国立劇場十一月歌舞伎公演 坂崎出羽守/沓掛時次郎 11/13

11月13日(月)十一月歌舞伎公演 坂崎出羽守/沓掛時次郎 国立大劇場

今月の国立劇場は “新歌舞伎” 二本。
“坂崎出羽守” と “沓掛時次郎” 。
『今日はカレンダー買わなきゃ』と三宅坂へ。


山本有三生誕百三十年
山本有三=作  二世尾上松緑=演出
坂崎出羽守  四幕
中嶋正留=美術

第一幕  茶臼山家康本陣
第二幕  宮の渡し船中
第三幕(一)  駿府城内茶座敷
     (二)  同 表座敷の一室
第四幕  牛込坂崎江戸邸内成正の居間


長谷川伸=作 大和田文雄=演出
沓掛時次郎  三幕
釘町久磨次=装置

序幕 (一) 博徒六ッ田三蔵の家の中
    (二) 三蔵の家の外
    (三) 再び家の中
    (四) 再び家の外
    (五) 三たび家の中

二幕目   中仙道熊谷宿裏通り

大詰 (一) 熊谷宿安泊り
    (二) 喧嘩場より遠からぬ路傍
    (三) 元の安泊り
    (四) 宿外れの路傍

中 村  梅  玉
中 村  魁  春
尾 上  松  緑
中 村  松  江
坂 東  亀  蔵
中 村  梅  枝
中 村  歌  昇
市 村  竹  松
市 川  男  寅
中 村  玉 太 郎
尾 上  左  近
市 村  橘 太 郎
中 村  歌女之丞
嵐    橘 三 郎
河原崎 権 十 郎
市 村  萬 次 郎
坂 東  楽  善
市 川  左 團 次
       ほか

◎『坂崎出羽守』
男として身につまされる物語。
千姫救出の折、顔に大火傷を負ってしまった出羽。
しかし肝心の千姫は本多平八郎に好意を抱いている素振り。
ここで出羽が “良いところを見せよう” と武張るのですが・・・
こういう事は男なら誰しも経験することですし、些か “身に覚えあり” なので、何か直視出来ない感情になりました。
大抵上手く行かないのよ、格好つけてやると ^^;

松緑丈渾身の演技。
精神的に追い詰められて行く出羽、その内面を鮮やかに見せてくれました。
左團次丈の金地院崇伝も印象的。

◎『沓掛時次郎』
梅玉丈大出来。
人情に篤い時次郎を好演。
劇中の『追分節』もまたお見事。
おきぬを演じた魁春丈も好かった。
八丁徳役の楽善丈、貫禄の演技でした。

『いやぁ、堪能したぁ!』と、カレンダーを小脇に独りごちつつ家路へ。


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国立劇場十月歌舞伎公演 霊験亀山鉾 10/5

10月 5日(木)十月歌舞伎公演 霊験亀山鉾 -亀山の仇討- 国立大劇場

6月の歌舞伎鑑賞教室『毛抜』以来、久し振りの国立大劇場。
通し狂言となりますと今年3月の伊賀越道中双六以来ですので半年振りと言ったところ。

四世鶴屋南北=作
奈河彰輔=監修
国立劇場文芸研究会=補綴

通し狂言 霊験亀山鉾 四幕九場 ー亀山の仇討ー
      
序 幕
     第一場 甲州石和宿棒鼻の場
     第二場 同 石和河原仇討の場
     第三場 播州明石網町機屋の場

二幕目
     第一場 駿州弥勒町丹波屋の場
     第二場 同 安倍川返り討の場
     第三場 同 中島村入口の場
     第四場 同      焼場の場

三幕目
     播州明石機屋の場

大  詰
     勢州亀山祭敵討の場


片岡 仁左衛門
中村 歌  六
中村 又 五 郎
中村 錦 之 助
片岡 孝 太 郎
中村 歌  昇
中村 橋 之 助
中村 梅  花
片岡 松 之 助
上村 吉  弥
坂東 彌 十 郎
中村 雀右衛門
片岡 秀 太 郎
 ほか

仁左衛門丈の『悪役』というだけでわくわくする訳ですが、期待に違わぬ『名悪役振り』で惚れ惚れしました。
主人公 “藤田水右衛門” 、そしてその「そっくりさん」 “古手屋八郎兵衛(実は隠亡の八郎兵衛)” の二役ですが、実に何とも『悪い』ですなぁ。巧いなぁ。
前半に出て来る錦之助丈の “石井源之丞” の色気と優しさが、仇の藤田水右衛門の卑怯、狡猾を引き立てる、この対比もお見事。
流石に芝居ってのは良く出来ていますなぁ。解り易い。
序幕から大詰まで出ずっぱりの又五郎丈、そして大詰の歌六丈も大変印象に残る好演。

大団円の後、死人もむっくり起き上がり、舞台に残った数名とともに『まぁず本日はこれぎりぃ』と御挨拶。
古風で良かったですねぇ。

いやぁ面白かった。

『しかし焼場で降らせた雨、凄い水量だったけれども、あの水はどう処理しているのかな?』などつまらない事を考えながら家路へ。




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浅利演出事務所公演 思い出を売る男 9/6

 9月 6日(水)日下武史追悼公演 思い出を売る男 自由劇場

本日初日を迎えた浅利演出事務所公演 加藤道夫作『思い出を売る男』 。
今年5月に逝去された日下武史氏の追悼公演。9月10日(日)までの5日間、六回の公演です。
『日下翁の乞食、科白の一言一言に実に力が籠っていたなぁ、まさに言霊という感じで・・・。サックスの音色で日下翁も降りて来ないかしらね・・・』など、様々思い出しながら自由劇場へ。

劇場ロビーには小さな祭壇が設けられ、日下翁の様々な舞台写真(お若い時も含め)と遺影が・・・
ご遺族、そして浅利氏は「関係者」として最後列の親子鑑賞室で観劇された様子です。
初日の今日は客席にも日下翁や劇団四季と関係の深かった人達が多かったですね。
皆さん、やや沈痛な表情をされておいででした。

○思い出を売る男  近藤真行
○花売娘  吉田彩乃
○広告屋  近藤利紘
○街の女  野村玲子
○G.I.の青年  五十嵐 春
○恋人ジェニィ  笠松はる
○乞食  山口嘉三
○黒マスクのジョオ  宮川智之
アンサンブル   佐藤靖朗  劉 毅  関 廣貴
○シルエットの女  吉田 藍

ごあいさつ  坂本里咲

近藤真行演ずる主人公「思い出を売る男」が素晴らしい説得力。
野村も安定の演技。
注目される乞食役の山口、独特の間で演ってくれました。巧いなぁ。
黒マスクのジョオの宮川、哀愁漂う人物像が新鮮な感じ。
恋人ジェニィの笠松、圧倒的存在感。
G.I.の五十嵐も抑えた演技でまとめてくれました。

出演の皆、完成度の高い上質な舞台。
うむ、好い芝居を観た、と独りごちつつ家路へ。


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華麗なるコンチェルト・千住真理子  8/27

 8月27日(日)華麗なるコンチェルト・千住真理子 <偉大なる自然への憧憬> 横浜みなとみらい大ホール

今年2月スーク室内オーケストラ との共演を聴いた折に買い求めたチケット。
blog を書いていなければチケットを求めた事も忘れてしまいそう^^;

ヴァイオリン:千住真理子(ブラームス/千住 明)
指揮:柴田真郁
神奈川フィルハーモニー管弦楽団

フリードリヒ・ローベルト・フォルクマン
弦楽のためのセレナード第2番 へ長調 op.63

ヨハネス・ブラームス
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77

千住 明
ヴァイオリンとストリングオーケストラのための「四季」

千住 明
ヴァイオリン協奏曲「リターン・トゥザ・フォレスト」

アンコール
千住 明
大河ドラマ「風林火山」より
風林火山

いやぁ癒されました。
アンコール前に『千住三兄妹』のご挨拶などもあってほんわかとした雰囲気のコンサートでした。
神奈川フィルも好かった。
満足、満足。


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だるま食堂 単独コントライブ -祭りでドンヒャラ- 7/29

 7月29日(土)だるま食堂 単独コントライブ -祭りでドンヒャラ- のげシャーレ

盆暮れ恒例のだるま食堂コントライブ。
会場ロビーは今回テーマの『祭』にちなみ、射的やお化け屋敷などのアトラクション。
祭情緒一杯。
二部構成の後半はボインボインショー。
愉しいコント。
満足。



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プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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