2013年 2月 鑑賞記録

2月
◯ 2日(土)花形演芸会  国立演芸場
◯ 6日(水)劇団四季 サウンド・オブ・ミュージック  四季劇場[秋]
◯16日(土)国立 昼席  主任 馬生 鹿芝居  国立演芸場
◯19日(火)五代目柳朝二十三回忌追善落語会  日本橋劇場
◯22日(金)人形町らくだ亭 小満ん、一朝、春蝶  日本橋劇場
◯26日(火)鈴本 夜席  主任 小せん  鈴本演芸場
◯28日(木)劇団四季 ライオンキング  四季劇場[春]

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劇団四季 ライオンキング 2/28

 2月28日(木)ライオンキング 四季劇場[春]

ロングランを続けている劇団四季 Disney ライオンキング。十五年目でしたっけ。凄いね。
今日は家人と連れ立って平日のマチネへやって参りました。

主な出演者は次の通り。

◯ラフィキ 金原美喜 ◯ムファサ 内田 圭 ◯ザズ 明戸信吾
◯スカー 下村尊則 ◯ヤングシンバ 野田宏海 ◯ヤングナラ 満薗梨奈
◯シェンジ 小林英恵 ◯バンザイ 白瀬英典 ◯エド 中村智志
◯ティモン 澤村明仁 ◯プンバァ 川辺将大 ◯シンバ 島村幸大
◯ナラ 池松日佳瑠 ◯サラビ 大岡 紋
◯パーカッション 藤井珠緒 小澤敏也

いやぁ大迫力でしたぁ~。
紹介しきれなかったアンサンブルの皆さんも含め、出演者全員が『いい舞台にしよう』と力を合わせている感じ。
本当に一人一人が全力で役を演じていました。素晴らしい。

大満足のライオンキング。
いやぁ、好かった好かった。
『ロングランには訳がある』『ハクナマタータ』と訳の分からぬ言葉を家人と交わしながら家路へ。





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鈴本2下夜 2/26

 2月26日(火)鈴本演芸場 夜席

『知り合った時分は“青年将校”だったけれども、今や“老兵”だね』など言い合いながら、長い鑑賞歴を持つ友人と二人、久々の鈴本。

林家扇 金明竹
柳家麟太郎 一目上がり
鏡味仙三郎社中 太神楽
柳家一九 黄金の大黒
三遊亭歌武蔵 漫 談
柳家紫文 三味線漫談
春風亭正朝 六尺棒
五街道雲助 ずっこけ

~仲 入~

ロケット団 漫 才
柳亭燕路 花見小僧
林家二楽 紙切り
柳家小せん 野ざらし

◆麟太郎 『一目上がり』
落ち着いた語り口調、手堅い印象。
下げの「芭蕉の句」で、前座の『金明竹』と丸きりついてしまう事に気づかなかったのかな?

◆一九 『黄金の大黒』
大家さんへの口上場面が愉快。面白かったなぁ。

◆正朝 『六尺棒』
十八番を掛けて来ました。
こういう孝太郎の様な小悪が上手いねぇ~。活き活きとした表情で愉しい高座。

◆雲助 『ずっこけ』
こちらもお家芸の酔っ払い百態から汁粉屋の枕を振って十八番へ。

可愛く、また気の毒な居酒屋の小僧さん。
「草津の湯」で下げるかと思いきや、最後までたっぷり演りました。
流石の至芸を堪能。

◆燕路 『花見小僧』
「小僧」がつくんですよ、雲助師『ずっこけ』と。
小僧二態と言ったところ。

但し出来は秀逸。面白かったですねぇ。

◆二楽 紙切り
鋏試し桃太郎、雛祭り、花嫁。
「花嫁」は同時に声の掛かった「花見小僧」と「小せん師匠」をも取り入れて切りました。お見事。

◆小せん 『野ざらし』
釣りの枕。てっきり『唖の釣り』と思いましたが、先代小せん師の十八番『野ざらし』。
先代と当代とは師弟の関係ではありませんが『先代の十八番だなぁ』ぐらいの意識はするのかしらん。

通常は八五郎の釣り場面で盛り上げて切りますが、珍しくも『夜鷹版』を最後まで。
きっちり三十分の高座。好演。


跳ねて『野ざらし』の通しを生で聴いたのは初めてかも知れないなぁ~
など友人と語らいつつ家路へ。





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第46回人形町らくだ亭 2/22

 2月22日(金)第46回人形町らくだ亭 日本橋劇場

今夜の主任は小満ん師『居残り佐平次』。
一朝師『黄金餅』。
客演は上方から桂春蝶師『地獄巡り』。他に柳家一琴師『牛ほめ』と前触れされています。

◆林家まめ平 『真田小僧』

◆柳家一琴 『牛ほめ』

◆春風亭一朝 『黄金餅』
志ん生師が降りてきたのでは?と思いました。次第々々に声までもが志ん生師に聞こえてきたのですが、これ私の思い込みかしら。

道中の言い立ては出だしやや慎重ながら、次第に調子が出てきて中手が入りました。
出鱈目な読経場面の描写も秀逸でしたねぇ。
陰惨な噺も一朝師の切れのある口調でさっぱりと仕上がった感じ。好演。

~仲 入~

◆桂春蝶 『地獄巡り』
春蝶師、私は初見ですが上手ですね。
自信に満ちた高座。面白かったなぁ。
しかし最後に父親である先代を登場させるのは反則だよ~。ちょっと潤んじゃったじゃない。

演題は『地獄八景亡者戯』とした方が上方らしくて良かったのではないかしらん。
とこれは席亭に注文。

◆柳家小満ん 『居残り佐平次』
小満ん師らしく大袈裟を排した静かな描写。そして独特の洒脱な言い回しが随所に散りばめられました。

まるきり当て推量ですが、この『居残り』を得意とし白浪五人男の台詞を噺に取り入れた“盲の小せん”こと初代柳家小せん師の型をそのまま演じたのではないかしら?

佐平次を含め四人で登楼、投げ込みは一人五円計十五円、女性は一人も出てこない演出。
芝の勝つぁんの座敷に佐平次が下地を持って上がり、持ち上げて祝儀を切らせますが霞花魁は登場しないまま場面は切り替わります。
この座敷場面のみならず、上手に噺を刈り込んで、佐平次の畳み掛ける調子と噺の展開が見事に同期していました。

下げはなく、妓楼の主人と佐平次のやり取りを盛り上げたところまで。
素晴らしい出来。
佐平次の人物造形は通常『現実にはあり得ない厚かましさ』なのですが、小満ん師のより写実的な描写ですっかり噺に入り込んでしまいました。
いやぁ、凄かった。
名演と申し上げて差し支えありますまい。


小満ん師『居残り』の余韻に痺れながら家路へ。





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五代目春風亭柳朝追善落語会  2/19

 2月19日(火)五代目春風亭柳朝二十三回忌追善落語会 日本橋劇場

懐かしいなぁ。柳朝師匠。
あの歯切れの良い口跡。なんとも言えぬ“暴れん坊”の雰囲気。
もう二十三回忌ですか。
『こちらも歳をとったって事だね、こりゃぁ』と独りごちながら氷雨上がりの人形町へやって参りました。

◆柳家おじさん 『狸札』

◆春風亭一之輔 『唖の釣り』
いつもの様に歯切れの良い口調。
愉しく演じました。
ふわふわっとした軽い味わいで好かったですね。

◆春風亭正朝 『祇園祭』
直伝の十八番を寄席の尺で。
見事な祭り囃子に中手が入りました。
好演。

◆柳家権太楼 『火焔太鼓』
権太楼師の『火焔太鼓』は昨年鈴本5上夜(5/10)以来と思います。
あの晩は私の好みとかけ離れた演出、しかも急ぎ足気味の高座で好い印象が残りませんでした。
今夜は丁寧な描写でしたね。

~仲 入~

◆春風亭一朝 『天災』
この噺、こんなに面白かったんだ?と思わず膝を打つ好高座。
素晴らしい出来。
大喜利の座談会でも話題になりましたが、演り手のいない難しい噺を一朝師が見事な江戸前口調で好演しました。

◆春風亭柳朝 『蒟蒻問答』
数珠を手に登場。
やや調子を欠いたか、何ヶ所か言い違いがありました。緊張していたのかな?
言い違いは大きな破綻には至りませんでしたが、最後まで何かこなれない雰囲気。
残念ながら、送り手は少なかった様な気がしました。

◆追善座談会
上手から一之輔師、権太楼師、一朝師、柳朝師、正朝師。
司会の正朝師、そして一朝師、権太楼師を中心に、五代目柳朝師の逸話の数々を披露してくれました。
会ったこともなく、高座にも接していないと言う柳朝、一之輔両師は専ら頷き役。

所謂江戸前の口調、調子、言い回しに優れていた柳朝師。
お弟子さんへも鼻濁音を厳しく指導していたそうです。
一朝師も相当直されたと言うのですから驚きました。一朝師の今は柳朝師の指導の賜物なんですねぇ。

権太楼師は旧池袋演芸場で合同稽古して貰った『蛙茶番』を例に挙げながら、柳朝師の噺は洗練されていて無駄な言い回しが全く無い、と発言していました。
私自身、高座を観ているときには感じませんでしたが、亡くなってからビデオを見て『繊細な組み立てだったんだなぁ』と再認識した覚えがあるので、これには大きく頷いた次第。

また一朝師から、寄席の流れを大切にしていたとの発言があり、こちらも同感しました。
粋の裏側には、敏感で繊細な行き届いた気持ちがある訳です。

まぁいかにもと行った逸話が幾つも披露され、故師匠の懐かしい高座を脳裏に思い出しました。
個性的な噺家さんだったし、当時の私の印象は『達者な師匠だなぁ~』。
権太楼師も言っていましたが、江戸前言葉が常時家庭に溢れていた環境に育った人間にとっては、とても取っつき易い高座でした。
普段の家の中の話し言葉で噺が進んでいくのですから。

愉しい座談会の御開きは一朝師の音頭で三本締。

いい会だったなぁ。
故師匠の映像や音声も流して欲しかった気がしますが・・・。
あと、宝物の様に可愛がっていた小朝師、都合つかなかったのかな?

色々考えるところはあれど、故柳朝師を巡る企画は是非ともまた練って欲しいなぁ~、など呟きながら家路へ。





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国立2中昼 2/16

 2月16日(土)国立演芸場 昼席

昨年師走『らくご・古金亭』(12/8)の仲入に馬吉さんと駒松さんだったかな、一所懸命に暮れの鈴本鹿芝居の券を手売りしていました。
その時は見損ねてしまいましたが、国立で演るならば是非とも行きましょうと、家人と二人三宅坂へやって参りました。

柳家いっぼん 弥次郎
金原亭馬吉 ざる屋
蝶花楼馬楽 強情灸
金原亭世之介、古今亭菊春 漫 才
林家正雀 大師の杵
金原亭馬生 干物箱
金原亭世之介、古今亭菊春 獅子舞

~仲 入~

《大喜利 鹿芝居》 當ル八卦賑道中 -落語 御神酒徳利-


◆馬吉 『ざる屋』
この噺は私のお気に入りの内の一つ。
今日も愉しく聴かせて貰いました。

◆馬楽 『強情灸』
流石の出来。
落ち着いた高座で客席を温めました。

◆ハル&ヨノ 漫 才
世之介師、芸達者ですねぇ~。
菊春師のとぼけた芸風は、仲入後の芝居でも大いに発揮されました。

◆正雀 『大師の杵』
入れ事で笑いを誘いながらの『大師の杵』。お見事。

◆馬生 『干物箱』
こちらも手堅く客席を温めました。
馬生師らしく丁寧な演出。

◆鹿芝居 當ル八卦賑道中 -落語 御神酒徳利-
脚本=竹の家すゞめ(林家正雀)

◯万屋番頭吉兵衛 馬生 ◯女房お徳 正雀 ◯職人与五郎 世之介
◯伊勢屋番頭千吉 馬治 ◯旅人伊助 馬吉 ◯娘お花 彦丸
◯花嫁お菊 菊春 ◯隠居清六 馬楽

彦丸さんの女形姿の美しさに驚愕。上手いもんだなぁ。
馬生師、正雀師、馬楽師は本物の役者の様ですし、世之介師は何をしても形になる、と言うか形にする力がありますね。
いやぁ、笑った笑った。愉しい鹿芝居。
面白かったなぁ~。

満員となった国立演芸場のお客様も大満足の様子。

馬生一座の鹿芝居は今年で十年を迎えたとの事です。
座長の馬生師は勿論、出演者全員の芝居への取り組みが真剣だからこそ続いているのでしょう。
お見事でした。





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劇団四季 サウンド・オブ・ミュージック 2/6

 2月 6日(水)サウンド・オブ・ミュージック 四季劇場[秋]

1月16日に初日を迎えたサウンド・オブ・ミュージック。
再演のたびに、一度は観ておきたいなぁ~と思います。
初日から三週間経ちました雨の水曜日、ソワレへとやって参りました。


主な出演者は次の通り。

◯マリア 笠松はる ◯トラップ大佐 深水彰彦 ◯修道院長 秋山知子
◯エルザ 西田有希 ◯マックス 勅使瓦武志 ◯シュミット はにべあゆみ
◯フランツ 諏訪友靖 ◯ロルフ 石毛翔弥 ◯リーズル 若菜まりえ

“深水大佐”は初見。素晴らしい大佐でした。これはあたり役になるでしょう。
まず雰囲気がいい。軍人らしい佇まい、仕種。そしてやや憂いを帯びた表情。
勿論演技、歌唱も客席を集中させる力があります。

笠松、秋山はもう言わずもがな、安定安心の歌唱力と演技。好演でした。

勅使瓦、いつもの如くコミカルながら重要な役を安定感抜群にこなします。

リーズルの若菜、こちらも好かったなぁ。歌唱は勿論表情も演技も素晴らしい。まるで当て書きの様ですね。
この人は期待しちゃうなぁ。
ちと先走りますが、ゆくゆくは若菜マリアも観てみたいですねぇ。

今夜のカンパニーは相当強力。
辛口のお客様も満足させることの出来る力と感じました。

素敵な時間を過ごすことが出来ました。好かったなぁ嬉しいなぁ、と独りごちながら家路へ。





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花形演芸会 2/2

 2月 2日(土)第405回花形演芸会 国立演芸場

客演に鯉昇師。
国立演芸場の花形演芸会へ独りふらり。

◆林家木りん 『金明竹』

◆春風亭昇々 『鈴ヶ森』
期待していたのですが・・・。
工夫したくすぐりがことごとく上滑りなのは何故なのでしょうねぇ。
声を張り過ぎなのかなぁ。
面白い話って、ボソッと言った方が効果的なのかも。

◆瀧川鯉橋 『時そば』
ところどころに鯉昇師風味のくすぐりを織り込みましたが、あれほどの崩しはなく古典の範疇。
上手だなぁ、と聴いていました。

しかし下げの後に『実家来々軒の由来云々』と“二度下げ”するのはどうなんでしょう。
桃太郎師が時々やりますがねぇ、こういうことを。
噺の方は概ね楷書ながら、下げは行書、草書という感じで違和感ありました。

◆U字工事 漫 才
主任高座は別として、今日一番の高座と見ました。
面白かったなぁ~。

◆春風亭柳朝 『寝床』
うむ~。
長屋を回ってきた番頭の繁蔵が『長屋に死人が出まして皆参れません』と一言で片付けてしまうこの型は初めて聴きました。
こういう端折りもありかなぁ。
と言いますのも、私はまさにこの繁蔵代弁による長屋衆の言い訳場面が、この噺の最も面白い場面だと思っているからなのですが・・・。

今夜の柳朝師の型は、怒った主人が繁蔵のとりなしで機嫌を直す場面が見せ場でした。
演芸場でも『えっ?』と思いましたが、こうして書いていても『どうして?』と思う演出ですねぇ。

~仲 入~

◆瀧川鯉昇 『蒟蒻問答』
蒟蒻ならぬ『餃子問答』。
前方のU字工事が栃木県出身で、根多でも宇都宮餃子を話題にしていましたが、鯉昇師の浜松も餃子が有名とのこと。
一人当たりの消費は宇都宮が一番ながら、消費量の日本一は浜松なんだそうです。
そこから『餃子問答』へ。
流石の出来。

◆ふくろこうじ クラウン
クラウン=道化ですが、まぁパントマイム&ジャグリングと言う感じ。
帽子の芸を決め手に使いながら様々なジャグリングを見せます。
客席を巻き込んだ“見えないボール”が傑作でした。好演。

◆柳亭左龍 『花筏』
一言で言うと安定感ある高座。
安心して観ることが出来ました。
土俵上の仕切場面を時間の関係からかなぁ?さらりとやった分、下げが効かなかった感がありましたが、まずまずの出来だった様に思います。


今夜はU字工事が収穫だったなぁ、と独りごちながら家路へ。





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プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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