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国立4上昼 4/8

 4月 8日(火)国立演芸場 昼席

国立4月上席、八日目の今日は、正蔵師『山崎屋』と触れられています。


◆柳家さん坊 『真田小僧』
豊かな表情、聞き取り易い口跡。父子の会話が活き活きしています。
好い出来だったなぁ。面白かったです。

◆林家はな平 『壺算』
以前聴いた時に比べ落ち着いた話し振り。
その “以前” というのが、一昨年の7月。にぎわい座の『落語白樺派』。
若い二つ目さんの二年間ですもの。相当進歩していますよね。
好演でした。

◆隅田川馬石 『王子の狐』
十八番を繰り出して来ました。
巧いなぁ。
二階で酔ってうたた寝の女(狐)が、店の女中に起こされた直後の様々な細かい仕種、取り繕う様など絶品ものでした。
いやぁ、恐れ入りました。凄い。

◆伊藤夢葉 奇 術

◆三遊亭萬窓 『悋気の独楽』
いつもの様にかっちりした楷書で丁寧な高座。
『芯棒が狂ってます』、好演。

◆鈴々舎馬桜 『肝つぶし』
今日もまた『お珍しいところを』と断って “肝つぶし” へ。
思わず息を呑む迫真の展開、その描写力は流石に凄かったですね。
こうしたやや陰鬱な雰囲気、且つ展開が素直でない捻れた感じの噺を演ると、馬桜師は乗り乗りになりますなぁ。
好高座でした。お見事。

~仲 入~

◆橘家圓太郎 『星野屋』
三平師代演で圓太郎師登場。
軽く客席をほぐしておいて、さっと本編へ。
前半の旦那とお花の会話(旦那が入水するまで)は少しもたついた感じがしたのですが、
そう感じたのは尺合わせの刈り込みで “心中” の経緯が今一つ解りづらかった為かも知れません。

重吉の怪談話から下げまではもう素晴らしい出来。
調子良くとんとんとんと下げへ畳み掛け、客席を大いに沸かせました。好高座。

◆笑組 漫 才

◆林家正蔵 『山崎屋』
冒頭の仕込みで “昼三” の説明の際、三分は約十万円、昼夜だと一両二分で約三十万円、としていましたけれども・・・
この計算だと一両二分は二十万円ですよね。二両一分の間違いではないかしらん?ちょっと引っ掛かりました。
“新造” “花魁道中” などの仕込みを終え本編へ。

うむ~、若旦那と番頭の会話が余りにも説明に寄り過ぎの様な感じですねぇ。
色事発見から番頭を洒落半分で脅す若旦那、切り返す番頭、という丁々発止の言葉の遣り取りで、
本来は客席が大いに沸く筈なのですけれども・・・

この番頭が生きていないと言うか、まるで存在感がないのです。
番頭さんが、筋書きを述べる『影の声』みたいになっちゃった。

後半の茶番一幕から下げへ向けては鳶頭の人物造形が巧みでしたので、これに引っ張られる格好でうまく乗り切った印象。私、後半部は大変愉しく聴くことが出来ました。
正蔵師ならば前半も工夫を凝らし、面白おかしく演ってくれる筈。もう一度聴いてみたい感じがします。


跳ねて大劇場への坂を歩きながら『馬石師と馬桜師、そして圓太郎師だなぁ~。・・・今日は圓太郎師の日かな?』と独り言。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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