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らくご街道 雲助五拾三次 -両徳- 7/19

 7月19日(金)らくご街道 雲助五拾三次 -両徳- 日本橋劇場

今夜の“雲助五拾三次”は、第四宿 -両徳-。
雲助師『船徳』、『お初徳兵衛』、他一席と触れられています。

◆柳亭市助 『道具屋』

◆五街道雲助 『たがや』
実は道すがら家人に『他一席って何だろう』と聞かれ、『たがやじゃないかな?』と当て推量に答えたのですが的中しました。

『両国風景』を糸に乗せてたっぷり聴かせてくれたかと思えば、切羽詰まったたがやの頭の中を駆け巡るのは出身中学の『両国中学時代の思い出』。
遊び心一杯の傑作高座。大いに笑わせてくれました。

仲入後に『何十年振りのたがや、しかも二三回しか演ったことが無い』と雲助師。
珍品の『たがや』、堪能しました。

~仲 入~

◆五街道雲助 『船徳~お初徳兵衛浮名桟橋』
昨年鈴本6上夜の『ちょいと、若旦那ぁ!』以来、かな?
ただあの時は『船徳』は石垣の件までぐらいだったかも知れません。
今夜はまず『船徳』をたっぷり演って『お初徳兵衛』へ繋ぎました。

『船徳』に於ける徳兵衛の若旦那らしい様々な仕種、言動、これ雲助師独特の味わいですねぇ。
あと下げの直前なのですが、桟橋へ上がったお客様の『あれぇ?船頭見えなくなっちゃった、あぁ、舟の中でへたばっちゃってる』という言葉を挟み、徳兵衛の疲労困憊振りを強調します。
この一言を挿れることで下げの『柳橋まで船頭一人・・・』が非常に活きますね。お見事でした。

続けて『お初徳兵衛』。途端に渋く鯔背な徳兵衛に早変わり。
眼の表情をがらっと変え、発声、口調も最早『若旦那のそれ』ではありません。

首尾の松へ船を舫った後、お初が徳兵衛を屋形の中へと声を掛ける。ここからのお初の独白がいいなぁ。
そして雷。濡れ場。

毎度の事ながら最後の『船はいつまでも動こうとは致しません』の台詞にぞくぅっと来ました。
好かったなぁ。


夏の噺を堪能し、すっかり満足。
『師匠、乗ってるね』など家人と語り合いながら家路へ。
今夜も素晴らしかったなぁ~。





Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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