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2017年11月 鑑賞記録

11月
○ 8日(水)五街道雲助一門会  にぎわい座
○13日(月)十一月歌舞伎公演 坂崎出羽守/沓掛時次郎  国立大劇場
○20日(月)第142回 柳家小満んの会  吉野町市民プラザ
○29日(水)第593回 落語研究会  国立小劇場
○30日(木)柳家権太楼独演会  鈴本演芸場


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柳家権太楼独演会 11/30

11月30日(木)柳家権太楼独演会 鈴本演芸場

『わぁ権太楼師 “心眼” かぁ、聴きたいなぁ』と早速二人分を予約。
今夜は権太楼師匠、その『心眼』そして『三枚起請』。
他にほたるさん、さん光さんの出演と触れられています。


◆柳家あお馬 『やかん』
初見ですかね。
口跡が良く聴き取り易い前座さん。
小せん師のお弟子さんとは帰宅後に知りました。

◆柳家さん光 『熊の皮』
“おじさん” 時代には良く聴いたのですがお久し振りと言う感じ。
面白くなったなぁ。

◆柳家権太楼 『三枚起請』
“二席ともにそう長い噺ではないので、だいぶ早く八時頃にばらしになっちゃう” と言いながら、楽屋のほたるさんを呼び “何を演るんだい?”
“はい、湯屋番を” との答えに “じゃぁ25分演りなさい” と返し “今は番台って行っても解らないお客様が多く、湯屋番て噺に共感を得られないので余り演らなくなっちゃった・・・番台じゃなくフロントだもの” など前説をしてくれながら本編へ入って行きました。

矢来町の型でしょうね。
そこここに懐かしい言い回しがありました。
まぁ古今亭のお家芸ですから、他の師匠からかも知れませんが。

棟梁を迎えるお茶屋の女将の驚き様が実に愉快。
流石の出来。

~仲 入~

◆柳家ほたる 『湯屋番』
やや散らかった感じ。
若旦那の風情が巧く描写出来ないのですなぁ。
しかし後半の妄想場面での芝居仕立ては抜群でした。

◆柳家権太楼 『心眼』
横浜の弟の家から歩いて帰宅した梅喜の悔しがり様が尋常でない凄まじさ。
私、この掴みで噺に引き込まれてしまいました。
枕で “圓朝師匠のお弟子さんで眼を患った方が居て、その人が実際に見た夢の話を圓朝師に喋った。それを膨らまして本編にしたのだ” と蘊蓄を授けてくれましたが、『夢なのですよ』と根多ばらしをした上で本編へ入った訳で、これは非常に珍しい感じ。

素晴らしい高座でしたねぇ。
圧倒的でした。


跳ねて家人と『久し振りの権ちゃん、矢張り巧いねぇ』
『お弟子さんも面白くなっていたね』
など遣り取りしながら家路へ。

うむ、面白かった。



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第593回 落語研究会 11/29

11月29日(水)第593回 落語研究会 国立小劇場

TBS落語研究会、今夜の主任は花緑師『中村仲蔵』 、 仲入は菊之丞師『らくだ』。
他に鯉昇師、小せん師、そしてさん若さんの出演と触れられています。

◆柳家さん若 『水屋の富』
下げで相当溜めました。
水屋の表情、口調も好かった。
血の通った人物造形。巧く演ってくれました。

◆柳家小せん 『紋三郎稲荷』
美声を耳にしながら居眠ってしまいました。

◆古今亭菊之丞 『らくだ』
十八番の一席。火屋までの通し。
私、菊之丞師の『らくだ』は屑屋の出自を暈さないのが特徴だと思っています。
凄惨な描写が印象的。
惚けた雰囲気の隠亡がまた愉快。
好高座。

~仲 入~

◆瀧川鯉昇 『持参金』
仲人の “嫁を紹介するあれこれ” が、いかにも鯉昇師らしい色々で愉しい一席。
女性にも受けていました。

◆柳家花緑 『中村仲蔵』
花緑師は聴かずに途中退出。

主任を聴かなかったのに帰宅がいつもと余り変わらない時間だったけれども、伸びていたのかしらん。


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ハマスタレジェンドマッチ 11/23 ~2017年観戦回顧~

11月23日(祝・木)ハマスタレジェンドマッチ 横浜スタジアム
~2017年ベイスターズ観戦回顧~

落語、芝居と並び親しんでおりますプロ野球観戦。
“勝負事” 故、普段は blog に観戦記を書きませぬが今日は “ハマスタレジェンドマッチ” という “花相撲” 。

落語によくご一緒し、且つこのスタジアムで通算百試合近く一緒に観戦しております “古き良き時代からのファン” たる旧友と、レジェンド達の懐かしいプレーを観ながら今シーズンを振り返っておりました。
レジェンドマッチの本日、私の今季 “ベイスターズ観戦の足跡” を記録する機会とさせていただきましょう。

手帳を紐解いてみますと今年の公式戦初観戦は4月2日(日)の神宮球場。
あぁ、この日は延長10回、満塁サヨナラホームランで敗けたのですな^^;
はるばる奈良から遠征のKさん、横浜の球友M父娘、そして家人と私の五人で新横浜にて『反省会』をしたのが “今シーズンの初日” だったなぁ。

4月
 2日(日) 神 宮 B4-8xS L
 4日(火) 横 浜 G5-2B L
 5日(水) 横 浜 G4-2B L
 6日(木) 横 浜 G2-4B W
14日(金) 横 浜 G2-4B W 
21日(金) 横 浜 D2-2B Draw
29日(祝) 横 浜 C6-1B L  (2勝4敗1分)

5月
 6日(土) 横 浜 S5-6xB W
 7日(日) 横 浜 S12- 5B L
12日(金) 横 浜 T4-3B L
19日(金) 横 浜 G5-3B L
23日(火) 横 浜 D4-9B W
24日(水) 横 浜 D4-2B L
25日(木) 横 浜 D5 -13B W  (3勝4敗)

6月
 2日(金) 横 浜 H4-2B L
 4日(日) 横 浜 H3-5B W
10日(土) 所 沢 B2-5L L
11日(日) 所 沢 B0-1L L
13日(火) 横 浜 M8-1B L
14日(水) 横 浜 M2-5B W
16日(金) 横 浜 Bu3-6B W
19日(月) 横 浜 Bu7-4B L
28日(水) 横 浜 C8 -11B W  (4勝5敗)

7月
 1日(土) ドーム B6-4G W
 5日(水) 横 浜 T1-4B W
 6日(木) 横 浜 T10- 5B L
18日(火) 横 浜 S0-1B W  (3勝1敗)

8月
 2日(水) 横 浜 D4-4B Draw
12日(土) 横 浜 T2-1B L
13日(日) 横 浜 T2-8B W
23日(水) 横 浜 C6-7xB W  (2勝1敗1分)

9月
 1日(金) 横 浜 G3-0B L
 3日(日) 横 浜 G0-1xB W
 5日(火) 横 浜 S0-4B W
 8日(金) 甲子園 B3-8T L
 9日(土) 甲子園 B1-2xT L
12日(火) 広 島 B3-1C W
18日(祝) 横 浜 S2-4B W
23日(土) 名古屋 B13- 5D W
27日(水) 横 浜 T4-4B Draw
28日(木) 横 浜 T11- 2B L  (5勝4敗1分)

10月
 4日(水) 横 浜 D1-2B W  (1勝)
◎ペナントレース観戦戦績 42戦20勝19敗3分

CS1st. 10月
14日(土) 甲子園 B0-2T L
15日(日) 甲子園 B13- 6T W
17日(火) 甲子園 B6-1T W

日本選手権 11月
 1日(水) 横 浜 H0-6B W

と、まぁ46試合の観戦で今シーズンを終えた訳ですが・・・
それこそ数十年振りに “11月まで野球を楽しめた” のは嬉しかったなぁ。

5月6日、5-0の劣勢から梶谷満塁ホームラン、延長11回柴田サヨナラ二塁打。
6月11日、ウルフ、シュリッター、増田に完封された西武所沢。今永1失点完投するも敗戦。
7月1日の東京ドーム。桑原初回先頭打者ホームラン&9回2死から逆転満塁ホーマー。(翌日の先発投手発表時の大ブーイングも面白かった^^)
8月23日の広島戦。こちらも9回2死からロペスの同点ソロ~10回梶谷の右中間突破サヨナラ二塁打、戸柱激走!
9月3日、倉本ライト前~桑原ライト前、1死1・3塁から柴田センター犠牲フライ。タッチアップの倉本爆走生還。
広島戦(9月12日)。昼間は厳島で牡蠣三昧。夜はウィ-ランド熱投~田中・エスコバーと繋ぎ、〆は山﨑&嶺井(亜大コンビ!)、大いに興奮。
CS1st. 初戦の雨天コールド敗け、翌日の “大雨泥んこ強行” 、珍試合二つ。
日本シリーズ、濱口あわやノーノーの緊迫感。

色々な事が起き、そしてそれを楽しんだ今シーズン。
Thank you!BAYSTARS!
来シーズンも頼むぜ!^^



 

Tag:雑記  Trackback:0 comment:6 

第142回 柳家小満んの会 11/20

11月20日(月)第142回 柳家小満んの会 吉野町市民プラザ

今回から場所を吉野町へ移して開催の当会。
『 “なめる” が面白そうだから行こうよ』、と鑑賞歴の長い友人を誘って二人連れ。
今夜は他に『奈良名所』、『お直し』と触れられています。


◆柳亭市若 『初天神』

◆柳家小満ん 『奈良名所』
江戸っ子の二人旅は伊勢から奈良へ。
この噺、小満ん師匠の口演以外に聴いた憶えがありません。
奈良名所の案内人の地口が愉快な一席。

◆柳家小満ん 『なめる』
“つんぼ桟敷” の由来、古川柳 “猿若に七つ目を積む賑やかさ” の解説などの蘊蓄が散りばめられる枕が、いかにも小満ん師の高座らしく愉快。
本編は圓生師匠の型をそのまま。
終盤に登場する莨屋の主人の “解説” が盛り上がらなかったですねぇ。
期待していただけにやや “肩透かし” を食らった感じ。

~仲 入~

◆柳家小満ん 『お直し』
珠玉の一席。
これは凄かった。
特に後半、蹴転場面の亭主の妬き様、女房の腰の据わった女郎っぷり。
酔払いの左官棟梁の造形もお見事。
その棟梁の『女房に死に別れて七つの娘がいるのだが・・・』は聴いた事の無い設定でした。
好高座、お見事。

友人と『お直し』に脱帽だね。など喋りながら襟を立て家路へ。



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

国立劇場十一月歌舞伎公演 坂崎出羽守/沓掛時次郎 11/13

11月13日(月)十一月歌舞伎公演 坂崎出羽守/沓掛時次郎 国立大劇場

今月の国立劇場は “新歌舞伎” 二本。
“坂崎出羽守” と “沓掛時次郎” 。
『今日はカレンダー買わなきゃ』と三宅坂へ。


山本有三生誕百三十年
山本有三=作  二世尾上松緑=演出
坂崎出羽守  四幕
中嶋正留=美術

第一幕  茶臼山家康本陣
第二幕  宮の渡し船中
第三幕(一)  駿府城内茶座敷
     (二)  同 表座敷の一室
第四幕  牛込坂崎江戸邸内成正の居間


長谷川伸=作 大和田文雄=演出
沓掛時次郎  三幕
釘町久磨次=装置

序幕 (一) 博徒六ッ田三蔵の家の中
    (二) 三蔵の家の外
    (三) 再び家の中
    (四) 再び家の外
    (五) 三たび家の中

二幕目   中仙道熊谷宿裏通り

大詰 (一) 熊谷宿安泊り
    (二) 喧嘩場より遠からぬ路傍
    (三) 元の安泊り
    (四) 宿外れの路傍

中 村  梅  玉
中 村  魁  春
尾 上  松  緑
中 村  松  江
坂 東  亀  蔵
中 村  梅  枝
中 村  歌  昇
市 村  竹  松
市 川  男  寅
中 村  玉 太 郎
尾 上  左  近
市 村  橘 太 郎
中 村  歌女之丞
嵐    橘 三 郎
河原崎 権 十 郎
市 村  萬 次 郎
坂 東  楽  善
市 川  左 團 次
       ほか

◎『坂崎出羽守』
男として身につまされる物語。
千姫救出の折、顔に大火傷を負ってしまった出羽。
しかし肝心の千姫は本多平八郎に好意を抱いている素振り。
ここで出羽が “良いところを見せよう” と武張るのですが・・・
こういう事は男なら誰しも経験することですし、些か “身に覚えあり” なので、何か直視出来ない感情になりました。
大抵上手く行かないのよ、格好つけてやると ^^;

松緑丈渾身の演技。
精神的に追い詰められて行く出羽、その内面を鮮やかに見せてくれました。
左團次丈の金地院崇伝も印象的。

◎『沓掛時次郎』
梅玉丈大出来。
人情に篤い時次郎を好演。
劇中の『追分節』もまたお見事。
おきぬを演じた魁春丈も好かった。
八丁徳役の楽善丈、貫禄の演技でした。

『いやぁ、堪能したぁ!』と、カレンダーを小脇に独りごちつつ家路へ。


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五街道雲助一門会 11/8

11月 8日(水)五街道雲助一門会 にぎわい座

今夜のにぎわい座は雲助一門会。
雲助師、馬石師、龍玉師の三師匠出演と触れられています。
こちらも鑑賞歴の長い友人、私、家人、の三人組でにぎわい座へ。


◆桃月庵ひしもち 『道具屋』
暫くぶりに聴きました。
表情(顔も声も)の変化が巧みで、人物造形がしっかりしています。
面白かったなぁ。

◆五街道雲助 『時そば』
開演前に『(雲助師は)主任を演らないだろうから、さらと喰いつきじゃないか?』と家人と喋っておりましたが、予想通り(?)さら口で登場。
客層を意識したか、相当くさく演りました。
初心者向け “時そば” と言ったところ。

◆蜃気楼龍玉 『もぐら泥』
秀逸。
目配り、発声、文句無し。
喜多八師匠が亡くなって『もぐら泥』の “好高座” を聴く機会が減った気がして寂しく感じておりましたが、龍玉師が衣鉢を受け継いでくれた様にも思われました。
いやぁ、素晴らしかった。

~仲 入~

◆隅田川馬石 『湯屋番』
初めて聴く展開の『湯屋番』。
元々がこういう噺の展開だったのを、今では詰めて演っているのかな?
それとも馬石師が書き加えて膨らませたのかな?
愉快な高座。好演でした

冒頭の『(雲助)師匠が上がろうとしていたので慌てて着替えてこうして上がってきたンです』には大笑い。

◆五街道雲助 『夜鷹そば屋』
出番の一件には全く触れずに『今日は “蕎麦” でつく、蕎麦特集で・・・』、と十八番の『夜鷹そば屋』。
泣かせに走らず “極めて明るく愉快な『夜鷹そば屋』” に仕上げてくれました。
この噺は何度聴いても心洗われる感じになりますなぁ。


跳ねて三人して『流石に凄いねぇ、ここの一門は』など感想を言い合いながら最寄駅まで。
その道すがら “今夜の一席” は、龍玉師匠『もぐら泥』に決定。
友人を見送ってから家人と『毎月観ていた雲助師匠、ちょっと間が空くとまた新鮮ですなぁ』と意見一致。



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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