FC2ブログ

第46回人形町らくだ亭 2/22

 2月22日(金)第46回人形町らくだ亭 日本橋劇場

今夜の主任は小満ん師『居残り佐平次』。
一朝師『黄金餅』。
客演は上方から桂春蝶師『地獄巡り』。他に柳家一琴師『牛ほめ』と前触れされています。

◆林家まめ平 『真田小僧』

◆柳家一琴 『牛ほめ』

◆春風亭一朝 『黄金餅』
志ん生師が降りてきたのでは?と思いました。次第々々に声までもが志ん生師に聞こえてきたのですが、これ私の思い込みかしら。

道中の言い立ては出だしやや慎重ながら、次第に調子が出てきて中手が入りました。
出鱈目な読経場面の描写も秀逸でしたねぇ。
陰惨な噺も一朝師の切れのある口調でさっぱりと仕上がった感じ。好演。

~仲 入~

◆桂春蝶 『地獄巡り』
春蝶師、私は初見ですが上手ですね。
自信に満ちた高座。面白かったなぁ。
しかし最後に父親である先代を登場させるのは反則だよ~。ちょっと潤んじゃったじゃない。

演題は『地獄八景亡者戯』とした方が上方らしくて良かったのではないかしらん。
とこれは席亭に注文。

◆柳家小満ん 『居残り佐平次』
小満ん師らしく大袈裟を排した静かな描写。そして独特の洒脱な言い回しが随所に散りばめられました。

まるきり当て推量ですが、この『居残り』を得意とし白浪五人男の台詞を噺に取り入れた“盲の小せん”こと初代柳家小せん師の型をそのまま演じたのではないかしら?

佐平次を含め四人で登楼、投げ込みは一人五円計十五円、女性は一人も出てこない演出。
芝の勝つぁんの座敷に佐平次が下地を持って上がり、持ち上げて祝儀を切らせますが霞花魁は登場しないまま場面は切り替わります。
この座敷場面のみならず、上手に噺を刈り込んで、佐平次の畳み掛ける調子と噺の展開が見事に同期していました。

下げはなく、妓楼の主人と佐平次のやり取りを盛り上げたところまで。
素晴らしい出来。
佐平次の人物造形は通常『現実にはあり得ない厚かましさ』なのですが、小満ん師のより写実的な描写ですっかり噺に入り込んでしまいました。
いやぁ、凄かった。
名演と申し上げて差し支えありますまい。


小満ん師『居残り』の余韻に痺れながら家路へ。





Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

Comment

comment form
(編集・削除用):
管理者にだけ表示を許可
プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR