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道楽亭開店四周年記念落語会『笑』第一夜 2/17

 2月17日(月)『笑』第一夜 深川江戸資料館

お馴染み【DOURAKUTEI出張寄席】
道楽亭開店四周年記念 二夜連続落語会『笑』の第一夜。
出演は、扇遊、小ゑん、喜多八、文菊の各師匠。
『こりゃぁ楽しみだなぁ』と深川へ。


◆林家けい木 『非常怪談』
枕と言いますか掴みから客席を前のめりにさせる達者な話術。
本編は、退勤時にエレベーターの故障に遭遇し箱に閉じ込められた三人のサラリーマンが『退屈しのぎ』に怪談めいた与太噺に興ずる物語。
面白かったなぁ。

◆古今亭文菊 『千早振る』
かつての道楽亭には楽屋がなく、2~300メートル離れた事務所で着物に着替え、二丁目町内を歩いて高座へと向かったとのこと。
ある時、その事務所が使えずにホテルの一室を借りて楽屋にする事となったのですが『あの街の中のホテル』に席亭(男性です)と二人、入るのはちょっとどうも・・・
と客席を大笑いさせておいて、ご自身の母上の知ったかぶりを枕に本編へ。

強情な御隠居さん、感心しきりの八五郎の人物造形が愉しい一席。
自信に満ちた高座。お見事でした。

◆柳家喜多八 『だくだく』
このところ広沢虎造に凝っていて、石松三十石船ばかり掛けているとのこと。
『他の噺、忘れちゃいましたよ』
定番の浅草雷門仁王様の枕から『だくだく』。
近視で乱視(私もそうなのですが)の泥棒が眼をぱちくりする表情も愉快に、爆笑譚を明るく演って下がりました。

~仲 入~

◆柳家小ゑん 『鉄の男』
実は私、今夜は小ゑん師の名前を見つけたので深川へ伺いました。
随分以前の日本橋亭以来。
あの時は確か『卒業写真』だったかなぁ。兎にも角にも物凄くお久し振り。
十八番の『鉄の男』。素晴らしい。堪能しました。

◆入船亭扇遊 『鼠穴』
『小ゑんさんと同い年なんです。(あちらは)お元気ですねぇ』とひとこと。すぐさま『え?誰だって?竹次郎が?』と本編へ入りました。
基本型はさん喬師と同じだと思いますが、後半の “裏長屋で女房が病の床に・・・” あたりをやや刈り込んで、兄弟の会話に焦点を絞った演出。
今夜の扇遊師型の方が私は入り込める感じ。
下げの仕込みも兄弟の会話中にさり気なく。

竹次郎が目覚め全てが夢と知った瞬間、聴いている私もほっとしました。それだけ “入っていた” のでしょう 。心底『あぁ、夢で好かった、夢で好かった』と思いました。
約35分。珠玉の一席。
『道楽亭四周年の会、明日もこちらで開催です』と間に挟みながら、丁寧に座布団を横へ除けて終演の礼と辞儀。
その洗練された姿に、思わずいつもよりも強く手を叩いている自分に気づきました。

『うむ、堪能した』と独りごちながら家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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