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2019年 4月 鑑賞記録

4月
○ 1日(月)鈴本上席夜  主任龍玉   鈴本演芸場
○ 2日(火)神田松之丞独演会  紀伊國屋ホール
○ 3日(水)リンゴ・スター & ヒズ・オールスター・バンド  昭和女子大学人見記念講堂
○10日(水)鈴本上席夜  主任龍玉   鈴本演芸場
○22日(月)第610回 落語研究会  国立小劇場

※ 
4/
05 B 2 - 3 G 横浜
12 B 6 - 0 C 横浜
23 B 3 - 8 T 横浜 Bay6連敗 >_<
24 B 1 - 3 T 横浜 7連敗
25 B 3 - 5 T 横浜 9回二死までリードも康晃被弾、8連敗

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第610回 落語研究会 4/22

 4月22日(月)第610回 落語研究会 国立小劇場


『嗚呼、今年度も席替えは叶わずかぁ・・・、まるっきり聴きに行く気がしないなぁ~』
『本当に抽選をしているのかね、抽選を・・・』
『これなら鯉昇師からでも良いわな・・・』
などと悪態をつきながら三宅坂。

年度始めのTBS落語研究会。
今夜の主任は扇遊師、『崇徳院』。
仲入は鯉昇師『蛇含草』。
他に文菊師、三木助師、わん丈さん出演と触れられております。


“初手の志” とは異なり ^^; 開口の二つ目さんから鑑賞。

◆三遊亭わん丈 『近江八景』
客席の “常識” の変化で噺としてもう成立しないところを “仕込17分、本編7分” で何とか纏めました。
この仕込は『掛取』を聴く際にも参考になりますね。

◆桂三木助 『近日息子』
不出来。
倅が子供言葉なのは良いとして、声も子供の声を作って演りました。
所謂 “八人芸” って奴ですな。
小手先の芸で研究会の高座へ上がる、その図太い神経に拍手。

◆瀧川鯉昇 『蛇含草』
鯉昇師らしい高座。安定しています。
様々な餅の食べ方など笑いどころ満点、愉快でした。

~仲 入~

◆古今亭文菊 『三方一両損』
好演。
ただ同じ神田住まい同士なのに、財布を拾った金太郎が『 “神田の” 小柳町』を何度も繰返し口にするのが気になりました。

◆入船亭扇遊 『崇徳院』
こちらが今夜の一席。
主任根多とすれば短い噺ですから小咄を幾つか演って本編へ。

人物造形がすっきりはっきり。
これですよ。これ。
顔の向きの上下で演じていかなけりゃ “落語にならない” ですよ。
扇遊師は登場人物の料簡がちゃぁンと腹に入っているから、互い違いに言葉を掛け合ったり先に出てきた人物が再登場してきたりしても、すぐに “今喋っているのは誰” ってのが明確。
私、扇遊師がやんわりと、大師匠の係累であるM助師に “稽古をつけている” 様に感じました。

下げ直前の速度感も素晴らしかったなぁ。
好高座、お見事。


『矢張り鯉昇師からで良かったンだよな・・・』
『まぁしかし、わん丈さんの涙ぐましい “熱演” を聴くことが出来たんだし』
『 “あれ” さえ無けりゃなぁ~』
など独りごちつつ家路へ。


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鈴本4上夜 4/10

 4月10日(水)鈴本演芸場 夜席

主任龍玉師千秋楽。
雨の中、鈴本演芸場。


桃月庵ひしもち 黄金の大黒
柳家小もん 手紙無筆
ダーク広和 奇 術  
金原亭馬治 壺算
橘家文蔵 道灌
ペペ桜井 ギター漫談   
柳家喬太郎 花見小僧
五街道雲助 時そば

~仲 入~

ホームラン 漫 才  
隅田川馬石 堀之内
林家正楽 紙切り
蜃気楼龍玉 夢金


◆ひしもち 『黄金の大黒』
まだこなれていない様子ですが、中々聴かせてくれました。
『拳固でか?』、『いえ、金槌で』まで。

◆小もん 『手紙無筆』
朗々とした口跡。
兄貴の言訳も、こう堂々と美声で喋りますと本当に聞こえますな ^^

◆ダーク広和 奇 術
ファンカードで手練を魅せて、三目並べ~カードマジック
軽い調子で和ませてくれました。

◆馬治 『壺算』
素晴らしい速度感。顔・声ともに表情豊かに愉快な高座。
好高座でした。

◆文蔵 『道灌』
所謂 “鉄板根多” ですので、出来は素晴らしいもの。
また今夜は、細かい表情や目配りを見逃さずにどっと来る、反応の鋭い客席でした。
そこで文蔵師、 “それじゃぁ” とばかりに、隠居と八の遣り取りをいつもより若干長目に演りましたね。
客席爆笑。下げへの速度感も心地良し。
好演。

◆ペペ桜井 ギター漫談
前方が伸ばしましたので、短めに。

◆喬太郎 『花見小僧』
いきなり本編。
定吉の喋りがまずもって秀逸。
それを聞く旦那の表情の曇っていく様がまた素晴らしい。
所々に喬太郎師独特の言い回しがあったりして、至極愉快な高座です。
『刀屋』も聴きたくなりました。
好高座。

◆雲助 『時そば』
初手の客の粋な雰囲気が際立っています。
対する模倣者の “探り探りの喋り” がまたお見事。
人物造形がしっかりしていますねぇ。
二晩目の蕎麦屋の情けない雰囲気もよく表れていたなぁ。
うむぅ、流石。

◆ホームラン 漫 才
『十日間ありがとうございました』 、『全く打合せ無しに演っていました』
『実験漫才です』
アドリブで15分を繋ぐことの出来る芸の持ち主なのですから、台本は要らないですよ確かに。
寄席芸人の凄みを感じました。

◆馬石 『堀之内』
十八番を愉快に。
何度聴いても笑っちゃう。
巧いねぇ。目配り、仕種、声の表情。
安定しています。好演。

◆正楽 紙切り
鋏試し相合傘、お花見、花魁、翁と媼
客に吸付莨を渡そうとする花魁、傑作。

◆龍玉 『夢金』
黒紋付で登場。
気温の低い一日でしたので、仲入の雲助師は『時そば』、主任龍玉師はこちら『夢金』。
『吝嗇と欲張りというのはまた違いがありまして・・・欲の張った人と申しますと今ならばカルロス・ゴーンさん』
客席大受け。

船宿で出船の交渉をする侍の、手炙りに手をかざす仕種が如何にも武張った様子で素晴らしい。
熊蔵がまだ二階に居る場面から充分にその本性を客席に印象付ける演出。巧かったなぁ。
“欲の熊蔵” の狡猾な目配りが臨場感を醸し出します。

川へ出て、熊が侍に呼びこまれる。
かじかむ手指を息でほぐし、頬被りの結び目を解く、蓑に見立てた羽織を脱ぎ、全身の雪を払う。
まるで演劇を観ているが如くの行届いた演出。いやぁ恐れ入りました。

侍と熊の相談場面の互いの探る様な目の動き、そして表情、 “殺しの龍玉” の至芸が炸裂します。凄い!
また、熊が日本橋の大店で“ 身祝” の金包を破る仕種も絶品ものでしたね。
下げへ向かう速度感も素晴らしい。長講31分。
雲助師匠と同じく綺麗な下げ。お見事。名演。


入場時には大粒の降りだったのですが、跳ねて外へ出ますと細かい雨粒に変わっていました。
北風に舞う霧雨が襟元に吹き込みますので、思わず襟を掻き合わせ『・・・これじゃぁ熊蔵だね』と独りごちつつ家路へ。

Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

リンゴ・スター & ヒズ・オールスター・バンド 4/3

 4月 3日(水)RINGO STARR & His All Starr Band 昭和女子大学人見記念講堂

2016年秋以来ですね、リンゴ・スター。
今回(14th)のメンバーは
スティーヴ・ルカサー <TOTO> - G./Vo.
グレッグ・ローリー <ex.サンタナ/ジャーニー> - Key./Vo.
コリン・ヘイ <ex.メン・アット・ワーク> - G./Vo.
ヘイミッシュ・スチュワート <ex.アべレージ・ホワイト・バンド> - B./G./Vo.
ウォーレン・ハム <ex.ブラッド・ロック/カンサス/AD> - Sax/Perc.
グレッグ・ビソネット <ex.デイヴ・リー・ロス> - Ds.

本日は東京初日。
公演はこれから東京ドームシティで続く訳ですが、『今まで生きてきて女子大ってのに入った事がないし、こっちにしよう』と三軒茶屋、昭和女子大学へ。
音が良いので有名ですからね、人見記念講堂は。

駅から10分程ですが池尻の方から強い北風で、これがまともに向かい風。
寒かったわぁ。
下校する女子大生は追い風ですから、すぐにすれ違っちゃうし・・・
情けないったらありゃあしない ^^;


setlistは次の通り。
01. Matchbox
02. It Don't Come Easy
03. What Goes On
04. Evil Ways
05. Rosanna
06. Pick Up the Pieces
07. Down Under
08. Boys
09. Don't Pass Me By
10. Yellow Submarine
11. Cut the Cake
12. Black Magic Woman / Gypsy Queen
13. You're Sixteen
14. Anthem
15. Overkill
16. Africa
17. Work to Do
18. Oye como va
19. I Wanna Be Your Man
20. Who Can It Be Now?
21. Hold the Line
22. Photograph
23. Act Naturally
24. With a Little Help From My Friends
25. Give Peace a Chance


リンゴも勿論ですが、皆声量が凄いですねぇ。
“生声” だものなぁ、全部が。
加工されていない本当の声。
こうでなくてはね ^^

舞台装置もシンプルなもの。
客席との遣り取りすらある手作り感。
素敵な空間だったなぁ。

ビートルズナンバーの各曲。特に Boys 、Don't Pass Me By 、 I Wanna Be Your Man 、Act Naturally 、 With a Little Help From My Friends が印象的。
Yellow Submarine の前だったかな、Day Tripper のイントロが弾かれたので驚きました。
『これ俺の曲じゃないよ』とリンゴ。面白かったなぁ。
あと Boys の前に『ローリーストーム&ハリケーンズ時代から歌っているんだ』と言っていましたね。
他 Black Magic Woman / Gypsy Queen も大迫力。聴きごたえのあるナンバーのオンパレード。
客席はそれこそ老若男女、TOTO のファンも結構いらした様に見受けられました。

うむ、大満足。佳いコンサートでした。


Tag:舞台・演劇  Trackback:0 comment:4 

神田松之丞独演会 4/2

 4月 2日(火)第58回とみん特選小劇場 神田松之丞独演会 紀伊國屋ホール

居残り会のお仲間、Mさんに席を取っていただき、久々に松之丞さん。
チケットが取りづらくなってからは足が遠のいてしまいましたが、いたちやさん主催の “NBS殺人研究会” に家人と行っていたので、『村井長庵』や『畔倉重四郎』などをよく聴いたなぁ。


◆神田久之介 鉢の木~鉢の木問答

◆神田松之丞 天保水滸伝~相撲の啖呵
◆神田松之丞 ~鹿島の棒祭
◆神田松之丞 ~笹川の花会

~仲 入~

◆神田松之丞 ~平手の最期
◆神田松之丞 ~三浦屋孫次郎の義侠


私はどちらかといいますと落語よりも講釈が好みでして・・・
十代の頃はよく本牧亭へ聴きにいったものです。
せいぜい十人か二十人くらいのお客さまで、ご隠居さんばかり。
勿論女性の姿など全くありませんでした。

あれから四、五十年。
今夜の紀伊國屋ホールのこの様子。
女性七割、男性三割。
まぁあれです。年齢層は様々なれども、取敢えず “女性” が圧倒的多数。
読み物が『天保水滸伝』なのですから、演目で集まったのではないでしょう。
松之丞さんのお客様なのですな、つまり。

当初読む予定のなかった “笹川の花会” と発端の “相撲の啖呵” が印象に残りました。


帰宅して東映(1959年)の『血闘水滸伝・怒涛の対決』(DVD)を観て、今夜の “復習” 。
『こうなると “講釈” って括りじゃあなく、 “松之丞” っていう新しい芸能だなぁ~』など詰まらない事を考えながら晩酌。



        

Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

鈴本4上夜 4/1

 4月 1日(月)鈴本演芸場 夜席


鈴本4上夜は主任蜃気楼龍玉師、仲入にお師匠さんの雲助師。
他にも喬太郎師、文蔵師、馬石師と豪華な香盤。
鑑賞歴の長い友人を誘って鈴本初日。

桃月庵ひしもち たらちね
柳家小もん 真田小僧
ダーク広和 奇 術  
金原亭馬治 強情灸
橘家文蔵 道灌
ペペ桜井 ギター漫談   
柳家喬太郎 粗忽長屋
五街道雲助 家見舞

~仲 入~

ホームラン 漫 才  
隅田川馬石 狸札
林家正楽 紙切り
蜃気楼龍玉 木乃伊取り


◆ひしもち 『たらちね』
ご本人がどことなく高貴な雰囲気をお持ちですので、この噺はお似合いかも。
楽しませていただきました。

◆小もん 『真田小僧』
以前にも書きましたが、先ずもって声が素晴らしい。
素質抜群。間も良いし上手な二つ目さんですね。
他の噺も聴いてみたいなぁ。

◆ダーク広和 奇 術
新根多を幾つかご披露。
早速「令和」の種を仕込んでいるのには驚きました。

◆馬治 『強情灸』
真打に昇進する前後に湯島の古金亭でよく遭遇したなぁ。
あの頃は、勢い旺盛な巧者との印象でした。
表情の変化にもう一工夫欲しい気がしましたが、話術は凄いですな。
好高座でした。

◆文蔵 『道灌』
お弟子さんのを先月国立演芸場で聴きましたが、 “本家本元” に接すると迫力が違いますね。
十八番だもの、文句なし。

◆ペペ桜井 ギター漫談
根多に変化はないのですが、何十回聴いても面白いなぁ。

◆喬太郎 『粗忽長屋』
今夜一番のびっくり。
出囃子を聴きながら『新入生の時期だし、コンパ根多から “メアリー” 辺りじゃあないか?』と友人に耳打ちしていたのですが、さっと古典へ。
努めて軽く演った印象。 “さらり” とした高座でした。

◆雲助 『家見舞』
演っているご本人も噺を楽しんでいるが如くに、愉快な表情(顔も声も)で。
流石の至芸。恐れ入りました。

◆ホームラン 漫 才
客席へ向けての根多、というより二人のお喋りが中心でお客様はそれを傍観している感じ。
しかし面白いなぁ。

◆馬石 『狸札』
十八番の動物もの。
馬石師独特の演出。狸になって演ってくれました。好高座。

◆正楽 紙切り
鋏試し相合傘、お花見、龍玉師匠、藤娘
『 “令和元年” なんてお題が出るのじゃないか?』などと友人と喋っておりましたけれども、素直なお題が揃いました。
花の下、唄い踊る “お花見” 、傑作。

◆龍玉 『木乃伊取り』
“殺しの龍玉” も新元号発表の今夜ばかりはお休みして、廓噺。
清蔵が角海老へ乗り込んでからが見せ場。
美味そうに呑んで酔っていたなぁ。
『早く家に帰って呑みたいね』と思わせる素敵な高座。
酌をするかしくがまた素晴らしく艶っぽく、これじゃ盃が進んぢまうわなぁ、という感じ。
好演。


跳ねて雨の中をあれこれ言い合いながら家路へ。
『今夜はお行儀の良い高座が揃ったね』と意見一致。




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プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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