところ。

◆桃月庵はまぐり 『たらちね』
女乞食の『長々亭主に患われ・・・』の科白など真に迫った感じで、場面の描写が緻密になって来ました。
巧くなったなぁ、という印象。

◆五街道雲助 『浮世床』
『はまぐりも来春二つ目昇進が決まりまして・・・』と嬉しそう。
将棋、本、隠し芸、夢。
お見事でした。

~仲 入~

◆五街道雲助 『藁人形』
冒頭、千住の女郎屋『若松(屋)』が出て来なくて立往生。
上手前列のお客様から『お熊』と声が掛かりましたが『お熊はわかっているのですが、女郎屋が・・・』
すかさず『若松屋』と発声があり事なきを得ました。
私も冒頭部で『藁人形』を演るのはわかりましたが、詳細を諳んじているお客様は流石ですな。

西念が陣吉に事の詳細を語る場面は芝居掛りで。
雲助師独特の演出ですね。

下げた後、五拾三次を五十回で『フェードアウト』する理由などの説明をしてくれました。
如何にも雲助師らしいので納得、といったところ。

跳ねてロビーで行き会った I さんと暫し談笑。今夜は二階席での鑑賞だったそうです。

帰りの車中で家人と『我々も “完走” した訳だし、近いうちに打ち上げでもやろうかね』
と意見一致。

雲助師匠、お疲れさまです。
そして、いたちやさんありがとう!




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プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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