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睦会 8/12

 8月12日(月)睦会~扇遊・鯉昇・喜多八三人会 にぎわい座

雲助師匠の“五拾三次”『髪結新三』と予定が重なってしまい、前回(5/14)は見送ったこの『にぎわい座睦会』。
“皆勤”が途切れると、ふっとそれきりになってしまうこともよくあるのですけれども、この会は何か魅力的なんですねぇ。予約を忘れませんでした。

今夜は喜多八師匠が主任で二席と触れられています。

◆瀧川鯉○ 『狸札』
きっと楽屋での仕事がばたばたしていたのでしょう。噛み気味なところを何とか持ちこたえて、下げまでたどり着いたのですが・・・。
聞き取りやすい声質。明るい口調。表情も豊か。次の機会に大いに期待。

◆柳家喜多八 『唖の釣り』
ほぼ一杯の一階席を前に『継続は力なりですね』とご満悦。
『回を重ねても同じ根多を演らぬ様、心掛けています』。

『短命』でも繰り出す“無言劇”を駆使して愉快に。好演。

◆入船亭扇遊 『大山詣り』
しゃきしゃきした江戸っ子口調の長屋連中を見事に描き込み、調子よく噺を進めました。

今夜の扇遊師『大山詣り』、基本は紛れもなく志ん朝師の型。登場人物の会話の細部まで全くそっくりでした。
直伝なのかな?それとも志ん輔師からかな?

とにかく抜群の出来。素晴らしい高座でした。

~仲 入~

◆瀧川鯉昇 『粗忽長屋』
なんと行き倒れは『俺の親父の若い頃』。
大家さんも含めた長屋の主だったる面々を引き連れて再登場の場面は、まさに抱腹絶倒。
勿論、当人たる親父さんも『あぁ、俺もってた、この着物』と輪をかけた惚けっぷり。
愉しい改作に客席爆笑。

◆柳家喜多八 『明烏』
苦笑いを浮かべ照れながら出てきて『最初に演った噺、前回の5月のこの会と被りました』。

な~るほど、それで扇遊師が『私と鯉昇師はまだいいのですが・・・』と何やら言っていた謎が解けました。
前回の根多を繰り返してしまったのね。それも『意地でも同じ噺はしないで・・・』と強調しておいて。
まぁしかし、5月の会を抜いた私にしてみれば『唖の釣り』に遭遇出来て良かったなぁ~。

さて『明烏』。
源兵衛と多助を詳細に描き込み、時次郎は割合略筆と“悪が巧い”喜多八師ならではの演出。
これはこれで面白かったですねぇ。
悪(ワル)が本当にお上手。お見事でした。


跳ねて外へ出てみれば、どうやら相当降ったらしく水溜まりも。
『今夜は扇遊師の大山詣りに尽きるなぁ~』と独りごちながら家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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