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隅田川馬石 名人長二 仏壇叩き 3/4

 3月 4日(月)隅田川馬石『名人長二』
連続口演 第一夜『仏壇叩き』 お江戸日本橋亭

連続六回口演初日。
この『名人長二』を生で聴くのは私初めて。
大昔、志ん生師のカセットテープ(ニッポン放送音源)をなけなしの小遣いで月に一本づつ買い続けていた頃、どうしても手が出なかったのがこの『名人長二』の続き物。
その後CDで断片を聴いた覚えはありますが、通しは一度も聴いたことがありません。

師弟揃い踏みの『連続口演』も興味津々。
家人と連れ立って六夜を通すこととなりました。

◆隅田川馬石 名人長二 仏壇叩き
九歳で親方清兵衛の弟子に入り、指物修行を積んできた長二。今や油の乗り切った二十八歳。指物師として名声を得ると同時に変わり者、捻り者でもあり不器用長二の異名を持っています。

ここの、長二の所謂職人気質を馬石師は上手に表しましたねぇ~。
十百年、つまり千年使える道具を作るのだという長二の職人気質を存分に描き込みました。

その長二の元に、蔵前の札差坂倉屋助七から仏壇の注文が入ります。
長二が腕を振るって作った仏壇の見事な出来に坂倉屋助七は大喜び。
しかし『手間は百両。一切負からぬ』との長二の言葉が発端となり、仏壇に難癖をつけます。

才槌で仏壇を打って釘一本でも緩んだら金は要らないとの長二の言葉に対し、助七はもし壊れなかったら千両出そうと言いながら、才槌で力一杯何度も打ち叩くものの緩みは全くありません。

感服した助七は約束通り千両を払うと言いますが、長二は手間の百両だけを取り、帰っていきます。

坂倉屋助七の心情は『職人風情が何を言いやがる』と言う感じ。
対する長二は泰然としています。
馬石師、ここの対比も巧みに描きました。

その後、手伝いの兼松が仕事中に鑿で足に怪我を負い、また長二自身も背中の古傷の具合が思わしくないので、湯河原へ湯治に旅立ちます。

今夜はこれまで。
馬石師、頗る気分良さそうに演じていました。
明日も楽しみです。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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Author:喜洛庵上々
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