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2018年10月 鑑賞記録

10月
○ 9日(火)十月歌舞伎公演 平家女護島  国立大劇場
○30日(火)第604回 落語研究会  国立小劇場



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第604回 落語研究会 10/30

10月30日(火)第604回 落語研究会 国立小劇場

以前ほど頻繁に “上京” しなくなった為、『研究会の日は都内で夕食』と決め、お馴染のお店を順に巡っておりますが・・・
食事を終えてやや早めに国立劇場に着きましたら当日券を求めて長蛇の列。
それもその筈、今夜の主任は小三治師『転宅』。
仲入、雲助師『付き馬』。
他に三之助師『棒鱈』、夢丸師『佐野山』、小痴楽さん『浮世根問』と触れられております。

開場待ちでベンチに腰掛け、件の列を眺めながら『日が暮れると冷気が強くなって来たなぁ』と季節を “体感” しておりますと脇腹に何やら違和感。
後から座った人が何か携帯でも操作していたのかな?肘で此方の脇を突いて知らぬ振り。
マナーの方もお寒いですな。


◆柳亭小痴楽 『浮世根問』
明るい調子の高座。
“通し” と言うと意味が違うかも知れませぬが、所謂古典型でたっぷり演ってくれました。
小痴楽さんには “客席の空気を変える力” が備わっていますな。
がやがやとした客席が次第に高座へ集中していきました。

◆柳家三之助 『棒鱈』
三之助師匠と言えば私にとっては “落語協会HP委員会” の “主筆” のイメージ。
三之助師が主導していた頃のHPは素晴らしい完成度だったなぁ。メルマガも愉快だったし。
勿論その高座も(あまりお目にかからないけれども)私好み。
歯切れの良い口調でとんとんとんと進めてくれました。
新鮮感も相俟って “今夜の一席” は此方。

◆五街道雲助 『付き馬』
雲助師とすれば普通の出来ですが、その “普通” が平均水準の遥か上、 “普通で名演” ですからね。
聴かせていただきました、と言ったところ。
好高座。

~仲 入~

◆三笑亭夢丸 『佐野山』
『呑んだらどうなるんです?って横綱に訊いたのですが・・・』
このくすぐり、柳家紫文師のじゃないの?
『吐く方です』って奴。
良いのかなぁ?こういう事をしていて。
本編の方もくすぐり沢山で演ってくれましたが、ちと浮ついた雰囲気がしました。

◆柳家小三治 『転宅』
いつもの調子で長い雑談の後、本編へ。
翌日の滑稽描写が弱く感じました。
平板な描写。これも好い意味の “枯れた芸” なのかなぁ。


幕が下りてロビーへの列に加わろうとすると、ことさらに肘を張って “我がポジションは明け渡さぬ” 風情の老人。
肘と肩で私を押して知らん顔。
よく寄席で『脚の閉じない病気なのかな?』ってぐらいに、まるで胡坐をかくように膝を広げて『隣には座らせないぜ』って風を吹かせている愚か者がおりますが、近頃はそんなのこんなのが流行っているのですかね。
牧伸先生じゃないけれども『嫌になっちゃった~』ですョ。^^;


Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

国立劇場十月歌舞伎公演 平家女護島 10/9

10月 9日(火)十月歌舞伎公演 平家女護島  国立大劇場


旧知の友人と連れ立って国立劇場へ。


通し狂言 平家女護島  三幕四場
近松門左衛門=作  国立劇場文芸研究会=補綴  国立劇場美術係=美術

序  幕 六波羅清盛館の場
二幕目 鬼界ヶ島の場
三幕目 敷名の浦 磯辺の場
 同   御座船の場

主な配役
○平相国入道清盛/俊寛僧都 中村芝翫
○俊寛妻東屋 片岡孝太郎
○瀬尾太郎兼康 中村亀鶴   ○能登守教経/丹左衛門尉基康 中村橋之助
○俊寛郎等有王丸 中村福之助   ○上臈松ヶ枝 中村梅花
○海女千鳥 坂東新悟   ○越中次郎兵衛盛次/丹波少将成経 中村松江
○後白河法皇 中村東蔵


“俊寛” つまり二幕目の “鬼界ヶ島の場” は観たことがありますが、他の幕は初見。
何でも『通しは二十三年ぶり』、 “清盛公生誕九百年に因み上演” との事です。
その平清盛、劇中では徹底的な悪役。
近松の時代はこんな人物像がしっくり来たのでしょうね。
序幕では俊寛の妻東屋に『俺の女になれ』と強要。
『常盤御前とは違います』ときっぱり断られる。
三幕目では同乗の後白河院に『入水を強要』。
愚図る院(東蔵丈が流石の表現力)に業を煮やし海中へ蹴落とす。
結末は幽霊となった東屋と千鳥が清盛を呪い、火責め(清盛は高熱を発して死んだとされていますので、そこからの発想でしょう)の苦しみを受ける。
まぁお芝居ですので解り易く出来ております。

東屋=孝太郎丈、千鳥=新悟丈、二人の女形が大出来。
俊寛=芝翫丈、迫真の演技(清盛は損な役でしたなぁ)。
能登守教経/丹左衛門尉基康役の橋之助丈、良いところ取りでお得な配役。
有王丸=福之助丈、若いなぁ。大暴れ^^

『成程なぁ。前後はこんな話になっていたのかぁ』など友人と語らいつつ劇場をあとにしました。
動きに乏しい場面が長く、登場人物も少な目でしたが、個々の演技に深みあり。
うむ、満足。


Tag:舞台・演劇  Trackback:0 comment:2 

プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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