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第一回 NBS殺人研究会 7/7

 7月 7日(日)第一回 NBS殺人研究会 お江戸日本橋亭

七夕の晩、新しい演芸会が始まりました。
NBS(日本橋)殺人研究会。
“殺しの龍玉”こと蜃気楼龍玉師、“新進気鋭”神田松之丞さんの二人会。
更に解説には、“怪僧”石井徹也氏を迎えるという念の入ったご趣向。さぁ、第一回。

◆解 説 石井徹也 いたちや女将
緞帳が開きますと高座を挟んで上手へ石井氏、下手に司会役の主催者いたちやさんが椅子に腰掛けて登場。
解説要点を模造紙に手書きして高座へ掲げ、要領よくこの研究会の趣旨や出演者を紹介。そして『殺人研究講座』へ。
これが思いの外に面白く、また興味深い内容。
石井氏の『日本の殺人と海外の殺人の比較』など、愉しく聴かせていただきました。

◆神田松之丞 『村井長庵~お小夜身売り、重兵衛殺し』
解説でも触れられていましたが、所謂大岡三政談、つまり『畔倉重四郎』、『徳川天一坊』そして今夜の『村井長庵』について、裁いた大岡越前守が『この三者は八つ裂きにして余りある』と言ったということなどを簡略に前置きして本編へ入りました。
この前振りを先程の『殺人研究講座』で先取りされてしまったので、少し入りづらかったのかな?

大岡三政談を全て読むのは師匠の神田松鯉先生お一人とのこと。それぞれが二十席ぐらいづつの続きものとの事です。

しかしこの村井長庵という男、悪い奴だねぇ~。
東海道江尻宿在から娘の身売りの為に江戸に来た妹の亭主。つまり義弟ですが、この義弟と長庵の遣り取り、聴き応え充分。
義弟の方は娘を売るほどの困窮、これが松之丞さんの豊かな描写で客席へ伝わって来ています。
そこへ『半分貸してくれ』ですからねぇ。しかもそれは『借りる』のではなく『貰う』だと判っているから、義弟は必死に拒む。無理押しする長庵。
迫力あったなぁ。

札の辻の修羅場も素晴らしい描き込み。
松之丞さん、熱演、好演。

~仲 入~

◆蜃気楼龍玉 『怪談牡丹灯籠~栗橋宿』
お馴染みの『お札はがし』の続きがこの『栗橋宿』。矢張り怪談噺ですので聴く機会の比較的多い噺です。

龍玉師、抜群の出来。
伴蔵の人物造形が素晴らしい。そして女性が上手ですからねぇ、龍玉師は。お峰の悋気の様子なども大変見応えがありました。
充実した一席。
“殺しの龍玉”面目躍如と言ったところ。


跳ねて家人と『良かったねぇ~』と意見一致。

しかし『殺人研究会』だから仕方ないけれども、今夜の日本橋亭、冷房が効き過ぎて寒いこと。(吹き出し口の下だったからかなぁ?)
『あれなら一日二日死骸も痛まないだろうね』など言い合いながら家路へ。





Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:1 

Comment

喜洛庵上々 URL|コメントありがとう存じます。
#sW.pyMog Edit  2013.07.08 Mon22:25
コメントありがとうございます。本当、次回が楽しみですね。
次回10/14は、龍玉師が圓朝噺『敵討札所の霊験~七兵衛殺し』
松之丞さんは大岡三政談の『畔倉重四郎~金兵衛殺し』とのこと。
石井氏の前説もどんな話になるのか興味深いところです。
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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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