2016年 8月 鑑賞記録

8月
○ 1日(月)らくご街道 雲助五拾三次 第四十一回 -因縁-  日本橋劇場
○ 4日(木)第578回 落語研究会  国立小劇場
○ 8日(月)国本武春追悼公演  にぎわい座

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国本武春追悼公演 8/8

 8月 8日(月)国本武春追悼公演 にぎわい座

昨年12月24日に急逝された浪曲師、というよりマルチプルエンターテイナーと言うべきでしょうか、国本武春先生を追悼する会。
二階が開いたのみならず一階に補助席まで並べる大盛況、満員御礼のにぎわい座。


◆ポカスカジャン ボーイズ
お馴染みの根多を披露した後に、武春先生から教わった津軽三味線をタマ伸也、省吾両先生が弾いてくれました。
三味線も見事でしたけれども、根多も大受けしていました。
乗っていけた感じ。

◆柳家喬太郎 『カマ手本忠臣蔵』
めくりが “柳家喬太郎” となったので、私『へぇ、随分と早い出番なのだなぁ』と驚きましたけれども、もっと驚愕したのは周囲のお客席の様子。
『きょうたろう?誰?』って感じ。
ポカスカジャン先生の高座でも『初めてだけれども面白い』という雰囲気の受け方でしたが、してみますと今夜のお客様は昇太師の贔屓が多数派だったのかしらん。(浪花節のご贔屓とは考えにくい年齢層でした)
他の落語会で見知ったお顔、つまり御定連さんもちらほらいらっしゃったのですが・・・。
もっとも目の前の芸に素直に浸る事の出来るお客席で、喬太郎師も演り易かったかも。

◆三増紋之助 曲独楽
普段に増して元気一杯の高座。
武春先生からいただいたTシャツを皆さんへ見せたい、と肩脱ぎしたのは良いのですが脱いだ着物の袖が邪魔だと袴を脱いだ上に着物まで脱ぎ捨てて客席をステテコTシャツ姿で練る『風車』のサービス。
予定調和には違いないのですけれども、これはこれで面白かったですね。

◆春風亭昇太 『リストラの宴』
前方を “白い悪魔” と弄っておいて、笑点根多の漫談から本編へ。
光っていました。

~仲 入~

◆林家二楽 紙切り
鋏試し桃太郎(桃太郎は武春先生。犬に三味線を渡すの図)、いよ!大統領、イチロー、うなりやベベン
終始武春先生の思い出話を喋りながらの紙切り。
最後に二楽師十八番の “連続影絵” を演ってくれました。好かったなぁ。
今夜、一番印象に残った高座でした。

◆追悼座談会
喬太郎師が司会を勤め出演者勢揃いで座談会。
しんみり・・・。
喬太郎師が最後に『サンタクロースなんていねぇんだなぁ、と思いましたねぇ』と声を詰まらせながら発言。
普段、軽々しく感情を露わにする人ではないだけに、聴いているこちらの胸に迫る言葉でした。

◆国本晴美 『瞼の母』
故人の母。
浪曲界では大変な有名人ですね。
芸談の際には “武春” 、私生活を語る際には “武” と、芸名と本名を使い分けながら思い出を語ってくれました。
そして『瞼の母』(番場の忠太郎)、文句無し。
最後に武春先生の唄に合わせ踊りを披露してくれました。
出演者全員が再登場。春美先生に合わせて踊って幕。
終演は9時50分。


正直、出演者全員が終演まで残っていたのには驚きました。
素晴らしい追悼の会だったなぁ、など独りごちつつ家路へ。




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第578回 落語研究会 8/4

 8月 4日(木)第578回 落語研究会 国立小劇場

今夜のTBS落語研究会は主任扇遊師『怪談牡丹灯籠より お札はがし』、仲入は権太楼師『心眼』。
他にさん喬師、たけ平師、三木男さんの出演と前触れされています。


◆桂三木男 『だくだく』

◆林家たけ平 『袈裟御前』

◆柳家権太楼 『心眼』

~仲 入~

◆柳家さん喬 『よかちょろ』

◆入船亭扇遊 『怪談牡丹灯籠より お札はがし』


権太楼師、風邪を拗らせていると断りを入れて脇へ湯呑を置いての高座。もっともそれを手にする事はありませんでした。
今夜は扇遊師匠に尽きるかなぁ。
伴蔵、おみねをそう悪人に仕立てないあっさりとした演出。
これはこれで味わい好し。


洗面所に寄ってロビーへ出ましたら、お客様は捌けたとみえて係の人が立つばかり。
幾分慌てた心持ちとなって急ぎ足で木戸を潜り家路へ。



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らくご街道 雲助五拾三次 -因縁- 8/1

 8月 1日(月)らくご街道 雲助五拾三次 -因縁- 日本橋劇場

雲助五拾三次、第四十一回のお題は “因縁” 。
雲助師『真景累ヶ淵より 豊志賀』他と触れられています。


◆五街道雲助 『宗悦殺し』

◆五街道雲助 『深見新五郎』 (仲入代わりの十分間音声ダイジェスト版)

◆五街道雲助 『豊志賀』


発端の『宗悦殺し』が全編物凄い迫力。
盲人の疑心を解り易く、また零落した旗本深見新左衛門を絶妙な造形で見せてくれます。
また『豊志賀』では豊志賀の嫉妬、そして初々しい新吉の変化していく様を存分に描写してくれました。
お久が幾分影薄かった印象だったのが惜しまれますが、 “駕籠改め” の場面他随所で客席が新吉と一緒に “ぞぉ~” っとした事は間違いありません。
私なども完全に “物語を内側から” つまりその場面の当事者となって鑑賞しておりました。


いやぁ凄かった。
流石雲助師匠。
大満足。




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プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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