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国立名人会 4/27

 4月27日(日)第373回 国立名人会 国立演芸場

二日続けての国立演芸場。
昨日は独りでしたけれども、今日の名人会は家人と二人連れ。
主任金馬師、仲入小柳枝師、くいつきに琴調先生登場。


◆柳家まめ緑 『桃太郎』

◆桃月庵白酒 『転宅』
泥棒が『所帯を持ったらあぁしよう、こうしよう』
仕舞いに『娘が産まれて大きくなって・・・』
『 “この人と一緒になりたいの” かなんかで、男連れてきたりするんだろうなぁ~』と涙ぐむまでの激しい妄想。
このあたりの白酒師ならではの遊び、大笑いしました。
流石に十八番という感じ。好高座。

◆富士路子 『権太栗毛』 曲師=伊丹秀敏
平家物語にもその名を残す名馬 “権太栗毛” の由来。
主人熊谷次郎直実の愛馬を求め、磐城にまで足を延ばした馬丁の権太。
金の足りぬところから、馬泥棒と面罵され打据えられますが、理由を話してようやく栗毛の名馬を手に入れる。
ところが出陣は今日。
間に合わぬ、とばかりに駆けに駆け、磐城から武州熊谷までの五十里を一気に駆け抜けて・・・

様々な掛け言葉を挟みながらの磐城から熊谷までの道中付けがお見事!

確かこの “権太栗毛” は、更にまた涙を呼ぶ感動物語があるのですけれども、今日はその発端といったところ。

出陣の触れ太鼓の音色、また疾走しつつ近づいてくる蹄の音などを三味線で見事に再現した曲師伊丹先生にも拍手。
路子先生の高座、堪能しました。

◆春風亭小柳枝 『唐茄子屋』
時間の所為かなぁ、こんなに早口の小柳枝師は初めてですね。
聴き慣れた古今亭系の型で吉原田圃まで。
う~ん、ゆっくり聴きたかったなぁ。

~仲 入~

◆宝井琴調 『浅妻舟の由来』
時代劇などでもお馴染みの、絵師英一蝶(多賀朝湖)三宅島配流を巡る物語。
琴調先生、一蝶と宝井其角の心温まる友情の挿話を情感たっぷりに描き込みました。

初鰹 芥子がなくて 涙かな
その芥子 聞いて(効いて) 涙の鰹かな
いやぁ、好かったぁ!

私と家人の座った席の周りは、この琴調先生お目当てのお客様が特に大勢いらっしゃったご様子。
向かい手送り手ともに大きかったですねぇ。

◆青空球児・好児 漫 才
『国立演芸場は開場三十五周年なんだそうですけれども、私たちは五十年』
ワイヤレスマイクを片手に、高座を一杯に使っての “立体漫才” 。
逆さ言葉、懐かしいねぇ~。
まだまだお元気です。面白かったなぁ。

◆三遊亭金馬 『御神酒徳利』
滑舌が衰えないのが凄いなぁ、金馬師は。
味のある口調で見事に演じました。

神奈川宿新羽屋の孝行女中が “悪事露見は必至” と二階へ上がって来る
そしてその女中に事情を聞いた善六さんの『こっちにいらっしゃい』の両手の手招きがどうにも愉快。

鴻池での大団円まで40分強の長講。
お目出たくお開き。
素晴らしい高座、名演でした。


白酒師お目当てで来た家人『金馬師匠、好かったなぁ~』
二人で『あの高座が、この師匠が・・・』
『好かった、好かった』と言い合いながら家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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