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らくご街道 雲助五拾三次 -酒- 2/19

 2月19日(水)らくご街道 雲助五拾三次 -酒- 日本橋劇場

雲助五拾三次、第十一宿 -酒-。『らくだ』他と触れられています。


◆五街道雲助 『のめる』
家人と『らくだ』の他は何を演ってくれるのかなぁ?と話していたのですが、『のめる』が開口一番。珍しいなぁ。
『どうだい?詰まろうかね?』と何度も繰り返すその表情も愉しく、客席爆笑の一席。いやぁ、笑ったなぁ。

◆五街道雲助 『幇間の炬燵』
下がらず続けて二席目。
『のめる』で詰め将棋の作者を “所沢の十兵衛” と言った場面、『とうべい、と教わってじゅうべいと洒落る演出』だったのですが、『 “とうべい” だったのか “じゅうべい” だったのか、どちらかなぁと名人圓喬のレコードで確かめました』とのこと。
圓喬師の音があるのですねぇ、知りませんでした。どんな声なのだろう。

枕に入り・・・今回の大雪で孤立している山梨県早川町、こちらが身延山久遠寺の北側なのですね。『先週あの辺りを歩いておりましたならば、もろに “鰍沢” な訳で・・・』と来ましたので、昨夜の扇辰師を回想し『連夜の鰍沢か?』と思わず身構えましたけれども、 “按摩の炬燵” へ。
と思いきや、按摩ならぬ野幇間平助登場の『幇間の炬燵』。これは私、お初です。

平助がお店へふらり現れて奉公人を取り巻くその台詞が『王子の幇間』と同じなのですね。名前も同じ平助ですから、同一人物と考えて良いのでしょうか。
初手から喋りまくる平助。呑むほどに旦那をしくじった顛末を語り始め、止まりません。今一つ馬鹿になり切れずに宝を逃してしまう、何か気の毒な感じの幇間の様子が伝わってきました。

珍しい噺を聴くことが出来て、得をした気分。


~仲 入~

◆五街道雲助 『らくだ』
くすぐりや演出の要を二度は押さない、あっさりした江戸前の味わい。

屑屋さん始め、月番、大家、八百屋が皆『らくださん、亡くなったんですか?』、『なにぃ?らくだが死んだぁ?』など各人様々に異なる嬉しい表情を見せる瞬間が面白いですね。

屑屋さん、五杯ばかり呑んで(あの大きさの湯呑みだと一升ぐらいでしょうか)いきなり人が変わっちゃう。まぁ、本当の酒乱はこんな感じですよね。
そこで、兄貴分が『鉄砲笊を返すから早く商売に出ろ』と言うのですが、この場面での兄貴分の戸惑い描写も素晴らしかったなぁ。

落合の隠亡がまた傑作で、酔っ払って寝ている訳です。突拍子もない声で『なにぃ?』と起きるその様子が愉快でした。
上品な『らくだ』、お見事。


跳ねて家人と今夜の演目、特に『幇間の炬燵』について語り合いながら家路へ。

その『幇間の炬燵』、後半は布団の中で炬燵となり俯いての演技が続くのですが、マイクロフォンが妨げとなってよく見えませんでした。
この辺り、ピンマイクなどの使用で凌ぐことが出来るならば・・・と感じました。

雲助五拾三次、次回は3月22日(土)お題は -花見-。『百年目』他。
昼席ですね、間違えないようにしなくちゃ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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