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長講三人の会 1/21

 1月21日(火)長講三人の会 日本橋劇場

前回は昨年5月30日の開催でしたから、八ヶ月振りの『長講三人の会』。


◆柳家さん光 『たらちね』
羽織姿はお初かな。
昨年11月、二つ目昇進。おめでとうございます。
“読経場面” を長めに丁寧に演って、そこで切りました。
面白かったなぁ。

◆昔昔亭桃太郎 『ちりとてちん』
この会は根多出しされていませんので、三師匠が何を掛けてくれるのかも楽しみの一つ。
特に私は、『古典縛り』の中で桃太郎師匠が何を演るのかに注目しています。

その桃太郎師『以前 “鰍沢” を演ったのだけど照れちゃって駄目なんですよ、あの女を演るのが』と述懐。
『けれども、ここで古典を根多おろしすると某社(実名でしたがここでは秘しましょう)でCDを出してくれるので、さん喬権太楼両師匠には本当に感謝してるんです』
よく呑みよく食べる『ちりとてちん』、桃太郎師らしい味付けでした。

◆柳家権太楼 『鰍沢』
着座するなり『今日は “鰍沢” を』と宣言。
さっと根多へ入りました。

玉子酒を呑んで苦しむ熊の伝三郎、それを泣きながら介抱するお熊。今夜の権太楼師はこの場面に力点を置いた演出。
三十分に凝縮した『鰍沢』。迫力満点。

~仲 入~

◆柳家さん喬 『鼠穴』
『初夢はどんな夢でしたか』
夢のあれこれを枕に『夢を抱くのと夢を見るのとは違う訳ですが・・・』など若干散らかったまま『旦那様、竹次郎とおっしゃる方が・・・』と “五臓の疲れ” の仕込みは抜きに本編へ。
『いいのかなぁ?』と思って聴いておりましたけれども、竹次郎が十年後に三両と三文を返しに兄宅を訪ねた場面、兄の言葉で “夢は五臓の疲れ” と仕込まれました。

四十五分の長講。

田舎言葉がいい感じですね。
それと『夢の場面』で兄が大きな声を出すところがありますけれども、さん喬師は腹からの大声で大迫力です。
枕が散らかりましたけれども、素晴らしい高座でした。

それにしてもこの兄貴、大きい人だなぁ。
『夢の中でもいい役は貰えねぇか』と笑い飛ばしていましたけれどもねぇ。中々これほどの人はいないでしょう。

緞帳が降りまして場内アナウンス。『次回の “長講三人の会” は7月頃を予定しております』
夏の噺、今から楽しみです。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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