2013年 4月 鑑賞記録

4月
◯ 8日(月)隅田川馬石の芸術祭新人賞受賞を祝う会  にぎわい座
◯11日(木)志ん輔三昧 古今亭志ん輔独演会  にぎわい座
◯12日(金)らくご街道 雲助五拾三次 初回 -発端-  日本橋劇場
◯13日(土)むかし家今松独演会・春  国立演芸場
◯18日(木)鈴本 夜席  主任 白酒  鈴本演芸場
◯21日(日)劇団四季 リトルマーメイド  四季劇場[夏]

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劇団四季 リトルマーメイド 4/21

 4月21日(日)リトルマーメイド 四季劇場[夏]

ちょうど二週間前、4月7日に初日を迎えた劇団四季リトルマーメイド。
今日は雨の日曜、マチネへやって参りました。

久し振りの『新作』とあってチケットの売れ行きも好調の様子。
さぁ~どんな芝居になるのかなぁ~、楽しみです。

主な出演者は次の通り。

◯アリエル 谷原志音 ◯エリック  上川一哉 ◯アースラ 青山弥生
◯トリトン 芝 清道 ◯セバスチャン 飯野おさみ ◯スカットル 丹下博喜
◯グリムスビー 星野元信 ◯フランダー 大空卓鵬 ◯フロットサム 一和洋輔
◯ジェットサム 中橋耕平 ◯シェフルイ/リーワード 岩城雄太

ディズニープロデュースだけあって、まとまりのある構成。見応えありました。
芝トリトン、なかなか良いじゃぁありませんか。飯野セバスチャン、狂言回しを大熱演。こういうのも巧いのですねぇ、感心しました。


また観たいと思わせる魅力的舞台でした。
跳ねて家人と歩きながら『好かったねぇ~』。
いやぁ満足、満足。





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鈴本4中夜 4/18

 4月18日(木)鈴本演芸場 夜席

『鈴本の今席は白酒師の芝居ですよ』と、鑑賞歴の長い友人と連れ立ってやって参りました。

柳家緑太 やかん
古今亭志ん公 一目上がり
鏡味仙三郎社中 太神楽
蜃気楼龍玉 たらちね
橘家圓太郎 浮世床
ダーク広和 奇 術
五街道雲助 新版三十石
林家正蔵 一文笛

~仲 入~

林家正楽 紙切り
柳亭燕路 猿後家
柳家小菊 粋 曲
桃月庵白酒 抜け雀

◆志ん公 『一目上がり』
はっきりとした口跡、明るい調子。
面白かったです。

◆龍玉 『たらちね』
おや?ちょっと喉をやっちゃったですかね?ややかすれ声。
尺を縮めた『たらちね』を面白可笑しく。流石の出来。

◆圓太郎 『浮世床』
漫談で下りるのかな?と思いましたけれども『浮世床』へ入り姉川の合戦の中途まで。
本を読む表情に爆笑。

◆雲助 『新版三十石』
古今亭のお家芸且つ雲助師の十八番。
いつ聴いても愉しい一席です。
堪能しました。

◆正蔵 『一文笛』
上方の米朝師作とは後で知ったこと。
私は初めて聴きました。
正蔵師に合ったしっとりした雰囲気の一席ですね。好演。

◆正楽 紙切り
鋏試し相合い傘、紺屋高尾、暫、卒寿の祝い、初鰹。

◆燕路 『猿後家』
猿の表情は作らずにさらりと。
燕路師の高座はいつも明るく、何か得をした気分になります。
好演でした。

◆白酒 『抜け雀』
黒紋付で登場。
師匠との旅の話題などを枕に『相州小田原宿を歩く一人のお侍・・・』と入りました。
何回か白酒師の『抜け雀』には接していますが、今夜はまた一段と面白かったなぁ。間が絶妙でした。


跳ねて友人と『寄席の気軽な雰囲気を楽しめたね』と意見一致。





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むかし家今松独演会・春 4/13

 4月13日(土)むかし家今松独演会・春 国立演芸場

今松師『百年目』『開帳の雪隠』『締め込み』の三席。客演にあした順子先生、立川志遊師と触れられています。

◆立川笑二 『道具屋』
達者な前座さん。
初見ですが、この噺を聴く限り明日二つ目でも良いのでは?と思いました。
好演。

◆立川志遊 『権助医者』
前方に立川流を呼んでいただき、有り難いとの挨拶から。
これは客席の私も同感。
普段聴く機会の少ない噺家さんの高座に接するのは嬉しいものです。
好演でした。

◆むかし家今松 『開帳の雪隠』
昨年の末広2下昼(2/23)に聴いて以来お久しぶり。他の演者でも聴く機会がありませんでした。
手の内。いつ聴いても面白いですねぇ。

◆むかし家今松 『締め込み』
こちらも十八番。間抜け泥から大工とその女房の愉快な馴れ初めも楽しい『締め込み』。
会話が生きています。

~仲 入~

◆あした順子 漫 談
飛び箱を模した衣装で登場。
結城たかし先生をゲストに『順子ひろし』時代の根多を。
録音されたひろし先生の声も“共演”。

◆むかし家今松 『百年目』
馬生師型を聴くことが出来るのかと思っておりましたが、そうではなく圓生師の型。
旦那と儀兵衛の口調がやや伝法かな?とも感じられましたけれども、そこはそれ今松師。
噺全体を暖かい春の日差しのようにふんわりと仕上げ、説教染みた雰囲気の無い『今松師の百年目』を聴かせてくれました。


通常の興行ならばまず選択しない下手の端席でしたので『噺に入り込めないのではないかしらん』と懸念しましたが、落ち着かない居心地ながら楽しむことが出来ました。

『自然体の今松流』を堪能したなぁ~と独りごちながら家路へ。





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らくご街道 雲助五拾三次 -発端- 4/12

 4月12日(金)らくご街道 雲助五拾三次 -発端- 日本橋劇場

『らくご街道 雲助五拾三次』。
向こう五年間に渡り『東海道五拾三次』を踏破しよう、ほぼ毎月独演会を開催し五拾月を超えよう、という野心的且つ魅力的企画が始まりました。

今夜はその初回 -発端-。
雲助師『百川』他と前触れされています。

◆柳亭市助 『たらちね』

◆五街道雲助 『三人旅~発端』
新たに始まるこの『らくご街道 雲助五拾三次』についての説明から。
『雲助月極十番』は壮年期の芸の集大成のつもりで意気込んで取り組んだ。それは六十五歳が一つの転換期だと考える為。
今後は衰えていく部分もあるだろうけれども、それも楽しみながら各回趣向を凝らしてやって行きたい、とのことでした。

無尽の初回に貰い番となり十五両を手にした男、さてどう遣おうかと友人に相談。吉原総揚だなど景気の好い話から『じゃぁ、熊さん誘って伊勢へでも旅を』と、『三人旅のこれが発端でございます』。
ごく珍しい噺で、お客様が今後聴く機会はおそらくないでしょう、と雲助師。
軽妙な言葉の遣り取りがなかなか面白い一席でした。

◆五街道雲助 『百川』
下がらずに続けて『百川』へ。
祭の話題から四神剣の説明を入れて、百川二階場面、河岸の若い者の会話を歯切れの良い江戸前口調で見事に活写しました。
一転して田舎言葉の百兵衛さんもまた雲助師は巧いのですよねぇ、言葉の魔術師だねまるで。
面白かったなぁ。
非常に印象的な一席でした。

~仲 入~

◆五街道雲助 『明烏』
出囃子は鞍馬。
『若旦那の発端を』と遊びの枕を振って『明烏』。
雲助師は若旦那が実に巧いなぁ。
もう泣いたり騒いだり駄々っ子の有り様の若旦那を、面白可笑しく演じました。
この一席も『何年かに一度巡り会えるかどうか』の素晴らしい出来。
いやぁ、恐れ入りました。


『百川』『明烏』の二席ともに物凄い完成度で『老後のお楽しみ』なんて呑気さは微塵もありませんでした。
改めて言うのもおかしいのですが、いやぁ~巧みだなぁ、まったく。
非常に濃密な時間でした。

跳ねて家人と『もしかしたら、我々は伝説となる高座に今夜触れたのではないか』と喋りながら家路へ。





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志ん輔三昧 古今亭志ん輔独演会 4/11

 4月11日(木)志ん輔三昧 古今亭志ん輔独演会 にぎわい座

嬉しい企画が始まりました。
『にぎわい座 志ん輔三昧』。
今夜は志ん輔師『柳田格之進』『幾代餅』と古今亭のお家芸を引っさげての初陣。
『嫌いな噺、やりたくない噺』と言っていた『柳田』ですが、それを新たな会の最初に選択してきたのは、何か心境の変化があったのかしらん。
大根多二席。楽しみです。

実は先月(鈴本3下夜)志ん輔師の芝居の九日目(千穐楽が代跳ねでしたから実質的には楽日)、私『演目の読み違い』をして、十八番を聴き損ねました。

参考までに鈴本3下夜の主任演目:
幾代餅、お直し、唐茄子屋政談、子は鎹、お若伊之助、明烏、居残り佐平次、お見立て(志ん輔師HPより)
これが八日目まで。
で、九日目なのですが私はてっきり『柳田格之進』と思ったのですね。
そして「もし『柳田』だと、初日に『幾代餅』を聴いているし4/11(今夜)のにぎわい座と丸々被るなぁ~」と、時間は空いていたのに出向かなかったのです。
行かなかった九日目の根多は、これまた十八番の『佐々木政談』。
なんていうのかなぁ、惜しいことしたなぁ~。

それはさておき
さぁ今夜。

◆古今亭半輔 『出来心』

◆桂 才紫 『黄金の大黒』
来春真打昇進の決まっている才紫さん。「桂やまと」を襲名するとのことです。おめでとうございます。
噺の方は手の内という感じの『黄金の大黒』。
明るい高座。好演でした。

◆古今亭志ん輔 『柳田格之進』
昨年11月20日の鈴本『志ん輔・扇遊二人会』以来の『柳田』。
その時の私の感想は・・・
http://70kirakuan.blog.fc2.com/blog-entry-82.html
「全般を通じて柳田の武張った様子の描写が弱く、張り詰めた緊張感に欠けた感じで、柳田の造形が甘いかなぁ~とやや物足りない印象」でしたが・・・
今夜は人物造形がきちっと決まり、全く文句なし。
元来絶品だった「柳田と娘お絹の遣り取り」もまた一段と磨きが掛かり素晴らしい出来。
そして『成る堪忍は誰もする、成らぬ堪忍するが堪忍。柳田の堪忍袋の一席』と〆。これがまた格好よく決まるのですねぇ、志ん輔師。
感動しました。好かったなぁ~。

~仲 入~

◆古今亭志ん輔 『幾代餅』
肩の荷が下りた雰囲気。
『次回(8月)の根多を決めたので今お知らせします『唐茄子屋政談』他一席です』と告知してくれました。
楽しみです。

さて『幾代餅』。
何度も書いていますが、清蔵が幾代太夫の錦絵に初めて接する具足屋(絵草紙屋)店頭の場面。
清蔵と女将さんの会話中に、清蔵と具足屋店先に一緒に居合わせた見知らぬ誰かとの遣り取りを挿み、直接話法で幾代太夫の紹介をします。
この、時間を巻き戻して場面を再現する演出が私はなんとも好きなのですよ。
今日も『好いなぁ~』と聴き惚れておりました。

『傾城に誠なしとは誰云うた、幾代餅の一席にて今夜はお開き』と決め台詞も格好よく、丁寧に辞儀をしながら緞帳を降ろしました。


跳ねて家人は『柳田』は物語とすれば『馬石師型』(お絹の身売りではなく刀を売る)が好みだけれども、志ん輔師の描写力に圧倒された。
また『幾代餅』はもう文句なく志ん輔師が好いなぁ~、との感想。
十八番だものね。
二席とも講釈風の〆なのが如何にも古今亭だね、など喋りながら帰宅。
いやぁ、素晴らしい高座だったなぁ。好かったぁ~。





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隅田川馬石の文化庁芸術祭新人賞受賞を祝う会 4/8

 4月 8日(月)隅田川馬石の文化庁芸術祭新人賞受賞を祝う会 にぎわい座

ここのところご無沙汰のにぎわい座。
今夜は馬石師の芸術祭新人賞受賞を祝う会と銘打ち、五街道雲助師、蜃気楼龍玉師を客演に迎えて一門会の様相。
私、日本橋の人形町らくだ亭を見送ってこちらへ馳せ参じました。

◆林家なな子 『寿限無』

◆蜃気楼龍玉 『一眼国』
珍しく長い枕を振って入りました。
六十六部と話している時の香具師の表情、口調、見事でしたねぇ。
面白かったなぁ。

◆五街道雲助 『お見立て』
お馴染みの女郎買いの枕からお家芸の『お見立て』。
杢兵衛大尽と喜助の噛み合わない会話に大笑い。
喜助に知恵を授ける喜瀬川の面倒くさそうな気だるい雰囲気を、これほど巧みに描き込めるのは雲助師をおいて他にないでしょう。
素晴らしい高座でした。

~仲 入~

-口 上-
上手より、雲助師、馬石師、龍玉師。
司会、龍玉師。

雲助師、嬉しそうだったなぁ。
矢張りお弟子さんが受賞する、誰かに認められる、というのは師匠としても大きな喜びなのでしょう。
それも師匠直伝の『お富與三郎』での受賞ですからね。
雲助師匠の音頭で三本締。
和気あいあいとした口上に、観ているこちらも恵比寿顔。

◆隅田川馬石 『お富與三郎』~玄冶店
『発端』『木更津』を地噺でさらりと紹介して『玄冶店』へ。
蝙蝠安、目玉の富八の悪党っぷり、巧いなぁ。
糸に乗せた長台詞も格好よく決まり文句なし。
堪能しました。


お隣のお客様、誰に向かって言うでもなく『こういうのやる人、中々いないものなぁ、好かったなぁ』。
私も思わず頷きながら相槌を打ちました。

帰宅して家人に『いい会だったよ』と報告。





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プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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