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国立名人会 7/21

 7月21日(日)第365回 国立名人会 国立演芸場

暑さ一服の日曜日。
志ん輔師『船徳』を聴きたいなぁ~、と三宅坂へ。

◆古今亭半輔 『寄合酒』

◆橘家文左衛門 『道灌』
十八番を丁寧に。
『なんですと?』も入りました。
寄席でよく掛かる噺ですが、文左衛門師の『道灌』は一味違いますね。
流石の出来。お見事でした。

◆初音家左橋 『お菊の皿』
愉快な高座。
町内の連中が初手から余り怖がっていない雰囲気で、滑稽味に寄せた演出。
明るい『お菊の皿』。好演。

◆古今亭志ん輔 『船徳』
冒頭、謡いながら舟を漕ぎ進む船頭と、川端(桟橋)にいる別の船宿の船頭の遣り取りから入ります。この会話の内容が『若旦那』つまり徳兵衛についてなのですね。
川端(桟橋)の船頭の船宿に居候しているのが『若旦那』、という紹介があり、場面は船宿の二階へ。
この場面転換、志ん輔師独特の工夫でしょうね。非常に斬新でした。好かったなぁ。

一昨日の雲助師が『弱々しい若旦那』とすれば、今日の志ん輔の徳兵衛は『わがままな若旦那』。
志ん輔師の活写で『困ったちゃんの徳兵衛』が目の前へ出現。こんな人が本当にいたら弱っちゃうよなぁ~、まったく。
期待通り、素晴らしい『船徳』。堪能しました。

~仲 入~

◆瀧川鯉昇 『蛇含草』
焼き餅を食べるのがこの『蛇含草』、蕎麦を食べるのが『そば清』とは知りつつも、噺の組み立てがこんなに異なるとは意外でした。

餅の食べ分け場面などなかなか愉快。

ただ、下げで『人間を溶かす・・・』と説明的になっていましたが、これはそれこそ“蛇足”のように思います。
“考え落ち”のままで如何でしょうか。

◆林家今丸 紙切り
鋏試し浴衣姿(縁台に腰掛け団扇をつかう浴衣女性)、両国川開き、花魁、朝顔、お客様似顔
『朝顔』のお題で切った、浴衣女性の立ち姿と籠の朝顔、傑作。

◆桂 米丸 『杖』須川勇=作
お元気ですねぇ。
今輔師の思い出話を枕に、最近の新作を掛けてきました。

『そういえばそんな事もあるなぁ』と思い当たる心の動きを切りとった噺。
小品ながら珠玉の一席。お見事。


跳ねて『米丸師匠、面白かったねぇ』など家人と喋りながら家路へ。





Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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