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鈴本9上昼 9/1

 9月 1日(日)鈴本演芸場 昼席

今日は防災の日。
首都圏を襲った大地震、関東大震災は90年前の今日、大正12年(1923年)9月1日の昼ごろに起きたのですね。
さて上野鈴本演芸場9月上席昼の部は、昭和6年(1931年)生まれの川柳師匠が主任、昭和4年(1929年)生まれの金馬師匠が仲入。お元気な両師匠の周りに一朝師、正蔵師、菊之丞師。
古い友人を誘って初日に参上致しました。

柳家緑太 やかん
川柳つくし 女子会こわい
ストレート松浦 ジャグリング
柳家小せん 猫と金魚 
春風亭一朝 唖の釣り
ペペ桜井 ギター漫談
林家正蔵 お菊の皿
柳亭市馬 粗忽の釘
江戸家猫八 ものまね
三遊亭金馬 親子酒

~仲 入~

ホームラン 漫 才
柳家はん治 鯛
古今亭菊之丞 町内の若い衆
林家二楽 紙切り
川柳川柳 ガーコン~ラ・マラゲーニャ


◆つくし 『女子会こわい』
20日後に真打昇進披露興行を控えての高座。この芝居は、今月下席に真打昇進する五人が交互にこの二つ目枠へ上がり、ご機嫌を伺う趣向の様です。
『女子会こわい』面白かったなぁ。

◆ストレート松浦 ジャグリング
鏡味仙三郎社中代演。いつもと変わらぬ鮮やか且つお洒落な高座。
中国独楽~デビルスティック~ボールジャグリング

◆小せん 『猫と金魚』
ちょっと演りづらかったのか、滑稽味が充分に伝わって来ませんでした。
生真面目な印象の小せん師、相当『壊れちゃわないと』この噺は厳しいかも。
そう言えば圓蔵師、どうしてらっしゃるのかしらん。

◆一朝 『唖の釣り』
歯切れ良くとんとんと噺を進め、客席を前のめりにさせました。
流石の出来。お見事。

◆ペペ桜井 ギター漫談
こちらも昭和10年(1935年)生まれのペペ先生。
喜寿を迎えても変わらぬ爆笑漫談。お元気です。

◆正蔵 『お菊の皿』
御隠居の家へ集まってきた若者達の様子、そして部屋の奥行きなどを視線を巡らすことで上手に表現してくれました。巧いなぁ。
番町での一人々々の表情も細かく描き込みました。丁寧な高座。素晴らしい出来。

◆市馬 『粗忽の釘』
小朝師代演。
トンコ節入り。いつも通り愉快な高座。客席爆笑。

◆江戸家猫八 ものまね
少し押したか鶏と鴬、不如帰、あとアフリカの虫で下りました。

◆金馬 『親子酒』
珠玉の一席。抜群の完成度。
面白かったなぁ。

◆ホームラン 漫 才
初日ながら日曜日とあって三本の代演が出ました今日の芝居。実は当初発表では、喰い付きに“昭和のいる・こいる”先生でした。今月の国立名人会もかなり早い時点で病気休演と発表がありましたけれども、心配だなぁ。“のいこい先生”のお元気な高座を待っています。
さてホームラン。いつもの根多で爆笑を誘いました。何回聴いても面白いですねぇ。流石だね。

◆はん治 『鯛』
喜多八師代演。
十八番を繰り出して来ました。
独特の“はん治節”に乗せての爆笑譚。こうなると、もうまるで当て書き。
“はん治ワールド”を堪能しました。

◆菊之丞 『町内の若い衆』
何を掛けるかなぁ?と興味を持っていましたが、膝前らしく『町内の若い衆』を。
この噺はこうしてさらっと上品にやらないとね。

◆二楽 紙切り
鋏試し桃太郎、白鵬、昇り龍、あまちゃん

最初の桃太郎をお客様に手渡した後、漫談風にお喋りしているのを遮って『白鵬!』と大きな声が掛かり『はいはい、お喋りはいいから早く切れってことですね』と冗談めかして不知火型の土俵入りを切りました。
紙切りは客席からの声掛けで成り立つ高座ではありますが、少し考え考え声を掛けた方がいいですなぁ。

最後のあまちゃん、潜水して雲丹をとる海女、お見事。傑作でした。

◆川柳 『ガーコン』
文句なし。喋り声がやや細くなった気がしますけれども、軍歌になれば全盛期と変わりありません。
ジャズシーンでの私の“つぼ”であるベースもたっぷり。大爆笑、大満足。

脱穀を終えて一旦下がりソンブレロ、サロッペ姿でギター片手に再登場。『日本、メキシコ折衷です』。
そして『ラ・マラゲーニャ』。裏声も綺麗に。お見事。


小はぜさんの叩く追い出しに送られて歩き始めますと友人が『本物の藤山一郎の音程を狂いなく再現出来るんだからなぁ~、流石だったなぁ』。
後は『灰勝も本人そのものだった』、『正蔵師匠、巧かったなぁ』、『金馬師“親子酒”は頭ひとつ抜けた出来だったねぇ』など、てんでに感想を言い合いながら家路へ。
いやぁ、面白かったぁ~。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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