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睦会 5/14

 5月14日(月)睦会~扇遊・鯉昇・喜多八三人会 にぎわい座

いくつかのレギュラー公演を一ケ月~数ケ月で回していくのがにぎわい座の興行の常ですが、
その中でも「足を運びたい」と思う番組の一つがこの『睦会』。
前回公演は1月13日でした。
今夜は扇遊師が主任で二席と前触れされています。

◆瀧川鯉和 『子ほめ』

◆入船亭扇遊 『蜘蛛駕籠』
淀みない口跡で、爽やかな高座。
酔っぱらいが絡む長尺版をたっぷり。

◆瀧川鯉昇 『湯屋番』
居候置いて合わず居て合わず。
その居候の部分を時間をかけてたっぷりと。
後半はやや疲れたのかなぁ、番台に上がってから少しおとなしくなっちゃった。
四十分強の高座。

ここで仲入

◆柳家喜多八 『鈴ヶ森』
白鵬が連敗したとの今日の話題に始まり相撲の枕を振ってきたので、
てっきり佐野山でもやるのかな?と思っていましたら、
何につけても新米ってのは上手く出来ないもので・・・と泥棒の方へ。

2月のらくだ亭で喜多八師の『もぐら泥』の確かさに舌を巻いた覚えがありましたので
「泥棒来たかぁ~」と期待感がにわかに溢れました。

新米の滑舌が悪くて、くちゃくちゃっとなってしまう場面。
藪に隠れた刹那、筍に尻を塞がれる場面。

どこをとっても期待に違わぬ面白さ。
上手だなぁ。恐れ入りました。

◆入船亭扇遊 『井戸の茶碗』
上がった時刻が既に9時。
軽い噺で跳ねるだろう、と思いましたが・・・
『曲がったものの嫌いな・・・』と噺へ。

志ん朝師の型をほぼそっくりそのままやられましたので、私は志ん朝師の高座を思い出し途中から泣き笑いの体。
特に千代田卜斎の科白口調は「志ん朝師が降りて来たのじゃないか?」というぐらいそっくり。

細部に扇遊師の工夫も見られましたが「古典芸能における芸の継承」を堪能し、またその「確かな継承」の現場を客席で鑑賞出来た喜びで、胸がいっぱいになりました。
本当に素晴らしい井戸茶でした。

跳ねて時計を見れば9時35分。
充実の一言。

Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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