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花形演芸会 11/16

11月16日(土)第414回 花形演芸会 国立演芸場

志ん陽師『風呂敷』に魅かれて国立演芸場へ。


◆古今亭きょう介 『無精床』

◆桂三木男 『時そば』
浅草1下夜(1/28)の『新聞記事』以来だと思います。約一年振り。
速度感、抑揚共に若干物足りない感じでしたけれども、まずは無難な高座。

この『時そば』。最初の男は勿論、二番目の男も“面白がって悪戯をしている”、つまり“遊んでいる”のだと私は思っていますが、三木男さんの演出はどうもそういう雰囲気ではなく“真面目に誤魔化そうとしている感じ”に見えました。

遊んでいる時は自然と笑顔になるでしょう、楽しんでいるのですから。
噺の中の登場人物の気持ちになって、楽しそうに演って欲しいなぁ~。

◆古今亭志ん陽 『風呂敷』
お家芸を面白おかしく。
ねっ、こんな風に溌剌と喋れば客席が沸くのですよ。今夜のお客様は所謂甘金なんですから。
強弱の効いた動的演出で大いに笑いました。好演。

◆ウエストランド 漫 才
初見。まだ素人っぽくはありますが、今後高座数を重ねると面白くなりそう。

◆古今亭今輔 『忍法相伝64』 山田風太郎=作
描写が巧みですね。
枕で“なめくじの術”、つまり塩を用いて自らを溶かし、戸の隙間を抜ける様子を説明していましたが、ここの描写力が凄かった。本当に溶けていったような立体的描写でした。他様々な忍法の解説で客席を大いに沸かせ、本編へ。
根多の方は伊賀忍法伝承者の末裔が織り成す、忍術絡みの失恋物語。中々面白かったです。
今輔師の芝居、今度行ってみようかな。

~仲 入~

◆柳家三三 『粗忽の釘』
鈴本10下夜(10/24)と根多が被りました。
あの時は40分超の長講だったのですが、詰めた今夜の方が出来が好かった感じ。

◆ポカスカジャン ボーイズ
私、幕が開くまで同じボーイズのバラクーダと勘違いしておりまして・・・
『♪酒が呑めるぞ~』か、などと頭に思い浮かべていました。
ポカスカジャン、面白いですねぇ。
演奏も唄も巧いしなぁ、本格派という感じ。大笑いさせて貰いました。
お開きは『ガリガリ君のCMsong』。このグループが唄っているそうです。

◆桂吉弥 『はてなの茶碗』
本編へ入った直後、大きな地震。相当揺れました。
高座の吉弥師も青い顔。『東京の方は地震に慣れていらっしゃるかも知れませんけれども、私はどうも・・・これ・・・ねぇ?』

油屋と茶屋主人の遣り取り、続く茶金と油屋の会話。どこを取っても素晴らしい。会話が活きています。
その時それぞれがどんな気持ちで喋っているのか、客席へ伝わって来ます。
巧いなぁ。
至芸を堪能しました。


跳ねて大劇場への坂道を歩きながら『吉弥師とポカスカジャンが好かった』と家人。
『うむ、今夜の芝居はおもしろかったなぁ』、『出演の皆さん全員が精一杯演ってくれたね』と返しながら家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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