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2018年(平成30年)回顧

2018年(平成30年)回顧

本年は・・・
○寄席・落語会・・・23回(上半期10回・下半期13回)
○舞台・演劇・・・・7回
の鑑賞機会を得ました。

またプロ野球は30試合。
昨年46試合から激減。
何ですか不可解な采配の試合が多く、8月初旬にはすっかり観戦意欲を失っておりました。
昨シーズンは日本選手権へ出場している訳ですから、今季は問題外のシーズンでしたね。
また、横浜スタジアムがオリンピックへ向けて増改築中で、試合後の客捌けが極端に悪化しているのも足が遠のく要因になっています。混雑を嫌って試合途中で席を立つ試合も多数ありました。

落語会・寄席は一昨年42回、昨年34回から23回へ、舞台・演劇鑑賞は一昨年19回、昨年10回から7回へ、それぞれ減少 ^^;
今年は春先に生活環境の変化があり “落語会は研究会のみ” の月がなんと5回。
気持ちに余裕がないとこうなるのですな ^^;
舞台の方では、以前は好んで観ていた東宝や劇団四季の鑑賞が殆ど無くなり、歌舞伎の比率が高くなって来ているのが顕著ですね。
但し、来年は四季で “浅利慶太氏追悼公演” のラインナップが発表されていますので、四季の舞台鑑賞が少し増えるかも知れません。


今年の印象高座は、大雪の1月22日 第143回 柳家小満ん独演会(吉野町市民プラザ)に於ける、小満ん師 『火事息子』。
薄い客席ながら親子の情を見事に描写してくれました。
更に一席。
7月4日 雲一里 雲助一朝小里ん三人会(日本橋劇場)より、小里ん師『子別れ(通し)』。
江戸っ子の心情と風情を存分に活写してくれた名演でした。


さて来年。
月例の落語研究会を続けるかどうか迷っております。
いまのところ七分三分で休止に傾いていますが、そうなりますと自ら企図しなければ「落語会・寄席が0回」の月が出て来る可能性もありますね。
噺は寄席を中心に、そして舞台は国立劇場の歌舞伎を主に観ていこうと考えています。


2018年(平成30年)の喜洛庵寄席桟敷はこれにてお開き。
弊 blog へお立ち寄りをいただきました皆様、大変にありがとうございます。御礼を申し上げます。
皆様方に於かれましても体調にご留意なさって先ずはお元気で過ごし下さい。

どうぞ佳き新年をお迎え下さいませ (^^)/

Tag:雑記  Trackback:0 comment:6 

2018年12月 鑑賞記録

12月
○ 7日(金)十二月歌舞伎公演 増補双級巴 -石川五右衛門-  国立大劇場
○16日(日)柳家喬太郎独演会  円覚寺 佛日庵
○25日(火)第606回 落語研究会  国立小劇場
○27日(木)鈴本12下夜  主任 琴調 -琴調六夜-  鈴本演芸場
○29日(土)さん喬・権太楼 二人会  新宿末広亭


Tag:月別  Trackback:0 comment:0 

さん喬・権太楼二人会 12/29

12月29日(土)さん喬・権太楼二人会 新宿末広亭

暮れの恒例、末広亭余一会・夜の部。
直前に『チケットを更に一枚入手出来ました』と I さん、F さんからのお便り。
『私、昨年聴かせていただいたし、他のお仲間のご都合がつかぬ様ならば伺います』と遠慮勝ちに手を上げましたところ、幸運が舞い込みました。いやぁ嬉しいなぁ。楽しみ!


◆柳家寿伴 『一目上がり』

◆柳家ほたる 『強情灸』

◆柳家喬の字 『家見舞』

◆柳家権太楼 『蛙茶番』
前方の二つ目さん二人の出来がいま一つでしたので、嘆き怒っていました。
芸協の方が活きの良い二つ目が居る、と宮治さんや小痴楽さん、松之丞さんなどの名を出して “公開小言” 。

そんな苦言で時間が相当押したのでしょう。やや駆け足気味なれども、抱腹絶倒の高座。
噺に入った師匠も一転、愉しそうに演っていました。

◆柳家さん喬 『寝床』
出の前に上手桟敷のお客様が体調不良で救急隊員に運ばれた為、かなり長い時間出囃子を演奏していました。
顔色からすると貧血かしらね。

根多出しの一席。
浄瑠璃の実際を知らない人への仕込みでしょうか、旦那が当日の直前稽古として義太夫を実際に語る場面がありました。
またそれ以外の会話の合間にも『うぅっううっ』と咽喉試しを繰り返す熱心さ。
こりゃあ周囲は堪らないよなぁ、という雰囲気。
店子の中に煎餅屋のいる型は初聴。
“どこも悪くない繁蔵” が芝居掛で『繁蔵、討死!』と演る場面は大笑いしました。
番頭のとりなしで軟化していく旦那が、素直で実に好い表情でしたねぇ。
笑いが多く説明臭さを排した好演。素晴らしい出来でした。

~仲 入~

◆柳家さん喬 『短命』
かなり端折って寄席の尺の高座。
それでもおもしろさは充分。
小さん師がよく演っていたくすぐりの『爪の間から毒が入って』あたりを聴きたかったのですが、残念。

◆林家あずみ 俗 曲
唄が和楽の発声ではなく洋楽風味なのが面白いですね。
彩りとすれば適役。

◆柳家権太楼 『芝浜』
『飯台は?』、『包丁は?』という定番の夫婦の遣り取りは割愛。
河岸の風景描写も最小限。
三年経って使用人は置いていない様子で、まだ店売りではなく棒手振りのままなのかな?という感じ。
畳の表替えをし、障子を張り替えて春を迎える余裕はある、小さな幸せを大切にする有様は現実的でした。
またその際の、熊の科白『魚(を商うこと)が好き』は良かった。
先だっての研究会に於ける『文七元結』より感情を抑えた描写で、私としては許容範囲内の “泣き” でした。

お開きは楽屋の皆さん全員集合で三本〆。
お目出度く跳ねました。


前座さんはともかく、来年九月に真打昇進のほたる、喬の字ご両人は出演の必要がなかったのではないでしょうか。
二人とも尺を詰めた噺で、その力を発揮出来ていない様子でした。『お気の毒』という印象。


愉快極まりない居残り会で時間を忘れて歓談。
何だか久し振りに声を出してお喋りをしました^^
お誘い下さった皆様、どうもありがとうございました。



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

鈴本12下夜 12/27

12月27日(木)鈴本演芸場 夜席 -琴調六夜- 
-芝居と役者と講談と-
~立役のトチリを肴や馬の足~

『今年は是非とも都合をつけようぜ』と前々から相談して、鑑賞歴の長い友人と二人、久方振りの鈴本演芸場。
待望の “琴調六夜” 、その楽日に駆けつけました。


金原亭乃ゝ香 子ほめ
翁家社中 太神楽
田辺銀冶 岩戸開き
春風亭一之輔 掛取 
ロケット団 漫 才
柳家はん治 妻の旅行
宝井琴柳 小間物屋政談

~仲 入~

蜃気楼龍玉 親子酒
林家正楽 紙切り
宝井琴調 極付幡隋院長兵衛 『芝居の喧嘩』


◆乃ゝ香 『子ほめ』
御隠居の家から直接竹さんの家へ “子ほめ” へ行く短縮版。
中々達者な女流前座さん。
ただ、噺の中で何度も出て来る誕生祝儀の “一分” の発音が、 “一部” になってしまっています。
これは直した方が良いでしょうね。

◆翁家社中 太神楽
小花和助のご両人。
傘~五階茶碗~土瓶~ナイフ
今夜は初見のお客様も大勢いらっしゃる様子で、感嘆の声が大きく上がっていました。
しかし何回観ていても、和助さんの土瓶は凄いですなぁ。

◆銀冶 『岩戸開き』
女流。面長で目を惹く美人^^
古事記から天の岩戸の逸話を面白可笑しく演ってくれました。
ご自身の目力も強力で、迫力がありました。

◆一之輔 『掛取』
“薪屋の喧嘩” のみ。
“好きな物” は振らずに自然と喧嘩になっていく構成。
“窮余の末に考えついた” のではありませんから、図々しさが強調されますな、この演出は。
好高座でした。

◆ロケット団 漫 才
お馴染みの根多ですが、何度聴いても飽きが来ないのは細部を微妙に進化させているからでしょう。
時事根多を織り込んで愉快に沸かせてくれました。

◆はん治 『妻の旅行』
こちらもお馴染みの演目。
はん治節炸裂。
今夜はシニア層が多かったせいか、相当受けていました。
思い当たる所があるのでしょうな。私も大笑いさせて貰いました。

◆琴柳 『小間物屋政談』
仲入は老練のこの人。
根多は噺の方でもお馴染の大岡政談。
琴柳先生、呼吸器が厳しいのかな?
息を吸う際にヒューと音がしますね。
声も出にくい感じ。
そんな条件下でしたが、最善を尽くして演ってくれました。

◆龍玉 『親子酒』
酒呑みの枕でしたので私、友人に『 “元帳” だな』と囁き、覚えにも『元帳』と書き留めたのですが『親子酒』へ入りました。
見事な高座でしたねぇ。
これで膝に置いた手が時折滑って畳へ落ちる外連があれば、私的には完璧だったのですが、まだ若干呑み足りなかったかな?
好高座。巧いなぁ。

◆正楽 紙切り
鋏試し相合傘~金色夜叉~初詣~シャンシャン~亥年の門松

◆琴調 極付幡隋院長兵衛 『芝居の喧嘩』
木挽町山村座での町奴と白鞘組の喧嘩を名調子で。
歌舞伎ですと、この後斬られるのを承知で長兵衛が水野屋敷へ赴くのですが、今夜の高座は喧嘩場面のみ。
従って “幡隋院長兵衛の登場のない長兵衛物” ですね。
矢張り講釈は良いなぁ。お見事。


跳ねて友人とあれやこれやお喋りしつつホームタウンへ。
『講釈が間に挟まる芝居があったら教えてョ』と友人。
『勿論ともさ』と受けて、『松鯉先生の芝居も行きたいのだけれども、松之丞さんの人気で満員らしいんだョなぁ』と愚痴ると、『そうならなけりゃ無くなってしまうさ』
ごもっとも、ごもっとも ^^;



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

第606回 落語研究会 12/25

12月25日(水)第606回 落語研究会 国立小劇場


TBS落語研究会、今夜の主任は権太楼師『文七元結』。
仲入は小満ん師『姫かたり』。
他に小せん師、たけ平師、志の春さん出演と触れられております。


◆立川志の春 『権助魚』

◆林家たけ平 『小田原相撲』

◆柳家小満ん 『姫かたり』

~仲 入~

◆柳家小せん 『金明竹』

◆柳家権太楼 『文七元結』


小せん師の『金明竹』が好高座。ただ言い立てがもう少しゆっくりでも良いかなとも思いました。
“早口言葉” になっちゃうと面白くないのですよね、この噺は。

権太楼師、 “言葉より感情が先に立つ” 独特の演出。
導入の夫婦喧嘩(お久が帰って来ない)、佐野槌での会話、吾妻橋、いずれも “泣き声” で、こちらに伝わって来ません。
以前にも書いた覚えがあるのですが、この演出は良くないと思います。少なくとも私の好みではありません。
それと近江屋卯兵衛はまあそれなりながら、番頭が職人言葉なのも気になるところ。
また、文七が全く浮かんでこないのですよね。ここまで略筆なのも珍しいのじゃあないかなぁ。
近江屋が長兵衛長屋に姿を現して以降、大団円までは印象に残る好描写でした。

年末とあって往路復路ともに大渋滞。
いつもに倍する時間がかかりました。あぁ疲れたぁ ^^;

Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:5 

柳家喬太郎独演会 12/16

12月16日(日)第61回 北鎌倉落語会 柳家喬太郎独演会  円覚寺 佛日庵

喬太郎師匠直筆色紙


古典芸能鑑賞歴の長い友人のお内儀より『主人と一緒に楽しんで来て下さい』と嬉しいプレゼント。
『いただきます!』とばかりに久々の円覚寺。
友人を待つ間、境内を見て回り “佳き哉、佳き哉” と自然と戯れておりました。
鎌倉まで来ると空気が違いますなぁ^^

外で整理番号順に並び、入場。
驚くほど高座が近く、臨場感溢れる雰囲気。
正面の奥行がないので左右に桟敷席のように座席配置をしていました。
私たちは若い番号でしたので正面中央に座ることができましたが、これ左右の席(こちらの方が正面より席数が多い)のお客様はさぞや観にくかろうなぁ、と思われました。
桟敷席と言うより “舞台袖” とも言える配置だものなぁ。
早く来て良かった^^


◆瀧川どっと鯉 『やかん』
口跡のはっきりした前座さん。
声も良いし、上手になりそうな感じですね。
好感。

◆桂 宮治 『親子酒』
何度か聴いているのですが、正直言って宮治さんの “これでもか、と押してくる” 高座が苦手でした。
相当図太くなったなぁ。
離席したお客様を根多に即席で、誰もが “あるかも知れないな” と思う僅かな信憑性を残した “お話” を拵え、客席を爆笑の渦に巻き込みました。
良い腕だなぁ。
見直しました。
本編の出来が思い出せぬくらい素晴らしい出来の即興漫談。お見事。

◆柳家喬太郎 『野ざらし』
魚釣の枕を振りましたので、すぐに『野ざらし』と直感したのですが、 “季節的に『野ざらし』は無いだろうなぁ、何だろう” と思案しているうちに本編へ。
寄席の尺、鼻を釣るまで。
前方が大騒ぎの高座でしたから、演りにくかっただろうなぁ。
八五郎の狂騒をやや控えめにした印象。
好高座でした。

~仲 入~

◆のだゆき 楽曲演奏
寄席で何度か拝見していますが、のださんは小さな空間の方が活きる印象ですね。
寄席では不自然に感じた “滑り芸” や、のださんの惚けた雰囲気が今日は見事に開花していました。

◆柳家喬太郎 『品川心中』
初手の振りが四宿の解説でしたので、『居残り』を期待しましたが『品川心中』へ。
艶っぽいお染。流石だなぁ。
所々細かな描写を端折りながら、兄貴宅での騒動まで。
『この後、金蔵とその仲間がお染へ仕返しをしますという、品川心中の半ばでございます』
と〆ました。


余興までの間、『ははぁ、これは今週終わったNHK・TVドラマ “落語心中” への、師匠なりのお別れなのかもなぁ』などと愚考。
劇中の助六の十八番『野ざらし』。
そしてまた菊比古が噺家として開眼する切欠となった鹿芝居の女形から女性描写の芽生え、そして廓噺を十八番としてゆく展開。
監修者喬太郎師匠として、ドラマの終焉をこの二席で見送ったのかも知れませぬ。


さて余興。
私服に着替えた出演の皆さんが勢揃い。
喬太郎師匠の直筆色紙三枚を巡り客席全員で “じゃんけん勝負” 。
私、連勝し “最後の五人” に残留。
このあたりから記憶が飛んでしまっているのだけれども、一対一の最終戦に勝利して “最後の一枚” を獲得。
よい記念となりました。

北鎌倉駅で電車を待つ間、同行の友人が『最後の一枚、お前さん、あの娘に譲ると思ったョ』とポツリ。
『成程、その方が粋だったかぁ。だけれども勝負の高揚感で全く忖度出来なかったわぁ、未熟なものよのぉ』
など喋りつつ、隣駅へ。
友人のお内儀も加わり夜遅くまで愉しく過ごしました。
あぁ面白かった、満足、満足 ^^


Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

国立劇場十二月歌舞伎公演 増補双級巴 -石川五右衛門- 12/7

12月 7日(金)十二月歌舞伎公演 増補双級巴 -石川五右衛門-  国立大劇場


三世瀬川如皐=作
国立劇場文芸研究会=補綴

通し狂言 増補双級巴  四幕九場
-石川五右衛門-
中村吉右衛門宙乗りにてつづら抜け相勤め申し候

国立劇場美術係=美術


発 端     芥川の場

序 幕     壬生村次左衛門内の場

二幕目   第一場 大手並木松原の場
      第二場 松並木行列の場

三幕目   第一場 志賀都足利別館奥御殿の場
      第二場  同  奥庭の場
      第三場 木屋町二階の場

大 詰   第一場 五右衛門隠家の場
      第二場 藤の森明神捕物の場


主な配役
○石川五右衛門  中村吉右衛門
○壬生村の次左衛門  中村歌六   ○三好修理太夫長慶  中村又五郎
○此下藤吉郎久吉後ニ真柴筑前守久吉  尾上菊之助
○大名粂川但馬  中村松江   ○大名田島主水/早野弥藤次  中村歌昇
○足柄金蔵/大名白須賀民部  中村種之助   ○次左衛門娘小冬  中村米吉
○大名天野刑部/小鮒の源五郎  中村吉之丞   ○大名星合兵部/三二五郎兵衛  嵐 橘三郎
○呉羽中納言氏定/大名六角右京  大谷桂三   ○足利義輝  中村錦之助
○傾城芙蓉/五右衛門女房おたき  中村雀右衛門
○義輝御台綾の台  中村東蔵


チケット売場に “満員御礼” の触れ。
大賑いの国立劇場。
石川五右衛門の生涯を簡易に纏めた脚本で、非常に解り易かったです。
お目当ての “つづら抜け、宙乗り” は三幕目。
この三幕目の最後に“ どんでん返し” とも言える意外な展開となります。
大詰がまた見もの、派手な捕物場面が『これでもか!』とばかりに・・・

吉右衛門丈、流石の押出し。
細かな表情もお見事でした。
いやぁ、好い芝居を観たなぁ、と言う感じです。
うむ、満足!




Tag:舞台・演劇  Trackback:0 comment:2 

プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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