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国立12中夜 12/13

12月13日(金)国立演芸場 夜席

本日金曜日は夜席も開くということで、中一日の三宅坂通い。
しかし、本当に寒くなってきましたなぁ。風が強い為か余計に寒さを感じます。
志ん輔師匠のblogに依りますと昨日は『小言幸兵衛』だったとのこと。
今日の昼席は・・・
おぉ『佐々木政談』ですか。(幸いなことに演目一覧がまだ掲示されていたので判明)
さて夜席は何を演ってくれるかな?楽しみです。


◆柳家花どん 『金明竹』
『骨皮』を枕に愉快な『金明竹』。
はっきりした口跡で好かったですね。
言い立ての最中、いつも同じ箇所で下手天井を仰ぎ見る癖がある様です。
ちょっと気になりました。

◆古今亭志ん八 『ヨイショの授業』
心に無い“ヨイショ”だと“発電しない”とは大笑い。
よく練れている噺ですね、感心しました。面白かったなぁ~。

◆古今亭志ん丸 『粗忽の釘』
志ん丸師、得意の滑稽噺で客席を沸かせました。
お向かいから隣へ行って馴れ初めをたっぷり語るところまで。
『続きを聴きたいなぁ』という感じ。好演。

◆東京ガールズ 音曲バラエティー
前半は根多の入れ替えをしてくれましたね。
長唄の勧進帳、そして娘道成寺、素晴らしい。
今夜はお開きに二人でかっぽれ。明るく下がりました。

◆橘家蔵之助 『ぜんざい公社』
蔵之助師一流の惚けた雰囲気が活きて大変愉快な『ぜんざい公社』。
大笑い。

◆柳家小満ん 『雪とん』
お祭り佐七登場。志ん生師匠の十八番の一席ですね。
実は明日の“らくご・古金亭”で根多出ししているのですよね、小満ん師匠は『雪とん』を。
口慣らしと言ったところでしょうか。

寒さの描写が若干物足りなく思いましたけれども、
あまり演っちゃうと悲惨な方向になるので敢えて避けたのかも知れません。

~仲 入~

◆伊藤夢葉 奇 術

◆柳亭左龍 『猫怪談』
おぉこれは珍しい『谷中奇聞猫怪談』。
真っ暗闇の中、父親に語り掛ける与太郎の様子がなんとも切なく、しんみりとしました。
滑稽譚的怪談、そして人情噺の側面をも併せ持つこの複雑な噺を、
手練れの左龍師が誠に見事に演じました。好高座。

◆ロケット団 漫 才
北朝鮮ナンバー2粛清の話題を早速取り入れて、根多に変化をつけました。
面白いですねぇ。
今夜も大いに笑いました。

◆古今亭志ん輔 『幾代餅』
小満ん師が『雪とん』でしたので、恋患いの『幾代餅』は無いな、と思っておりましたけれども来ましたねぇ。

実は昼席が『佐々木政談』と知った時に「夜席は『幾代餅』かな?」と直感したのですが、
『雪とん』が出ましたので「持っているかどうか判らないけれども『富久』か・・・
或いは『宿屋の富』あたりか?」などと私なりに思いを巡らせておりましたところ、
志ん輔師、躊躇なくお家芸且つ十八番の『幾代餅』を繰り出してくれました。

聴く度に素晴らしく思いますのが、人形町の絵草紙屋“具足屋”店先場面、直接話法を駆使しての描写。
時間を巻き戻して場面を再現する志ん輔師ならではの工夫です。お見事。

念願叶った翌朝の清蔵と幾代太夫の遣り取りもまた好かったなぁ~。
何というのでしょう、丸きり邪心の無い純粋な気持ちの交換とでも表現すれば良いのでしょうか、
『若い二人』と副題を付けたくなる様な場面、ぐっと来ました。
『傾城に誠無しとは誰が言うた、江戸名物幾代餅由来の一席』と格好良く一息で言いながら辞儀。
私、この終わり方がまた大好物。いやぁ好かったぁ。


『雪とん』、『猫怪談』、『幾代餅』と“名人会”かと思われる根多の並んだ国立夜席。
大満足。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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