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2019年 1月 鑑賞記録

1月
○11日(金)鈴本二之席夜  主任 喬太郎  鈴本演芸場
○21日(月)第149回 柳家小満ん独演会  関内小ホール
○22日(火)新春歌舞伎公演 姫路城音菊礎石  国立大劇場
○23日(水)第607回 落語研究会  国立小劇場

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第607回 落語研究会 1/23

 1月23日(水)第607回 落語研究会 国立小劇場

TBS落語研究会、今夜の主任はさん喬師『福禄寿』。
仲入は圓太郎師『火焔太鼓』。
他に生志師、志ん五師、緑太さん出演と触れられております。


◆柳家緑太 『星野屋』
淡々と進めました。筋を追っているだけで無機質な感じがしましたが、まぁこれから追々人物造形が深まることでしょう。

◆古今亭志ん五 『まぬけの釣』
こうした “言い換え” は止した方が良いでしょう。
何故『唖の釣』と言えないかなぁ。

めくりを目にした途端、懐かしい気持ちになりました。
惚けた雰囲気で好かったですね。好高座。

◆橘家圓太郎 『火焔太鼓』
今夜の一席はこちらかな。
抱腹絶倒版。
満足したのか、仲入で席を立ち退場される方もちらほら。

~仲 入~

◆立川生志 『お見立て』
楽屋の下足箱に今夜の出演者の名が貼ってあるそうですが・・・
さん喬、圓太郎、とある中、ご自分だけフルネームで立川生志・・・
疎外感!
僻み話ってのは自虐にもならないし、愉しくありませんな。

◆柳家さん喬 『福禄寿』
私、こうした “兄弟物” は、まるで我が身の事を言われている様な気がして好まないのですが・・・ ^^;
さん喬師らしい “しんみり、しっとり” の世界へ誘ってくれました。
素晴らしい高座。名演。


今夜は比較的暖かだったのですが、跳ねて外へ出ますと首筋が凍みました。
『さん喬師の噺の所為かな?』と襟を立て家路へ。

Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:4 

国立劇場 新春歌舞伎公演 姫路城音菊礎石  1/22

 1月22日(火)新春歌舞伎公演 姫路城音菊礎石  国立大劇場

国立劇場新春歌舞伎、演目の読みは “ひめじじょう おとにきく そのいしずえ” 。
昨夜が小満ん師独演、明晩は落語研究会と “三連戦” の中日。 “夜・昼・夜” の強行日程となってしまいました。
さぁ、頑張ろう ^^;


並木五瓶=作 『袖簿播州廻』より
尾上菊五郎=監修
国立劇場文芸研究会=補綴
通し狂言 姫路城音菊礎石 五幕九場
国立劇場美術係=美術

序 幕  曽根天満宮境内の場
二幕目 姫路城内奥殿の場
同    城外濠端の場
三幕目 姫路城天守の場
四幕目 舞子の浜の場
      大蔵谷平作住居の場
      尾上神社鐘楼の場
大 詰  印南邸奥座敷の場
      播磨潟浜辺の場

主な配役
○印南内膳  尾上菊五郎
○生田兵庫之助/碪の前  中村時蔵
○古佐壁主水/百姓平作実ハ与九郎狐/加古川三平  尾上松緑
○弓矢太郎実ハ多治見純太郎/主水女房お辰/小女郎狐  尾上菊之助
○印南大蔵/奴灘平  坂東彦三郎   ○久住新平  坂東亀蔵
○桃井陸次郎/桃井八重菊丸  中村梅枝   ○高岡源吾  中村萬太郎
○庄屋倅杢兵衛  市村竹松   ○傾城尾上  尾上右近
○平作倅平吉実ハ桃井国松  寺嶋和史   ○福寿狐  寺嶋眞秀
○金子屋才兵衛/早川伴蔵  市村橘太郎   ○飾磨大学  片岡亀蔵
○牛窓十内  河原崎権十郎  ○中老淡路  市村萬次郎  
○近藤平次兵衛  市川團蔵  ○桃井修理太夫  坂東楽善


新春公演らしい肩の凝らない舞台。
物語は単純明快。
現姫路城主の桃井一族と、前姫路城主赤松一族の争い。
前城主一派が身分を秘し現城主の “家来” となり、若様に廓遊びを薦め・・・

見所は三幕の菊之助丈。一階客席に姿を現し、練り歩く演出。
そして二人の子役の活躍、お見事でした。

その子役絡みの場面で今日面白かったのは主水女房お辰、小女郎狐と早変わりの連続で出て来る菊之助丈が、一瞬子役を(実子と甥な訳ですが)取り違えてしまい『ふく・・・平吉』(つまり “福寿” と呼掛けて “平吉” と言い直した)場面。
『福寿』と言い切ってしまうと厳しい展開ですが、流石に『ふく』で気付き、壊さずに済みました。

一階中央ブロックの後ろ3~4列を使い、TVカメラ三台が撮影。
放映用かな?映像ソフト用かな?

しかし顔を見せるだけでその場の空気を一変させる菊五郎丈、凄い迫力だなぁ。
時蔵丈、松緑丈、そして悪役片岡亀蔵丈も印象的。
愉しい舞台でした。

跳ねて『菊之助丈の武者姿、綺麗だったなぁ』など独りごちつつ家路へ。


Tag:舞台・演劇  Trackback:0 comment:0 

第149回 柳家小満んの会 1/21

 1月21日(月)第149回 柳家小満んの会 関内小ホール


関内ホールへ戻って来た小満ん師独演会。
ラスベガスで空港から市内へ入る途中、ホテルの大きな看板に『○○、ホームタウンで上演中!』
(○○の部分はディーン・マーティンだったりジェリー・ルイスだったりペリー・コモだったり)と出ていて、心躍る気持ちにさせられたことを覚えておりますが、まさに『小満ん、in Home!』てなものですな。
残念ながら次回でお開きとなってしまいますが・・・。

今夜の演目は『紺屋高尾』、他に『ふぐ鍋』、『天狗裁き』。
鑑賞歴の長い友人と関内ホール。


◆金原亭駒六 『無精床』
『昨年1月、大雪の日に当会の前座を勤めさせていただきました』
成程、あの時の前座さんかぁ
『小満ん師匠が傘を差さずに歩いていたのが粋で・・・』と続け、すぐ本編へ入りました。
余計な入れ事の無い前座さんらしい高座。好感。

◆柳家小満ん 『天狗裁き』
長屋の喧嘩(夫婦、隣家、家主)、奉行所の調べともにあっさりとした演出。
特に奉行は “下役に調べさせたところ、夢を見たのは明白である” の一言で出番終了 ^^;
天狗の羽団扇を巧言を用いて手にするや空中浮遊、 “脱出成功” 。
海上の宝船へ落下。
“『天狗裁き』と言うより『羽団扇』” ですね。
独特の面白さがありました。

◆柳家小満ん 『ふぐ鍋』
今夜の “私のお目当て” の一席。
こちらも極めてあっさり、つまり言葉の重ねを排した演出。
旦那と一八の『白菜ばかり食べている』、『いや貴方も葱ばかり』の遣り取りが愉快。
好高座。

~仲 入~

◆柳家小満ん 『紺屋高尾』
“紺屋の明後日” 、 “天気に左右される仕事” など様々な蘊蓄を枕に本編へ。
久蔵 “愛用” の褌を “照り降り人形じゃあるまいし” と表する場面、面白かったなぁ。
細かな振りをきちんと拾っているので、端正な味わいになるのですな。
ところで『照り降り人形ってなんだろ?』と調べてみましたらてりふり人形・・・
知らなかったなぁ、一時期箱根は “準地元” だったのに・・・ ^^;
下掛かった場面を排して上品に纏めました。
うむ、名演。


跳ねて友人を見送り、今夜は新春居残り会。
こちらも K さんの “松之丞真似” など名演の連続。
“お兄さん、お姉さん” と愉快に呑んでお開き。

いやぁ面白かったぁ。

Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

鈴本正月二之席夜 1/11

 1月11日(金)鈴本演芸場 夜席  


明けましておめでとうございます。

2019年(平成31年)の “喜洛庵寄席始め” は、鈴本正月二之席初日。
鑑賞歴の長い友人とぶらり、二人連れ。


三遊亭歌つを 初天神
柳家わさび 花色木綿
ダーク広和 奇 術
柳家小平太 権助魚
古今亭志ん陽 呑める
柳家小菊 粋 曲 
三遊亭天どん ハーブをやっているだろ!
桃月庵白酒 時そば
 
~仲 入~

ホームラン 漫 才 
橘家文蔵 道潅 
江戸家小猫 物まね
柳家喬太郎 夢の酒


◆歌つを 『初天神』
飴~団子
極めて歯切れの良い口調。達者な前座さん。
今夜はこの歌つをさんの “全力投球” から流れが出来ました。

◆わさび 『花色木綿』
脱力系で視線の定まらない不思議な高座。
『これが “フラ” ってぇのかなぁ?』と思いました。
実にどうも不可思議な雰囲気。面白かったぁ。

◆ダーク広和 奇 術
燕尾服で登場。
カード捌きの妙技から、十八番の “三枚のカード” ~ “増えるカード” 。
お見事。

◆小平太 『権助魚』
“さん若さん” (昨年九月真打昇進、小平太襲名)、巧くなったなぁ。
余裕の高座。絶品の権助。素晴らしい出来。

◆志ん陽 『呑める』
こちらもめきめきと腕を上げていますねぇ。
志ん陽師匠の真打披露には複数回伺いましたが、その後 “ご無沙汰” しておりました。
素晴らしい速度感、そして表情も良し。
流石の高座。

◆小菊 粋 曲
艶っぽい声と見事な撥捌き。
綺麗だなぁ。

◆天どん 『ハーブをやっているだろ!』
“噺家の喋りが面白くなくても笑う度量が必要ですよぉ” と振って、本編へ。
『あんなに受けなかった高座なのに、平気で居られるのは君が脱法ドラッグを服用している所為だろ?』
奇想天外な抱腹絶倒噺。
『本当にヒロポン決めて(高座に)上がると、客席の反応そっちのけで演者が盛上ってしまい “面白くない” 』そうです ^^;

◆白酒 『時そば』
今夜は馴染の演目が揃いました。
各々の演者の “鉄板根多” を演じた印象です。
“冬は時そば、夏はだくだく” の白酒師はこちら。
面白かったなぁ。

◆ホームラン 漫 才
喋りは勘太郎先生、たにし先生は “不思議惚け” 連発。
安定していますなぁ。受けていました。

◆文蔵 『道灌』
枕を全く振らずに本編へ。
終始小声で客席を引き付けました。
典型的な膝前の高座。
巧いねぇ。
十八番だもの、当然でしょうけれども・・・
この噺は文蔵師に尽きますなぁ。

◆小猫 物まね
以前は繋ぎの喋りがいま一つで “ずぅっと物まね” の印象でしたけれども、客いじりもだいぶ板について来ましたね。
お祖父さん、お父さんの柔らかな表情が出て来れば更に充実した高座になりましょう。
物まねは突出して上手ですからね。

◆喬太郎 『夢の酒』
枕を振って様々探っていましたが、 “古典で行く事” は決めていたのじゃあないかしらね。
今夜は女性が多かったので、女性に受ける噺を選択したのかな?
お花の妬く様子が受けていたなぁ。
絶品もの。好高座。


跳ねて友人に『今夜の一席はどれかな?』と訊くと・・・
『文蔵師の退いた芸が印象的だったなぁ。変わったよ。巧くなった』
『だけれども、今夜の流れを決定した小平太師~志ん陽師の真面目な二席が素晴らしかったのじゃない?』と私。
『うむ。いかにも寄席の流れで今夜は満足したョ』
『多分、今夜が(初席の漫談高座ではなく) “噺始め” みたいなものだろうし、皆さん気合が篭っていたね』
などお喋りしながらホームタウンへ。

いやぁ、面白かったなぁ。


Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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