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鈴本6上昼 6/1

 6月 1日(土)鈴本演芸場 昼席

いつもは電話で済ませるにぎわい座の前売ですが、数年振りに並んで購入するという『暴挙』に及んだのは、長い鑑賞歴を持つ友人と待ち合わせの為。

にぎわい座七月分の予約を無事に済ませました後、夏の日差しの中を上野へと『二人旅』。
鈴本6上昼の初日へやって参りました。
本来、伯楽師の芝居ながら初日は代跳ね白酒師。週末らしく出演順の変更などもある様子です。

三遊亭歌りん 子ほめ
古今亭駒次 生徒の作文
ストレート松浦 ジャクリング
金原亭馬遊 転失気
古今亭志ん陽 たらちね
すず風にゃん子・金魚 漫 才
古今亭文菊 浮世床
橘家文左衛門 桃太郎
ひびきわたる キセル漫談
宝井琴調 匙加減

~仲 入~

伊藤夢葉 奇 術
三遊亭歌武蔵 漫 談
春風亭正朝 狸札
大空遊平・かほり 漫 才
桃月庵白酒 お見立て

◆駒次 『生徒の作文』
十八番を掛けてきました。
何度聴いても面白いなぁ。下がる際、大きな送り手でしたね。

◆馬遊 『転失気』
私、馬遊師の高座には久し振りに接します。
黄色の着物(麻かな)に黒羽織と、往年のバルチック艦隊の煙突みたいな配色には驚きました。
しかし相変わらず好い声だなぁ。非常に聴きやすい発声です。これが武器ですよ。
寄席の尺の『転失気』。爆笑の好高座。

◆志ん陽 『たらちね』
昨秋の昇進披露興行には数回伺いましたが、その後行き違っていましたので、こちらもお久し振り。

十八番の『たらちね』。
八五郎が大家さん方から長屋へ帰り、七輪の火を起こしながら『あぁでもない、こうでもない』と想像を巡らす。その時の表情が絶妙。
志ん陽師、朝太時代からこの場面は絶品ものの巧さでしたが、仕種もより大きくなって愉快さが増しています。
堪能しました。お見事。

◆文菊 『浮世床』
これを聴くと志ん五師を思い出します。
お馴染みの『患っている海老』の枕から太閤記姉川の合戦。
『姉が土器』等くすぐりも同一でしたので志ん五師からかな?
余裕の高座。好演。

◆文左衛門 『桃太郎』
父子の会話に挟む父親の半畳に客席大爆笑。
面白いことって、ぽつりと言った方が効果的なんですね。 
実に面白かったなぁ。
大きな送り手を背に下がりました。

◆琴調 『匙加減』
大岡裁きより『人情匙加減』。
前に矢張り琴調先生で伺った記憶があります。
佳い話だなぁ~。
たっぷり聴くことが出来て幸運でした。

◆歌武蔵 漫 談
いつもの相撲漫談なのですが、客席は爆笑の連続。いやぁ受けていましたねぇ~。

◆正朝 『狸札』
子狸のとぼけた悪戯っぽい雰囲気は正朝師ならでは。
愉快な一席。好演。

◆白酒 『お見立て』
最初から廓噺を演ろうと決めていたのでしょう。三道楽の枕を振りましたが、その後漫談風味の長めの前置きを挟み、古今亭お家芸『お見立て』へ。

雲助師ですと喜瀬川花魁の面倒くさそうな気だるい雰囲気、そして伝法な口調あたりもまた“愉しみ所”のこの噺。
白酒師は杢兵衛大尽の馬鹿正直っぷりとそれに振り回される喜助の慌て振りに力点を置き、笑い沢山の滑稽譚に仕上げてくれました。

いやぁ笑ったなぁ~。
最後のお墓は圓歌師匠(健在でいらっしゃる!)その前は談志師匠のお墓と遊び、客席大喜び。

うむ~、流石の出来。好高座でした。


跳ねて友人と『週末だからかな?肩の凝らない噺が並んだね』など語り合いながら帰路へ。

各師匠方の好高座揃いだった中、志ん陽師、文菊師の高座もまた素晴らしかったなぁ。
数えてみましたら、私はここ鈴本の披露目に大初日を含めて四夜、あと最後の国立演芸場に一度伺っていましたが『この両師匠の真打披露を何度か観ることが出来て良かったなぁ~』と、友人と別れてから思わず独りごちました。





Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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