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2018年 9月 鑑賞記録

9月
○ 7日(金)喜楽館 昼席 第9週  神戸新開地 喜楽館
○11日(火)浅利演出事務所公演 アンドロマック  自由劇場
○28日(金)第603回 落語研究会  国立小劇場


※  5日(水)オリックス×楽天  ほっともっとフィールド神戸  Bs8-9E
  14日(金)巨人  横浜スタジアム  B4-2G

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第603回 落語研究会 9/28

 9月28日(金)第603回 落語研究会 国立小劇場

TBS落語研究会、今夜の主任は市馬師『盃の殿様』 、 仲入は文治師『ラーメン屋』。
他に鯉昇師『へっつい幽霊』、扇蔵師『厩火事』、ほたるさん『祇園祭』と触れられております


◆柳家ほたる 『祇園祭』
江戸弁の歯切れがいまひとつ。そこで、京言葉を極端に戯画化して演りましたかね。
江戸者の祭囃子で中手が入りましたが・・・
ちと調子に乗れないまま。
噺が壊れちゃいましたね。

◆入船亭扇蔵 『厩火事』
地味ですなぁ。
声が小さいし声質が良くないのか通りが悪い。
場内の空調の音が聴こえる程に客席が静まり返って聴いていました。

それと会話場面で、おさきさんが喋っている同じ調子で兄ぃが応じちゃう。
演じ分けをすると『芝居じゃないのだから』という小言を言う人もいらっしゃるのでしょうけれども
せめて『間』や『口調』に変化をつける意識をして欲しい気がしました。

◆桂 文治 『ラーメン屋』
ラーメン屋の爺さん婆さんは描けているのですが、一文無しの遊び人の造形が浮かばない。
なにか『悪』でもなく『善』でもない。ただの文無しって感じ。
この『ラーメン屋』を翻案した雲助師匠の『夜鷹蕎麦屋』が、どれだけ工夫を重ねた演出台本なのかを思い知りました。

~仲 入~

◆瀧川鯉昇 『へっつい幽霊』
『へっついが何か、なんてことは芸協の私には訊かないで下さい』
と前方の不出来の言訳とも思える掴みから。
今夜の一席はこちら。

◆柳亭市馬 『盃の殿様』
上がったのが8時50分。どこでこんなに押したのかな?
いつもながらきちっとした高座。
殿様も周囲の侍も雰囲気抜群ですね。
好高座でした。
終演は9時26分。15分押しで追出し。


仲入後の二席で救われたな、と独りごちつつ家路へ。


Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

浅利演出事務所公演 アンドロマック 9/11

 9月11日(火)アンドロマック 自由劇場

浅利演出事務所公演『アンドロマック』。
7月に逝去された浅利慶太氏の “最後の演出作” 。
劇場ロビーに浅利氏の遺影が、またいつも座っていらした最後列の関係者鑑賞席のテーブルにも遺影と花。
なんとなくしんみり致します。ソワレの所為もあるかな。

出演者は次の通り。
○アンドロマック 野村玲子  ○ピリュス 近藤真行
○エルミオール 坂本里咲   ○オレスト 桑島ダンテ
○ピラド 劉 毅  ○クレオーヌ 田野聖子  ○セフィーズ 服部幸子
○フェニックス 斎藤 譲
○兵士  折井洋人 与那嶺圭太 関 廣貴 池田泰基


冒頭のオレスト×ピラド “密談” 場面で、ピラド=劉毅の台詞が飛ぶ事故。
座っているオレスト=桑島ダンテがプロンプター宜しく小声で切欠を出すも、聴こえなかったのでしょう(密談なのに二人の距離が離れているのですよね、演劇ですから) 不自然な沈黙(立っているピラド=劉、まさに “立往生” )がありましたが、まぁ大事には至らず続行しました。

物語は “男女間の一方通行の想い” で展開します。
トロイ戦争で父王と夫を殺されギリシャ側の虜囚となったトロイ王女アンドロマック。
勝者の代表格ピリュス(エピール王)は虜となったアンドロマックに恋をするが、アンドロマックは父王と夫を殺された仇としてピリュスを受入れようとはしない。
一方、ピリュスはスパルタ王女エルミオーヌと婚約(政略結婚ですな、ポリス同士のバランス制御の為の)している。
そのエルミオールに思いを寄せるのは、スパルタの勇将でエルミオールの従兄弟オレスト。
もうドロドロ ^^;

“腹に一物” の演技が十八番の坂本が大出来。
この人は本当に巧いのだよなぁ、こういう “男を操る女” の演技が。
アンドロマックの野村、長台詞も豊かに感情のこもったエロキューション。
野村節全開、堪能しました。素晴らしいですね。
近藤ピュルス、こちらも文句無し。
フェニックス=斎藤 譲の醒めた佇まいも印象的でした。

『重かったぁ』、と独りごちつつ『最終盤、エルミオールの身勝手な “裏切り・変心” で、客席が悪受けして失笑したのはいただけなかったなぁ。桑島オレストの迫力が足りない所為だな』など場面を反芻しながら家路へ。



Tag:舞台・演劇  Trackback:0 comment:0 

喜楽館 第9週 9/7

 9月 7日(金)喜楽館 昼席 第9週 神戸新開地 喜楽館


今年7月神戸新開地に開場した上方落語定席、喜楽館へ家人と義母を連れて初見参。
上方落語をみっちり聴くのは7~8年振り。先代松喬師の一門会(灘・酒心館)以来かなぁ。

2018090713320001.jpg
開場を待っていると太鼓を出して来て一番太鼓を威勢よく。テケツが商店街に面しておらず奥まっている所為?


緞帳が上がると客電の照度を相当落としました。
こちらではそれが普通なのでしょう。
二階席は開放していませんでしたが、一階はほぼ満員の入り。


◆露の眞 『手水廻し』
女流。
若い娘だけれども高座慣れした雰囲気。客席を温めてくれました。

◆桂三ノ助 『鯛』
垂水区出身で新開地に住んでいるとのこと。そこで当館の支配人補佐を務めている、と自己紹介。
当代文枝師のお弟子さん。
師匠の新作を面白おかしく演ってくれました。
この根多、はん治師でよく聴きますが上方版(と言うか原版でしょうか)はまた一段と愉快。

◆桂雀喜 『老老稽古』
主任の雀三郎師の一番弟子、米朝~枝雀~雀三郎と系譜を交え自己紹介。
長髪を後ろでまとめた “琴調先生” 型が中々お似合い。
噺の稽古事情を枕に振りましたが、こちらはほぼひと会話ごとに細かく区切って教えてくれるのが普通なのだそうで・・・
本編は『師弟の噺稽古風景』を題材にした新作。
どんでん返し的な展開と下げ。お見事。

◆桂米平 立体紙芝居 『シンデレラ』
米朝師の直弟子ですが今日は色物的な高座で “紙芝居” 。
家人、義母、そして後ろの女性達は大受けしていたなぁ。
私は “頭の休憩” てな感じ。

◆笑福亭鶴志 『ぞろぞろ』
脚が良くないのかな?椅子に座っての高座。膝隠しを使いますから椅子でもあまり違和感がありませんね。
松鶴師の直弟子。長年運転手を務めていたそうです。
師の口調を真似たりしながら漫談風に “松鶴雑景” と言ったところ。
漫談で降りるのかと思いきや、短い本編を加えてくれました。

~仲 入~

◆露の團六 『神崎与五郎』~ “与五郎の生い立ち”
義士銘々伝、つまり講釈根多ですね。
客席の反応はいま一つでしたが、私は非常に印象に残りました。
好高座。

◆喜味家たまご 三味線放談
いとこい先生の弟さんの方、つまり喜味こいし先生の娘さん。
といっても相当の年配です。
目元がお父さんにそっくり。
阿呆陀羅教~ないないづくし~浪曲を一節、傾城阿波鳴門などを弾き唄い、〆に蝙蝠を踊ってくれました。
芸達者だねぇ。

◆桂雀三郎 『崇徳院』
流石の出来。素晴らしい高座。
上下の会話の遣り取りに全く “間” を取らない上方型の典型。圧倒されました。
凄かった。


跳ねて家人と『こりゃあ、また来なきゃいけねぇな』
家人、早速来月の米團治師の芝居を自分用に予約しておりました。
間口は落語専用ですし、212席とそれこそマイク要らずの適正規模、まったく羨ましい限り。

大昔、南の角座で宮川左近ショーが主任の芝居を観た想い出話などしながら家路へ。
いやぁ、面白かったなぁ。


Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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