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第50回人形町らくだ亭 10/2

10月 2日(水)第50回人形町らくだ亭 日本橋劇場

今年2月の『第46回』以来、暫く振りの“人形町らくだ亭”。
『第50回記念特別公演』の今夜は、五人のレギュラー勢揃いでご機嫌を伺います。


◆林家けい木 『十徳』
少し早めに上がったのかしらん。
扉を開け放しロビーの喧騒が聞こえる状態。そしてお客様がどんどん入場着席する中の高座。
さぞ演りにくかろう、と気の毒なぐらいでしたけれども、落ち着いて噺を進め笑わせどころではきちんと客席を沸かせました。
好演。また聴いてみたいなぁ、けい木さん。

◆春風亭一朝 『魂の入替え』
人が眠りにつくとその人の魂が抜け出して、という如何にも落語的奇想天外なお話。
抜け出した魂が見世物小屋の若い衆に拾われますが・・・
一朝師、珍しい噺を面白おかしく演ってくれました。

◆柳家さん喬 『片棒』
寄席ですと次男坊の“山車”の件あたり、からくり人形の仕種で笑わせて下がることも多いこの噺。
今夜はたっぷり、本来の下げまで。
愉快な高座。

◆五街道雲助 『厩火事』
志ん生師直伝の男女の縁に纏わる小咄“帯がほどけてます”、“シャツと猿股”などを枕に本編へ。
お崎さんの造形が見事。怒ったり拗ねたり、本当に喧しい女性でしたね。
仲人の旦那が落ち着いた風情で、これもまた“それらしい”感じ。
兄貴じゃぁなくて旦那ですものね。
下げへ繋がる場面では、お皿を手の平へ乗せ太神楽よろしく“手の平返し”の外連。

雲助師匠、今夜はいつもより大袈裟に“くさく”演った様な気がします。客席爆笑の一席。流石ですねぇ。

~仲 入~

◆古今亭志ん輔 『紙入れ』
女将さんのその色っぽいこと。
新吉を手玉に取る様子をたっぷり。
雲助師に引っ張られた訳でもありますまいが、志ん輔師も今夜は表現がいつもより大きかった感じ。
新吉の“肩を揺すらないで下さい”と哀願する姿、面白かったですねぇ。

『紙入れ』を忘れた新吉ですが、紙入れに言及したのは一度だけ。
翌朝の旦那との会話では『手紙』で通しましたけれども、これは何か意図があったのかな?

私、この噺の後味の良し悪しは、旦那の描き方で決まると思っています。
志ん輔師、実に爽やかな雰囲気で下げへ持っていきました。巧いなぁ。

◆柳家小満ん 『二十四孝』
淡々とした口調で噺を進め、滑稽譚をさらりと口演。
小満ん師の渋い話芸を堪能しました。
好高座。


今夜の特別公演、五人の師匠それぞれが、その持ち味を存分に発揮し素晴らしい高座を見せてくれました。
大満足の人形町らくだ亭、次回は12月17日(火)開催。主任雲助師、十八番の『鰍沢』と発表されています。楽しみだなぁ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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