2012年 7月 鑑賞記録

7月
◯ 6日(金)落語白樺派 喜多八、菊六、はな平  にぎわい座
◯11日(水)ええから加減  シアタークリエ
◯24日(火)鈴本 夜席  主任 喜多八  鈴本演芸場
◯28日(土)だるま食堂  のげシャーレ

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だるま食堂 7/28

 7月28日(土)だるま食堂のコントで綴る歌謡ベストヒット のげシャーレ

だるま食堂25周年記念&横浜にぎわい座開場10周年記念、と銘打った二日間の興行。
“だるま食堂”は家人も私もお気に入りのパフォーマンス、ここ“のげシャーレ”の公演は出来るだけ足を運んでいます。
今日は初日マチネを選んでやって参りました。

ライブコントの合間にプリレコーディングしたコントを流し、客席笑いっぱなしの二時間。
質の高いパフォーマンスに満足至極。

笑い過ぎてくたびれちゃった。







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鈴本7下夜 7/24

 7月24日(火)鈴本演芸場 夜席

今席は喜多八師の芝居。
一琴、白酒、扇遊の各師が揃い、仲入に馬石師というなんとも嬉しい顔付けです。

柳家まめ緑 桃太郎
柳家わさび 湯屋番(豆腐まで)
翁家和楽社中 太神楽
柳家一琴 転失気
桃月庵白酒 親子酒
昭和のいる・こいる 漫 才
入船亭扇遊 一目上がり
隅田川馬石 王子の狐

~仲 入~

大空遊平・かほり 漫 才
柳家はん治 ろくろ首
林家正楽 紙切り
柳家喜多八 盃の殿様

◆一琴 『転失気』
和尚に呼ばれた珍念のライアティア張りの長~い返事で客を前に向かせました。
表情豊かに明るい高座。好演。

◆白酒 『親子酒』
イチローの電撃トレードの話題などを振りながら、客席を観察していましたが、腹が決まってからはいつもの様にたたみかけて来ました。
大師匠の型ほど大げさではなく、やや抑えた演出は伯楽師の型に近いかなぁ?
『婆さん!婆さん!、・・・死んじまったのかい?』など「らしいくすぐり」満載で大笑いさせてもらいました。

◆扇遊 『一目上がり』
元気な八五郎、陽気な御隠居、客席も師の明るい表情に釣り込まれ賑やかに。

◆馬石 『王子の狐』
動物の描写の上手な師が、これまたお得意の女性(母狐)を演ずるのですから、堪らない。客席は前のめりになってしまいます。
後半、騙した男が悪夢で七転八倒する様をもう少し丁寧に描き込めば、一段と噺が締まる様な気がします。

◆はん治 『ろくろ首』
今夜一番の高座と見ました。
独特の抑揚のはん治節が上手く噺に嵌まって、まさに炸裂した感じ。大爆笑。

◆正楽 紙切り
鋏試し線香花火~ラジオ体操~三人吉三~喜多八師匠

◆喜多八 『盃の殿様』
お殿様の様子が如何にもという感じで、良かったですねぇ。
盃を持った使者は、小倉の港から海路兵庫明石へ。そこから陸路京大阪を回り東海道を江戸へ下る訳ですが、つい先日私も兵庫から車で帰京したばかり。
「鈴鹿峠を越えまして~その手は桑名の焼き蛤」など、車中で家人に言い立てていたのを思い出して大笑い。
この言い立てが多少つかえましたが、これも味のうちですね。
大いに楽しめました。

跳ねて外へ出ると蒸した暑さ。
こんな陽気に盃を持って走るのは難儀だろうなぁ~、と一人ごちながら家路へ。





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ええから加減 7/11

 7月11日(水)ええから加減 シアタークリエ

藤山直美×高畑淳子ならばハズレはなかろう、と東宝から案内が来た時点で即決しました。
短編小説がどんな舞台になっているのか楽しみです。

原作:永田俊也、脚本・演出:田村孝裕。
主な出演は藤山直美、高畑淳子、赤井英和、田山涼成、逢坂じゅん、芋洗坂係長、武岡淳一、三倉佳奈。

いやぁ、楽しかった~。
藤山直美、圧倒的存在感。
赤井、逢坂と受け手も揃って縦横無尽の演技。
高畑はかなりの緊張を強いられている感じでした。藤山に精一杯でついて行っている印象。しかも高畑は喉をつぶしてしまったらしく、声を張る場面が多いのにそこでガラガラ声になってしまうのが、なんとも残念。

しかしながら劇中劇ならぬ劇中高座の漫才が確かですし、高畑も問題は声のみで演技はいつもの通りですので
物話には無理なく入れました。

逢坂(レツゴーじゅん)も赤井も良かったなぁ。

素敵な舞台でした。
藤山直美の芸の深さを思い知りました。素晴らしい。

原作より後味の良い脚本にも拍手ですね。

もう一度、と思いましたが既に全公演全席soldout。
残念。

しかし、今夜観ることができて良かった。家人ともども高揚気味かつ幸せな気分で家路へ。






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落語白樺派 7/6

 7月 6日(金)落語白樺派 にぎわい座

円熟の柳家喜多八師匠、
今秋真打昇進、古今亭菊六さん

新旧、或いは静と動かな?
なかなか興味深い組み合わせの会へ、家人と連れ立ってやって参りました。

◆古今亭半輔 『たらちね』
5月晦日の菊之丞独演会でも感じましたが、この頃は自信を持って高座に上がっている印象。
堂々としてめりはりの効いた高座でした。

◆林家はな平 『黄金の大黒』
今ひとつ演者も客席も乗り切れず。
ダレちゃった。

◆古今亭菊六 『権助提灯』
主人と権助のやりとり、面白かったですねぇ。主人の大店の旦那らしい鷹揚な雰囲気と、権助の真実を突く正直な言動(本人の意識しない毒舌)が絡み合って見事でした。
内儀と妾の演技はもう、言うことないです。女性を演じさせたらこの人は絶品ですね。
ご主人が疲労困憊していく描写が浅かったのは、やや短縮版だったからかしら?
好演。

◆柳家喜多八 『鰻の幇間』
私にとって今年の初『鰻の幇間』
枕に本来の幇間の役割などを振っておいて(幇間は座敷遊びの言わば番頭さん、噺家が演ずる幇間のようにぺこぺこ媚びたりはしないそうです)、ご近所に住まわれていた三代目桜川善平師の話を少し。

喜多八師の一八、野幇間の哀愁が滲み出てるなぁ。
基本は八代目文楽師~志ん朝師型の様ですが、一八が浴衣掛けの客を思い出せずに狼狽える場面(口を開け閉めして息を吸ったり吐いたりする感じ、口は動くが言葉は出ない)で、私は先代馬生師を想い起こしました。
手銭でやってると知った一八のがらりと変わる表情、口調が面白かったなぁ。
素晴らしい高座。
喜多八師いま乗りに乗っている、という印象を持ちました。

~仲 入~

◆林家はな平 『たがや』
緞帳が上がりめくりを見てびっくり。
誰しもが菊六さん~喜多八師の後半と信じて疑わなかったと思いますが、はな平さんが喰付きなら三人でもう一席づつかな?
すぐに説明があり、喜多八師帰られたとのこと。
ちと落胆しましたが、菊六さんの主任高座を一足先に目撃する期待感で打ち消されました。

このはな平さん、地噺の方がうまく喋る様子。と言いますか会話の時の上下と声の演じ分けのめりはりに課題があるのかしら。一本調子で時折いま誰が喋ってるのか、理解出来ない場面あり。
地噺でも口調は達者なのに何か足りない感じ。
説明が多くてこちらが噺に入り込めないんです。
江戸時代と現代を行ったり来たりせず、あんこなしで噺に集中された方が良いと思いました。
照れがあるのかな?
部分々々は光るものがあるんだから、頑張って!

◆古今亭菊六 『稽古屋』
今夜の主任根多は菊六さん十八番のこれ。
真打の芸を堪能しました。
上手だなぁ。
清元も踊りも自信たっぷりに演じ、私は若い時の小朝師の稽古屋を思い出しました。
下座の姐さんとの息も合っていましたし、文句なし。好演でした。

今夜はどうした訳か客席が薄く、それを各演者も話題にしていましたが、内容は素晴らしかったですね。

家人と二人ポツリと来た雨の中、喜多八師の見事な表情と、お師匠さんになりきった菊六さんの演技の確かさを話題にしながら帰途へ。





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プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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