2013年 8月 鑑賞記録

8月
○ 2日(金)らくご街道 雲助五拾三次 第五宿 -惨劇-  日本橋劇場
○ 9日(金)志ん輔三昧 古今亭志ん輔独演会  にぎわい座
○12日(月)睦会~扇遊・鯉昇・喜多八 三人会  にぎわい座
○17日(土)花形演芸会  国立演芸場
○23日(金)よこはま萬々 三遊亭萬橘独演会  のげシャーレ
○25日(日)国立名人会  国立演芸場


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国立名人会 8/25

 8月25日(日)第366回 国立名人会 国立演芸場

お目当ての春團治師が病気の為休演と発表されたのは8月8日でしたか。代演に福團治師登場。
尚代演に伴い、春團治師『高尾』から福團治師『藪入り』と演目も変更されました。
気を取り直して三宅坂、雨上がり。


◆柳家まめ緑 『やかん』

◆桂春蝶 『地獄めぐり』
十八番ですね。春蝶師の高座には三回接している筈ですが、演目は全てこの『地獄八景亡者戯』。
今日もまた、はめものも賑やかに愉しい一席。
最後の場面は本当反則だよなぁ。聴く度に目頭が熱くなります。好演。

◆柳家喜多八 『あくび指南』
こちらも手の内、十八番の根多。
抜群の出来。面白かったなぁ。

◆桂福団治 『藪入り』
ぼやきの枕で客席を前のめりにさせて、本編へ。
亀ちゃんが帰ってきてから随分長いこと親子三人の会話を続けるなぁ、あれぇ?湯から戻ってまた会話?
などと思っていましたら、財布改めも鼠の懸賞もなく親子の情愛をたっぷり描く人情噺『藪入り』。
『かくばかり偽り多き世の中に子の可愛さは真なりけり、藪入りの一席』と格好良く〆。
お見事。

~仲 入~

◆悠玄亭玉八 粋 曲
声色、都々逸、そして両国風景でお開き。
お洒落な高座。なにか贅沢な時間を過ごした感じがしました。流石ですね。

◆三遊亭金馬 『佃祭』
上方のお二方は膝隠しを使いませんでしたが、金馬師はいつもの様に釈台を前にしての高座。
声量も豊かに噺の教科書の様な『佃祭』。お元気だなぁ。堪能しました。


上方落語を聴いた所為かしらん。演芸場を出て歩き始めた途端に先月30日に旅立たれた笑福亭松喬師の高座姿を思い出しました。
あの時は『質屋庫』ともう一席はなんだったっけなぁ~、など想いを巡らせながら家路へ。




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よこはま萬々 三遊亭萬橘独演会 8/23

 8月23日(金)よこはま萬々 三遊亭萬橘独演会 のげシャーレ

『萬橘師、なかなか面白いよ』と誘った鑑賞歴の長い友人と二人、にぎわい座へ。

◆三遊亭萬橘 『雑俳』
ほぼ満員の客席の雰囲気をほぐしながら先ずは御挨拶。
『仲入前に三席演ります』
やや緊張気味かな?

実は私、この『雑俳』という噺は余り好みではありません。特に『柳昇師型』を亡くなったご本人以外で聴くのが苦手。
これ、誠に妙な言い回しですが柳昇師型は柳昇師の個性ならではのもので、ご本人が演るから私は受け入れることが出来たのですね。それが他の演者ですとなにやら『悪乗り感』が露骨に感じられ、どうも好感が持てない次第。

しかし今夜の萬橘師の型は、指南する御隠居に光をあてた演出。私、すとんと腑に落ちる感じがしました。
面白かったなぁ~。好演。

◆三遊亭萬橘 『初音の鼓』
殿様が鼓を調べる場面で、最初に鳴いたのは三太夫なのか、それとも三太夫がなかなか鳴かないので焦れた道具屋金兵衛が鳴いたものなのか、こちらへ伝わって来ませんでした。
一席目の『雑俳』はかなり高い完成度と感じましたが、こちら『ぽんこん』はまだ発展途上なのかも。

三太夫の人物造形、殿様の大真面目な所作などを今一歩踏み込んで描き込めたならば、より爆発的な笑いを生むのでは?と感じました。

◆三遊亭萬橘 『酢豆腐』
狭い部屋に大勢の人が寄り集まっている『わいわいがやがや』した雰囲気、そしてその空間に籠もる熱気、暑さを大変巧みに描写。

伊勢屋の若旦那の風情も面白かったのですが、ちと押して若干だれた印象。
ここはもう少し刈り込んでくれた方が私は聴き易いなぁ~。
しかし漱ぎに飲んだのが『酢豆腐の水割り』とはまた考えましたねぇ。大笑い。

~仲 入~

◆三遊亭萬橘 『青菜』
こうした『鸚鵡返しもの』もまた萬橘師の十八番の一つ。客席大爆笑。
長屋へ帰って来てからの会話が特に愉快でした。
楽しい一席。お見事。


跳ねて友人が『切替が巧みだね』
『こういう萬橘師のような肩の凝らない方向性の噺家さんが、寄席で間に挟まって出演してくれたらいいのだけどねぇ』
『上下の切り方は寄席向きだよ』
など、歩きながら『感想戦』。

次回は来年2月と随分先。しかし面白かったなぁ、また来ようかしらん。
と、これは独り言。




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花形演芸会 8/17

 8月17日(土)第411回 花形演芸会 国立演芸場

今夜の花形演芸会は蜃気楼龍玉師が主任。演目は『妾馬』と触れられています。
ゲストに爆笑問題。ロケット団も登場で漫才二組と賑やか。
家人と連れ立って三宅坂へ。

◆古今亭きょう介 『子ほめ』

◆桂宮治 『強情灸』
冒頭、地下鉄改札機を巡る話題で客席を引きつけすっかり掴んでしまいます。この辺り流石ですね。
枕に振った銭湯での熱湯我慢の場面描写が秀逸。
勿論本編も結構なもの。好演。

◆瀧川鯉橋 『転宅』
前半の権妻と泥棒の場面、巧く描けているなぁ~と前のめりになったのですが、後半がなんとも平板で座り直してしまいました。
下げへ向けとんとんとんと畳み掛けて行って欲しかったですねぇ。

◆爆笑問題 漫 才
時事根多を次から次へと繋ぐ所謂ザッピング漫才。
存在感抜群。客席爆笑。お見事でした。

◆春風亭柳朝 『荒茶』
飄々とした風情の柳朝師が戦国武将の面々を演ずる、という違和感が、かえって滑稽味を増した感じで愉快。
少しお疲れだったか、声の通りが良くなかったのが残念。

~仲 入~

◆立川志ら乃 『蜘蛛駕籠』
大好きだから弟子入りし、惚れ抜いているから似てしまう。それは理解出来ます。
志ら乃師の素の表情、口調が高座映えするだけに、大師匠の影から抜け出て欲しいところ。間の取り方は直伝なのですから似ていて当然としても、詰まった時に発する間投詞などまでが大師匠そっくりです。
うむ、何と言うか。客席で考えさせられました、色々。

◆ロケット団 漫 才
『爆笑問題』と同じ高座は名誉、しかし時事根多を全部先に喋られてしまった、とぼやきながらお馴染みの四文字熟語から。
爆笑問題に負けず劣らず、のりのりの高座。
面白かったなぁ。

◆蜃気楼龍玉 『妾馬』
黒紋付で登場。
前半の大家内での遣り取りがやや『真面目過ぎた』かも知れませんが、全くもって素晴らしい『妾馬』。

大杯を呑み干す八五郎の姿など惚れ惚れしますね。『試し酒』は持っているのかな?龍玉師。観てみたい気持ちになりました。

口伝通りに演っていながら、それでいて個性というのか龍玉師独特の味わいを感じられる見事な出来でした。
入れ事を一切廃したかっちりした高座。名演と申し上げて差し支えありますまい。


跳ねてふと時計を見ると既に9時20分過ぎ。どこでどう押したのか一高座分の時間延長でした。全く長く感じなかったのは流れが良かった為でしょう。

家人と二人、大劇場への坂を上りながら『龍玉師抜群の出来』と意見が一致しました。
大満足の花形演芸会。




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睦会 8/12

 8月12日(月)睦会~扇遊・鯉昇・喜多八三人会 にぎわい座

雲助師匠の“五拾三次”『髪結新三』と予定が重なってしまい、前回(5/14)は見送ったこの『にぎわい座睦会』。
“皆勤”が途切れると、ふっとそれきりになってしまうこともよくあるのですけれども、この会は何か魅力的なんですねぇ。予約を忘れませんでした。

今夜は喜多八師匠が主任で二席と触れられています。

◆瀧川鯉○ 『狸札』
きっと楽屋での仕事がばたばたしていたのでしょう。噛み気味なところを何とか持ちこたえて、下げまでたどり着いたのですが・・・。
聞き取りやすい声質。明るい口調。表情も豊か。次の機会に大いに期待。

◆柳家喜多八 『唖の釣り』
ほぼ一杯の一階席を前に『継続は力なりですね』とご満悦。
『回を重ねても同じ根多を演らぬ様、心掛けています』。

『短命』でも繰り出す“無言劇”を駆使して愉快に。好演。

◆入船亭扇遊 『大山詣り』
しゃきしゃきした江戸っ子口調の長屋連中を見事に描き込み、調子よく噺を進めました。

今夜の扇遊師『大山詣り』、基本は紛れもなく志ん朝師の型。登場人物の会話の細部まで全くそっくりでした。
直伝なのかな?それとも志ん輔師からかな?

とにかく抜群の出来。素晴らしい高座でした。

~仲 入~

◆瀧川鯉昇 『粗忽長屋』
なんと行き倒れは『俺の親父の若い頃』。
大家さんも含めた長屋の主だったる面々を引き連れて再登場の場面は、まさに抱腹絶倒。
勿論、当人たる親父さんも『あぁ、俺もってた、この着物』と輪をかけた惚けっぷり。
愉しい改作に客席爆笑。

◆柳家喜多八 『明烏』
苦笑いを浮かべ照れながら出てきて『最初に演った噺、前回の5月のこの会と被りました』。

な~るほど、それで扇遊師が『私と鯉昇師はまだいいのですが・・・』と何やら言っていた謎が解けました。
前回の根多を繰り返してしまったのね。それも『意地でも同じ噺はしないで・・・』と強調しておいて。
まぁしかし、5月の会を抜いた私にしてみれば『唖の釣り』に遭遇出来て良かったなぁ~。

さて『明烏』。
源兵衛と多助を詳細に描き込み、時次郎は割合略筆と“悪が巧い”喜多八師ならではの演出。
これはこれで面白かったですねぇ。
悪(ワル)が本当にお上手。お見事でした。


跳ねて外へ出てみれば、どうやら相当降ったらしく水溜まりも。
『今夜は扇遊師の大山詣りに尽きるなぁ~』と独りごちながら家路へ。




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志ん輔三昧 古今亭志ん輔独演会 8/9

 8月 9日(金)志ん輔三昧 古今亭志ん輔独演会 にぎわい座

4月11日に賑々しく初回を迎えました“志ん輔三昧”。今夜はその第二回。
志ん輔師『唐茄子屋政談』、『酢豆腐』。古今亭のお家芸を二席と前触れされています。

◆古今亭半輔 『のめる』
以前の余裕すら感じられたのりのり調子が消え、この頃は見えない壁にぶち当たっている感じ。
障壁を何度も乗り越える努力をしながら一人前の噺家になるのでしょう。頑張って!半輔さん。

◆桂宮治 『棒鱈』
前座時分から数回接しています。
ぐいぐい押してくる芸風に更に磨きが掛かりました。客席爆笑の『棒鱈』。

◆古今亭志ん輔 『酢豆腐』
宮治さんの『棒鱈』が『酒』で付いたことに触れながら、先ずは次回の告知を。
既に12月に第三回、来春1月に第四回と、この“にぎわい座志ん輔三昧”の予定が決まったとのこと。
そして『通常にぎわい座のチケットは興行の前月一日の発売ですが、今夜の仲入から予約受付をしましょう』と仰天発表。
4月の初回にも言ってらっしゃったんですよね、志ん輔師。『お客様の気持ちが冷めないうちに、次回の予約を受けてくれたらいいのになぁ~』って。ですからまぁ、そんな方向で下ばなしは出来ていたのでしょう。
今夜小屋に来ているお客様にとっては、ありがたい「先行予約」。私も急いで手帳を取り出し、予定を確認致しました。

さて噺の方は、町内の若い者が寄り合って酒を呑もうと肴の相談。
何人もが織りなす会話風景を活写し、がやがやした雰囲気を切り取って見せてくれました。
面白かったなぁ~。

ここに出てくる『半可通の若旦那』は、志ん生師匠が噺家になった頃に周囲にいた師匠で確か『烏賊立ちの圓盛』の異名を持ち、数々の奇行でその名を残す三遊亭圓盛師の写しとも言われておりますね。
そんな“伝説”からも、古今亭にゆかりの深いこの『酢豆腐』。勿論矢来町直伝。流石の出来。大笑いさせてくれました。

~仲 入~

◆古今亭志ん輔 『唐茄子屋政談』
仲入休憩時間にロビーで受け付けた12月、1月の予約申込が20枚超だったとのこと。
『言ってみるもんですなぁ~』など笑いを誘いながら『なんでも勢いってのは大切ですが、勢いのついたものを止めるのは容易な事ではない。ましてやその勢いの向き先が三道楽となると・・・』と噺へ入って行きました。

若旦那の勘当が決まる『親族一同列席』場面で、叔父さんが登場。兄に意見し存在感を強調する新趣向。
吾妻橋の場面以降、翌朝徳三郎が商いに出るまでは、むしろこの叔父が主人公とも言えます。志ん輔師独自の演出でしょう。

この叔父夫婦、とにかくもう徳のことが可愛くて仕方がない。我が身我が事の如く心配し思い遣る様子を、志ん輔は存分に描きました。

「思い」(愛と言っても差し支えありませんけれども)があるからこそ、徳三郎の情けない現状、そしてその現状に甘んじている(抜け出す努力、工夫の無い、或いはその手段を知らない)徳三郎本人に「怒り」を覚える。という様な組み立てで、すとんと得心の行く展開。

若い頃の自分の姿を甥に投影し一所懸命に甥を思う叔父さんの心情を細かく描写し、達磨横町の叔父叔母の人物像を明確に表現しました。

それともう一つ。素晴らしい工夫があります。
それは、着の身着のままで野良犬の様に過ごす若旦那の発する『臭気』の描写。

吾妻橋では叔父が、本所達磨横町の叔父宅では叔母が、やや顔をそむけ気味に徳三郎に接する細かな仕種を見せ、その『臭い』を客席へ伝えてくれました。
見事な着眼です。

更に目を見張る描写が、天秤を担いで路地を出る徳兵衛の後ろ姿を見送る叔父さんの様子。なんと目に涙を浮かべて徳の後ろ姿に声を掛けます。
この泣き顔になっていく表情の変化がまた素晴らしかったなぁ~。
徳の前では厳しい姿勢を見せながらも、後ろ姿に涙。叔父さんの心情がよく解る演出でした。

他にも天秤を担ぐ指南をする際の叔父さんの顔色の変化(力を入れ顔が真っ赤となります)にも驚かされましたねぇ。

そして吉原田圃での若旦那の回想場面、これはもう絶品もの。
志ん輔師ならではの工夫が随所に見られた素晴らしい『唐茄子屋政談』。堪能したなぁ~。

仲入で時計を見て家人に『吉原田圃で謡う場面までじゃぁないかな?』と言ったのですが、誓願寺店の挿話を含め最後まできちんと。
五十分の長講、お見事。

一つだけ気になったのは、若旦那があちらこちらと放浪し汚れていく場面。
ここで『まるでルンペンの有り様』と表現しましたが、これは極めて強い違和感を覚えました。

放送で『乞食』が使えない為の言い換えなのかも知れませんけれども、ここは『ルンペン』ではなく『乞食』で通して欲しいところ。
細かな描写にも気を配る志ん輔師には珍しく、雑な用法と感じました。

それを除けば非常に結構な『唐茄子屋政談』。この志ん輔師の型が私にはぴたりと来ます。好高座でした。

跳ねて家人と『写実的かつ強い現実味を帯びながら、面白い落語になっているねぇ』、『工夫を重ね新たな演出を創作する意欲は素晴らしい』など語り合いながら家路へ。

大満足のにぎわい座志ん輔三昧。
やぁ~、楽しかったぁ~。




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らくご街道 雲助五拾三次 -惨劇- 8/2

 8月 2日(金)らくご街道 雲助五拾三次 -惨劇- 日本橋劇場

“雲助五拾三次” 第五宿。
今夜は、-惨劇-と銘打ち、緑林門松竹より『新助市』、『おすわ殺し』。
圓朝噺を数多く手掛ける雲助師の口演に大いに期待しながら、日本橋劇場へやって参りました。

開場の触れに促され中へ入りますと、客席はこれまでになく照明を落とし、高座の左右には燭台。
今夜はこういうご趣向でしたか。

◆五街道雲助 『緑林門松竹~新助市』
いつもよりもゆったりした調子の“箱根八里”の鳴る中、雲助師登場。
入場時より更に客席照明を落とし、しかも高座も左右の燭台に明かりを頼り、上から顔照らしを一灯だけ取る徹底振りです。
従って、暗闇の中を小走りで雲助師らしき人影が登場した、というのが正確なところでした。

噺の方は悪党譚というよりまさに『惨劇』。ただただ陰惨な殺しの描写の続く物語。
七軒町の医者山本秀英宅へ飯炊きとして入った新助こと市五郎が、殺しを重ねていくのが“見所”。

私、聴きながら昔の東映実録路線の予告編を思い出していました。
拳銃が火を吹き、匕首が突き刺さる画面に被せて『殺れ!、殺れ!、殺れ!』と、赤字の極太角ゴシ字幕が踊るやつです。

最初に書いたように、悪党譚でも怪談でもない殺しの詳細描写。
凄かったなぁ。
撲殺、毒殺、刺殺でしたか。

実は、市五郎が秀英の妾おすわをかなり前から見知っており・・・という『成る程ねぇ~』って感じの“真相”も露わになり、追っ手から逃げ去るまで。

~仲 入~

◆五街道雲助 『緑林門松竹~おすわ殺し』
前編から数年後のこと。
新助市とおすわは、秀英の胤の新太郎とともに茶店をして暮らしています。

その茶店前を周伯堂とその娘お時が旅の途中に通りかかる、そこから物語が展開していきます。

こちらは、毒殺、そして斬殺、刺殺。
六歳の子供新太郎の首が転がり落ちる場面など、恐ろしかったなぁ~。

前編に比べ血なま臭い描写が目立ちますが、書いているうちに気分が高揚していったのでしょうかね?圓朝師。

こちらも追っ手に踏み込まれ逃げる場面まで。
『この続きは明晩』という奴ですね。

噺終えて、雲助師。
まず下手蝋燭の芯を打ち、次いで上手蝋燭へ。
暗転する中、客席から拍手。そして場内に明かりが灯りました。
照明の演出も好かったですね。

余所で演る機会のないであろう、この噺を浚って披露してくれた雲助師。
素晴らしい高座でした。

しかし凄い噺ですなぁ。これ。

跳ねて家人と『怖かったねぇ~』。




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プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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