FC2ブログ

2017年(平成29年)回顧

2017年(平成29年)回顧

本年は・・・
○寄席・落語会・・・34回(上半期18回・下半期16回)
○舞台・演劇・・・・10回
の鑑賞機会を得ました。

また11月23日記事に書きました様に、今年はプロ野球を46試合(ペナントレース42試合、クライマックスシリーズ3試合、日本選手権1試合)観戦しております。
昨年、一昨年も40~50試合前後の観戦でしたので “安定した観戦数” と思われますが、中学~大学時代は年間10試合程度、大学卒業後からつい5年前まで(つまり30年間以上)は『シーズンに3~4試合も観れば行った方』だったのですから “かなり増えたのだなぁ” と感慨深いものが御座います。

舞台・演劇鑑賞は一昨年18回、昨年19回から10回へ “激減” (^^;
劇団四季、東宝へは一度も行かず、浅利演出事務所公演の鑑賞のみであった事が大きいのかなぁ。
まぁ昨年は忠臣蔵の通し公演を各公演二度づつ鑑賞しておりますので、それも影響しておりましょう。


今年の印象高座は、2月20日 熱海の夜 入船亭扇遊独演会に於ける、扇遊師渾身の三席。 『棒鱈』、『火事息子』、『付き馬』。
そしてもう一席。
本年最後の鑑賞となりました12月29日 さん喬・権太楼二人会より、権太楼師『佃祭』。
“急遽決めた一席” の素晴らしい緊張感。登場人物が憑依したが如くの臨場感。迫力満点でした。


さぁて来年は・・・・
“激減” した芝居関連を鑑賞の中心にしていきたいと思ってはいるのですが・・・
身の回りで色々と変化が生じつつあるので、従来の様に気儘な毎日を過ごすことが出来るのか否か・・・
落語の月例会が(雲助五拾三次がお開きとなった為に)研究会だけとなりましたので、時間的な余裕は生まれる筈。
しかし如何相成りますか。
いずれにせよ舞台、そして寄席へ通う日常を心掛けたいと思っております。


2017年(平成29年)の喜洛庵寄席桟敷はこれにてお開き。
弊 blog へお立ち寄りをいただきました皆様、大変にありがとうございます。御礼を申し上げます。
皆様方に於かれましても体調にご留意なさって先ずはお元気で過ごし下さい。

どうぞ素敵な新年をお迎え下さいませ (^^)/

Tag:雑記  Trackback:0 comment:6 

2017年12月 鑑賞記録

12月
○11日(月)雲一里 雲助一朝小里ん三人会  日本橋劇場
○12日(火)鈴本昼席 主任扇遊  鈴本演芸場 
○26日(火)第594回 落語研究会  国立小劇場
○29日(金)さん喬・権太楼二人会  新宿末広亭

Tag:月別  Trackback:0 comment:0 

さん喬・権太楼二人会 12/29

12月29日(金)さん喬・権太楼二人会 新宿末広亭

暮れの恒例、末広亭余一会・夜の部。
I さんからのお誘いに『こんなプラチナチケットを・・・』と嬉しさ一杯で新宿末広亭へ急行。
座席に着くと甘栗の袋。
『おお?』と思いましたが、これは “厚生大臣” N さんのお気遣い。今回のチケットも N さんの御努力の賜物。
感謝!


◆柳家寿伴 『雑排』
良い調子で進めていたのですが、どうした訳か着替え前の権太楼師匠が突然登場。
『うん、うん、好かったョ。だけどさぁ今日さん喬師匠が “掛取” を根多出ししてんのョ。それが附くのョ。降りて高座返ししなさい』と寿伴さんを抱きかかえながら諭す。
そこへこれまた洋服姿でさん喬師匠登場。
寿伴さんの頭を軽く撫でて『俺、権太楼師匠に言われるまで気づかなかったョ』
成程、狂歌と俳句が附く訳ですな。

権太楼師がピンクのセーターに黄色いズボンと “フラワーチルドレン風” なのに対し、さん喬師は “ほぼ黒尽くめ” 。
対照的な私服姿もまた一興。

◆柳家ほたる 『元犬』
『まだ羽織を着ておりませんでしたので・・・』と些か慌て気味の登場。
最初は息も上がっていた様子でしたが、次第に落ち着きを取り戻しました。
ひたすらに明るいシロ(只四朗)に好感。面白かったなぁ。

◆柳家さん喬 『天狗裁き』
ちょっと “演者の温まり方が足りない” 高座と思われました。
一席目ですので、努めて地味に演られたのかも知れません。
しかし奉行、天狗の場面では温まって来たか、やや持ち直した印象。

◆柳家権太楼 『不動坊火焔』
文句なし。
お滝さんを迎えると決まった吉つぁんの喜び様が尋常ではなく、もう気も狂わんばかりという感じ。
観ているこちらまで嬉しくなりました。
『この歓喜の表情と口調を継ぐ演者はもう現れないだろうなぁ。しっかり観ておかなければ・・・』と思わせてくれます。

屋根上のどたばたも “権ちゃんならでは” の滑稽描写。
『隣町まで行って並んで買ったのに!』に大笑い。
恐れ入りました。

~仲 入~

◆柳家権太楼 『佃祭』
袴姿に着替えて上がって来て『これじゃ早く終わっちゃう』と困った表情。
『本当は蛙茶番を演ろうと思ったのですが、15分ですし・・・』
と “さん喬・権太楼二人会” の成り立ちなど思い出話をしながら演目を考えている様子。

『船頭さん!』といきなりの切り出しから本編へ。
登場人物全員が、はっきりくっきり浮かび上がる名演。
いきなり決めてこの大出来の高座、流石だなぁ。
“名物” の “与太郎の悔み” で、私落涙しました。凄かったですねぇ描写力。
佳いものを観ました。素晴らしかった。

◆翁家和助 太神楽
この人は後見も大夫も独りでこなしてしまう上に芸が凄い。
土瓶回しなど “日本一” と言って差し支えないでしょう。蔓立てなど他で観たことがありません。
この高座での客席の驚き方から『今日は案外と “普段は寄席に馴染みのないお客様” が多いのかな?』と感じました。

◆柳家さん喬 『掛取万歳』
最初の “狂歌” で “初雪や二の字二の字の下駄の跡” と挿入したのは “附いた事” を説明してくれたのかな?
狂歌~浄瑠璃~芝居~喧嘩~三河万歳。

狂歌で、菅原伝授手習鑑の科白の遣り取りの前の仕込みを飛ばしてしまうインシデントがありましたが、大勢に影響せず。
芝居は相変わらず絶品もの。
如何にも “素人が芝居真似を演っている感じ” が出ているのがさん喬師匠の特徴ですね。素晴らしかった。
三河万歳でお目出度くお開き。お見事。

三本〆の音頭は来秋真打昇進のさん若さん。
些か戸惑いながらも大声を発し〆てくれました。


跳ねて棟梁の S さん、チケットを手配下さった N さん、お誘い下さった I さんと四人で居残り会。
普段車移動が多く居残り会をサボり勝ちの私も、今日は電車なので大いに呑みまた食べ帰宅はちょうど12時。
いやぁ落語もお喋りも堪能したぁ!

S さん、 N さん、 I さん、ありがとうございます。
感謝、感謝。


Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

第594回 落語研究会 12/26

12月26日(火)第594回 落語研究会 国立小劇場

今年最後のTBS落語研究会。
今夜の主任は市馬師『御慶』 、 仲入は先だって襲名された小南師『菜刀息子』。
他に一之輔師、夢丸師、そして駒次さんの出演と触れられています。


◆古今亭駒次 『鉄道戦国絵巻』
来年9月に真打昇進とのこと。おめでとうございます。
寄席でもよく掛けている一席。
お見事でした。

◆三笑亭夢丸 『三下り半(清水一朗作)』
うむぅ。
かつて文朝師匠が演った演目との事。
真面目な風貌、流れない口調の “文朝師匠なればこそ” の噺でしょう。

◆桂 小南 『菜刀息子』
めくりの “桂 小南” が懐かしく、また眩しい。
芸術協会は名跡の継承に熱心ですねぇ。
尚演目は『ながたな』ではなく『ながたん』と読ませます。

この噺は先代の柔らかい語り口調ならば・・・という印象。
熱演でしたが当代の独特な口調に馴染めず聴きだれしました。

~仲 入~

実は聴き飽きが来て仲入で帰宅する心算でロビーへ出たのですが、行き会った S さんの『これで帰っちゃあ興が無いョ』との言を受け、思い直して再び着席。

◆春風亭一之輔 『尻餅』
本来 “破礼噺” なのでしょうが、一之輔師らしく面白可笑しい高座。
枕のクリスマスの話、夫人の『貴方の御両親もサンタクロース信じていたのよ』には大笑い。

◆柳亭市馬 『御慶』
客席の集中を高めようとしたか、今夜の演目を巧みに噺へ取り込みながら演ってくれました。
富に当るまでの前段の方が面白かったなぁ。
“御慶!” の挨拶の滑稽さはいま一つ。


前半のだれた感じを引き摺ってしまい最後まで集中出来ず・・・
残念な〆となりました。
研究会とは言うものの、寄席同様に流れを考慮して番組を組んで欲しいですなぁ。

『来年度はどうしようかなぁ・・・』などぼんやりと考えつつ家路へ。


Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

鈴本12中昼 12/12

12月12日(火)鈴本演芸場 昼席

昨夜ご一緒した鑑賞歴の長い友人から朝9時に急な電話。
『年末の講釈はともかくさぁ、今日がぽっかり空いちゃったのよ、今日の鈴本はどんなんだい?』
あれこれ調べて『じゃ昼席にするか』と “緊急発進” 。
築地場内で男二人 “牡蠣ラーメン” の昼食後、鈴本演芸場。


前座さんには間に合わず小辰さんの途中から
◆入船亭小辰 『金明竹』
面白くなったなぁ。
お内儀さんが絶品もの。

◆鏡味仙三郎社中 大神楽曲芸
仙三郎、仙志郎、仙成の三人。
仙成さん、撥を落とすも『一旦(床に)置くことになっております』
成長しました^^

◆入船亭扇蔵 『真田小僧』
うむ、まさに寄席の芸。軽~い感じで。
お見事な高座でした。

◆古今亭菊之丞 『元帳』
浅い時間に芸達者が登場。
矢張り巧いねぇ。
お家芸を “酒好きらしく” 上手に演ってくれました。

◆ロケット団 漫才
いつも乍らの根多ですが、面白いねぇ。

◆鈴々舎馬風 世相漫談
いつもに増して切れの鋭い世相漫談。
こういう時事根多満載の高座に接しますと『流石だなぁ』と再認識させられます。
好高座でした。

◆柳亭市馬 『時そば』
努めて軽く演った感じ。

◆江戸家小猫 ものまね
地の喋りが抜群に巧くなりましたねぇ。
ものまねは以前から素晴らしかったので、今後楽しみですなぁ。

◆柳家権太楼 『掛取』
入り方が『掛取』らしくなかったので『おっ、二日続いて小さん師門下の “言訳座頭” か? ありがたや!』と早合点しましたが、『掛取』へ。
“薪屋の喧嘩” 場面のみの『掛取』。
良い喧嘩だったなぁ。

~仲 入~

◆すず風にゃん子・金魚 漫才
金魚先生、クリスマスツリーお見事。
お久し振りだったのですが、にゃん子先生『私も結婚しようと思ってさぁ~』に(座席が二列目だったからかなぁ)違和感アリ^^;

◆入船亭扇辰 『お血脈』
寄席の定番、十八番を披露。
巧いねぇ。

◆柳家はん治 『粗忽長屋』
おぉ、古典を演ってくれました。
面白いなぁ。
“はん治節” 炸裂。お見事。

◆アサダ二世 奇術
ハンカチ~縁の紐~カード当て(カードピストル)
お元気で何より。
見事に騙されました。

◆入船亭扇遊 『お見立て』
雲助師からでしょうね。
寄席の尺に縮めながら、素晴らしい速度感で好演。
面白かったなぁ。


跳ねて『寄席も軽くて好いねぇ~』などお喋りしつつ、酒悦とうさぎや、そして何故か中田商店にまで足を伸ばした後に家路へ。
あぁ愉快々々。


Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

雲一里 12/11

12月11日(月)雲一里 雲助一朝小里ん三人会 日本橋劇場

お馴染みいたちやさんの企画制作に依る新たな会。
江戸っ子三人衆を根多出しで楽しもうと言う贅沢な趣向です。
初回の今夜は雲助師『芝浜』、一朝師『三井の大黒』、小里ん師『言訳座頭』と年末らしい噺が並びました。

鑑賞歴の長い友人、家人と私、こちらも三人連れで日本橋劇場。


◆柳家小多け 『二人旅』
小里ん師のお弟子さんが師匠の十八番、柳家のお家芸を。
歩行表現(身体の揺らし方)がやや足りないかしらん?と思いましたが、惚けた雰囲気で面白く演ってくれました。

◆春風亭一蔵 『のめる』
地の喋りが柔らかいのは良いのですが、会話場面で御隠居はともかく “騙し騙され” 描写の調子と地の口調が乖離して “ちぐはぐ” な印象を受けました。
噺によって地の語り口調を変化させる事も大切なのだなぁ、と感じながら聴いていました。

◆春風亭一朝 『三井の大黒』
言わずもがなですが江戸者の台詞は絶品もの。
対して、甚五郎の上方言葉の “間” が伸び過ぎた感じで、噺の緊張感を削いでしまった印象。
“鷹揚な名人” と言うより “与太郎” に寄った甚五郎像が浮かんでしまいました。

~仲 入~

◆柳家小里ん 『言訳座頭』
若干の言い澱みや名前の取り違えがあったものの、座頭富の市の造形が素晴らしく、それで “全部持って行った” 感じ。
言訳が成功した直後、杖を手に取りながらの “富の市の豹変振り” がまた凄い。
好高座。恐れ入りました。

◆五街道雲助 『芝浜』
雲助師らしいあっさりとした仕上げ。
私の周囲には “女房の嘘” を理由にこの噺を嫌がる方もいらっしゃいますが、この『雲助型』ならば良いのではないかしらん。

枕で正月の飾りについてさりげなく触れて仕込み、下げ直前の『おや?雪かい?』、『いやだよ、お前さん。ありゃぁ笹の葉が風で音を立てているんだよ』を際立たせました。
情景が浮かびましたね、私。
人気のない深夜、寒風に揺れる注連飾り。
年末気分が一気に高まりました。
素晴らしい『芝浜』。堪能しました。


跳ねて三人して『小里ん師匠の “言訳座頭” が今夜の一席だね』と意見一致。
『続けてやってもらいたい会だよねぇ』など言い合いながら家路へ。



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:6 

プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR