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国立10上昼 10/5

10月 5日(土)国立演芸場 昼席

予約受付の二日前に発表された国立演芸場10月上席の香盤は、主任三笑亭茶楽師、仲入神田松鯉先生と眩いばかり。
『鑑賞日程が忙しくなるけれども、何とか観たいなぁ』と三宅坂へ駆けつけました。


◆三遊亭遊松 『初天神』
金坊とお父っつぁんの会話が生きていました。前座さんとは思えない達者な運び。
登場人物の気持ちになって演っているのが、見てとれました。
もしかしたら、遊松さん、本当にお腹がすいていたのかな?

◆三遊亭小笑 『悋気の独楽』
女性の描写が巧いなぁ。ただ、発声が気になりました。
あれが地の声なのでしょうか。

◆山遊亭金太郎 『目黒のさんま』
これはもう手の内。
季節の噺をさらりと。好演。

◆ぴろき 漫 談
抱腹絶倒の爆笑高座。
これを書いている今でも、思い出して笑ってしまいます。
面白かったなぁ。

◆三遊亭遊之介 『ふぐ鍋』
少し早めながら、今日の気温ならば違和感は全くありませんね。
前半の幇間と旦那の場面が若干引っ張り加減で、冗長かとも思いましたけれども、後半を綺麗にまとめました。
好高座。

◆神田松鯉 『赤穂義士外伝~天野屋利兵衛』
吉良邸討ち入りの密議を知らされ、何か役に立ちたいと申し出た赤穂藩お出入りの商人、天野屋利兵衛。
城代家老大石内蔵助の依頼により、忍び道具の調達に尽力します。
この怪しい道具の仕入れが奉行所の知るところとなり、捕縛され厳しい拷問を受けますが、忍び道具の依頼主の名を明かすことはありません。
当年五歳の息子七之助までもが拷問に掛けられようとするところ、事情を察した奉行により疑いは不問となります。
『天野屋利兵衛は男でござる』の台詞も有名な、義士外伝~天野屋利兵衛。
いやぁ、堪能したぁ~。

~仲 入~

◆小泉ポロン 奇 術
見事な読心術。不思議な雰囲気を愉しみました。

◆三笑亭夢花 『天災』
啖呵が切れて好い感じ。
と思っていたのですが、最後半の鸚鵡返し場面で八五郎の声が大き過ぎました。
噺を壊しちゃった。
前半は好かったのになぁ~。

◆東 京太・ゆめ子 漫 才
お元気です。息のあった遣り取りで雰囲気を変えてくれました。

◆三笑亭茶楽 『明烏』
十八番を掛けて来ました。
なんといっても日向屋時次郎の造形が素晴らしい。
寄席の尺に刈り込んだ短縮版ながら、その巧みな描写で客席を吉原へ連れて行ってくれました。
好かったなぁ。お見事。


跳ねて霧雨の中を大劇場への坂を歩きながら家人が、『素晴らしい明烏だったけれども、あの「花魁が両の掌で私の一物をぐっと握って」という直接的表現がどうも・・・』
と言いますのを『昔の型を再現してくれたんだョ』と宥めながら家路へ。

仲入松鯉先生、主任茶楽師、期待に違わぬ素晴らしい高座。そして代演のぴろき先生も面白かったなぁ。
大満足。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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