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よこはま萬々 三遊亭萬橘独演会 8/23

 8月23日(金)よこはま萬々 三遊亭萬橘独演会 のげシャーレ

『萬橘師、なかなか面白いよ』と誘った鑑賞歴の長い友人と二人、にぎわい座へ。

◆三遊亭萬橘 『雑俳』
ほぼ満員の客席の雰囲気をほぐしながら先ずは御挨拶。
『仲入前に三席演ります』
やや緊張気味かな?

実は私、この『雑俳』という噺は余り好みではありません。特に『柳昇師型』を亡くなったご本人以外で聴くのが苦手。
これ、誠に妙な言い回しですが柳昇師型は柳昇師の個性ならではのもので、ご本人が演るから私は受け入れることが出来たのですね。それが他の演者ですとなにやら『悪乗り感』が露骨に感じられ、どうも好感が持てない次第。

しかし今夜の萬橘師の型は、指南する御隠居に光をあてた演出。私、すとんと腑に落ちる感じがしました。
面白かったなぁ~。好演。

◆三遊亭萬橘 『初音の鼓』
殿様が鼓を調べる場面で、最初に鳴いたのは三太夫なのか、それとも三太夫がなかなか鳴かないので焦れた道具屋金兵衛が鳴いたものなのか、こちらへ伝わって来ませんでした。
一席目の『雑俳』はかなり高い完成度と感じましたが、こちら『ぽんこん』はまだ発展途上なのかも。

三太夫の人物造形、殿様の大真面目な所作などを今一歩踏み込んで描き込めたならば、より爆発的な笑いを生むのでは?と感じました。

◆三遊亭萬橘 『酢豆腐』
狭い部屋に大勢の人が寄り集まっている『わいわいがやがや』した雰囲気、そしてその空間に籠もる熱気、暑さを大変巧みに描写。

伊勢屋の若旦那の風情も面白かったのですが、ちと押して若干だれた印象。
ここはもう少し刈り込んでくれた方が私は聴き易いなぁ~。
しかし漱ぎに飲んだのが『酢豆腐の水割り』とはまた考えましたねぇ。大笑い。

~仲 入~

◆三遊亭萬橘 『青菜』
こうした『鸚鵡返しもの』もまた萬橘師の十八番の一つ。客席大爆笑。
長屋へ帰って来てからの会話が特に愉快でした。
楽しい一席。お見事。


跳ねて友人が『切替が巧みだね』
『こういう萬橘師のような肩の凝らない方向性の噺家さんが、寄席で間に挟まって出演してくれたらいいのだけどねぇ』
『上下の切り方は寄席向きだよ』
など、歩きながら『感想戦』。

次回は来年2月と随分先。しかし面白かったなぁ、また来ようかしらん。
と、これは独り言。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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