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鈴本5中夜 5/18

 5月18日(日)鈴本演芸場 夜席

先週日曜に続き、鈴本5中夜席へ。

『19日の昼席にも出掛けられますよ』と鑑賞歴の長い友人からの連絡。
『月曜日は喬太郎師休演なんだョね』
『じゃあ日曜の夜席だけにしようかな』
と言う訳で連れ立ってやって参りました。


林家あんこ 狸札
台所鬼〆 子ほめ
翁家和楽社中 太神楽
柳家小せん 馬大家
古今亭菊之丞 紙入れ
林家正楽 紙切り
橘家文左衛門 手紙無筆
古今亭志ん輔 豊竹屋

~仲 入~

ホームラン 漫 才
春風亭百栄 露出さん
アサダ二世 奇 術
蜃気楼龍玉 妾馬


◆あんこ 『狸札』
しん平師門下、二番弟子と自己紹介。
今夜は高座返しもこのあんこさんが担当しました。

◆鬼〆 『子ほめ』
こんなに弾けていましたっけ?以前から・・・
見ようによっては “くさいなぁ” という大袈裟な演出。ただこれが嵌まったのね、今夜は。
うけてたですねぇ。好演。

◆和楽社中 太神楽
和楽、小楽、和助の三人で登場。
最後の大ナイフは割愛。先週観た時、本当に危なかったものなぁ。

◆小せん 『馬大家』
いつもの様に名調子。
愉快な雰囲気で噺を進め、客席に大きな笑いをもたらしました。
好高座。

◆菊之丞 『紙入れ』
十八番を繰り出して来ました。
前半のお内儀さんと新さんの遣り取りはやや略筆にとどめ、後半で盛り上げる演出。
表情豊かに三人を描写。文句なし。
素晴らしい出来。

◆正楽 紙切り
鋏試し相合い傘、三社祭、ポールマッカートニー、隅田川の花火とスカイツリー、人力俥

後ろから女性が『ポールマッカートニー!』
ポールのプログラムを手に『今日も中止だったんです』と一言。そうでしたか・・・。

実は昨日、家人と二人で国立競技場往復をして来ました。
『今日も中止となると振替公演の明日もどうかなぁ?』と、思わず声に出しそうでした。

◆文左衛門 『手紙無筆』
客席の反応が好かった所為もあるのでしょうが、兄ぃと八五郎の遣り取りを進めるに従って
文左衛門師がどんどん乗って行った感じがしました。
眼の演技や言葉の抑揚など表現の一つ一つが凄かったなぁ。
名演。

◆志ん輔 『豊竹屋』
『ポールマッカートニーと落語の関係』を枕に、楽器繋がりで(?)『豊竹屋』。
志ん輔師も十八番を掛けてきました。
当然ながら、これがまた見事な出来。
うむ~、凄いなぁ。流石。

◆ホームラン 漫 才
差し歯~チャゲアス~オリンピック。
今日は好調。うけていましたねぇ。

◆百栄 『露出さん』
百栄師が登場すると、ふわっとした柔らかい空気になりますね。
お馴染みの新作を愉快に。好演。

◆アサダ二世 奇 術
ロープからカード当て(ハートの10)
爆笑の流れを百栄師とアサダ先生が『くすくす笑い』に変えて主任の古典高座へ巧く繋ぎました。

◆龍玉 『妾馬』
“待ってました!” の声がそこここから上がる中、黒紋付で登場。
『ははぁ、これはお侍の噺だな』と思う間もなく、さっと本編へ。

前半の大家さんと八五郎の遣り取り、以前の口演に比べ滑稽に寄せて格段に面白くなりました。

龍玉師は人物の描き分けがすっきりしていて、造形にぶれがないのですね。
聴いていて『あれ?』と思う様な場面、『この人はこんな言い方はしないのでは?』と思わせる描写は一つとしてありません。

大杯を干す八五郎の様子は毎度の事ながら惚れ惚れとする呑みっぷり。
呑み終わった直後の表情から『五合どれくらいです?』辺りはもう絶品ものですね。龍玉師ならではの感じ。

泣かせに走らず、むしろからっと明るい終盤。

八五郎の『三太夫、控えておれ!』に対する客席の反応がやや鈍かったのは、
殿様が『控えておれ!』の連発を “控えた” 為かしらん。
八五郎の発言~三太夫が袖を引く~殿様の『三太夫、控えておれ』
この場面の繰り返しが物足りなかった、或いは印象が薄かった、そんな感じでしょうか。

しかしそれも “敢えて言えば” そんな気がした、と言うことで噺の全体は素晴らしいもの。
好高座でした。


跳ねて友人と
『今夜は全部が凄い出来だったね』
『鬼〆さんの弾けた乗りが流れを作って・・・』
『おあとの師匠方がそれを受けて十八番を次々と』
『文左衛門師が本気だったね』
『志ん輔師も熱演』
『百栄師とアサダ先生で一服』
『主任龍玉師がまた上げて』
『よかったなぁ』

話し尽きぬと言う感じながら
『明日のポールが気になるから帰るわ』
帰宅して、結局振替公演も中止の報に接し
『珈琲でも飲みながらもっと “感想戦” をしていれば良かったなぁ』とこれは独り言。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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