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鈴本5下夜 5/29

 5月29日(火)鈴本演芸場 夜席

今席は『妾馬』『幾代餅』『子は鎹』『明烏』『小言幸兵衛』との主任ネタで、そろそろ初日以来のお侍さんの噺でも掛けないかなぁ?などと思いながら木戸をくぐりました。
まぁ寄席は出演者全員で流れを紡ぐチームプレーですから、演目云々よりもその流れが楽しいのですが、今日は何故か志ん輔師のお侍を聴きたい感じです。

林家扇兵衛 道具屋
古今亭朝太 熊の皮
鏡味仙三郎社中 大神楽
古今亭菊志ん 松竹梅
入船亭扇遊 浮世床
大瀬ゆめじ・うたじ 漫 才
柳家権太楼 つる
古今亭菊之丞 赤螺屋

~仲 入~

マギー隆司 奇 術
春風亭正朝 ふだんの袴
柳家小菊 粋 曲
古今亭志ん輔 佐々木政談

◆朝太 『熊の皮』
黒紋付なのは朝太さんは今夜が楽だからかしら。

尻に敷かれ放しの甚兵衛さんは地かな?
しかし朝太さんだと、威張ってる女房までもが「好人物」に見えちゃいます。
適度な毒が女房に欲しい感じがしました。

◆扇遊 『浮世床』
夢の逢瀬のみを上品にさらりと。

◆権太楼 『つる』
急いでいたのか、高座返しの扇兵衛さんがめくりを繰っている間に上がって来ました。
今夜は客席の温まり方が鈍く、扇遊師でようやくほぐれて来た感じでしたが、流石に爆笑王、一気に盛り上げて下がりました。

◆菊之丞 『赤螺屋』
片棒は三人の息子が登場しますが、今夜はそのうちの一人分を。
木遣り、山車、囃子方に神輿、花火を上げてと、とにかく賑やか。
山車に乗せた親父のからくり人形の仕種が堪らないおかしさでした。

◆志ん輔 『佐々木政談』
正朝師が侍を出しましたので、今夜はもうお侍さんは出ないなぁ、と思っていましたが・・・
こちらは子供中心の噺ということで、つかないのでしょうね、微妙ですが。

志ん輔師の十八番中の十八番を観ることが出来て得した気分。

最終盤、南町奉行佐々木信濃守が四郎吉の頓知頓才の素晴らしさに感動し、最初は泣き顔になります。
馬鹿と言われ怒る奉行に恐れを抱きながらも、健気に懸命に話を続ける四郎吉の姿に心を動かされ『桶屋で終わらせるのは惜しい人材だ』という奉行の思い入れが、その泣き顔に表現されているように思いました。

この泣き顔が笑顔へ変化していく、その笑顔になった瞬間、四郎吉を近習へ取り立てる腹が決まったのだと私は理解しました。

素晴らしい高座に感動。
いやぁ、上手だなぁ。好演!

実は予想し半ば期待していた噺は違う噺だったのですが、満足感で一杯。
そうだったのか、と頷きながら家路へ。

Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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