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鈴本6上夜 6/8

 6月 8日(金)鈴本演芸場 夜席
『ちょいと若旦那ぁ!』

昨夜の余韻、いまだ覚めやらずといったところ。

今夜の演目は「お初徳兵衛」
扇遊師の代演で藤兵衛師、交互出演は馬石師。
馬石師はこの芝居、今日が楽のようです。

林家つる子 桃太郎
金原亭小駒 鷺とり
鏡味仙三郎社中 大神楽
柳家三三 道灌
三遊亭小円歌 三味線漫談
桂藤兵衛 たらちね
隅田川馬石 強情灸
桂南喬 短命

~仲 入~

ホームラン 漫 才
蜃気楼龍玉 鰻屋
伊藤夢葉 奇 術
五街道雲助 お初徳兵衛

◆三三 『道灌』
昨夜の扇遊師に続いて真打の演ずる道灌。
昨日の釜泥は言い違えがあったりしてやや落ち着きを欠いた感がありましたが、
今夜は抜群の出来でした。
浅い時間に三三師を聴けるなんて、とてつもなく贅沢な気分になりますね。

◆小円歌 三味線漫談
お茶々づくしのあと、客席のリクエストでかっぽれを踊って下がりました。
ノリノリでしたが、何かいいことがあったのかしら?

◆藤兵衛 『たらちね』
昨夏のお盆興行では毎夜珍しい噺を掛けて、ブロガーを困らせて(?)いましたが、今夜はこれ。
面白かったなぁ。

◆馬石 『強情灸』
いよいよ艾に火が回り、熱くなり始めた刹那、首筋から顔が朱に染まる。
馬石師というと世話噺や人情噺が思い浮かびますが、
落し噺も師の丁寧な演出によって鮮やかな一幕物となりました。
お見事。

◆南喬 『短命』
「待ってました!」と声が掛かるなか登場。
今夜はここまで、割合と笑いの少ない噺(くすりと笑う系)が続きましたが、南喬師によって客席は笑いの渦へ巻き込まれました。
上品な高座に好感。

◆ホームラン 漫 才
滑り出しこそ昨日と同じでしたが、昨夜とはネタを変えて来ました。
なにを喋っても面白いなぁ。

◆龍玉 『鰻屋』
「酒が呑めるンだよ」って本当に嬉しそうな感じで言うので、くすっとしました。
お酒、好きなんでしょうねぇ?龍玉師。

色白で指も長いので「指技」は綺麗に決まっていました。
指はいいのですが、やや表情が足りないかなぁ?
もっと困惑した感じにしたら、より面白いかも、と思いました。

◆雲助 『お初徳兵衛』
今夜は、少し骨太で頼りになる若旦那像を見事に描き出しました。

徳兵衛勘当の顛末を詳細に語り込む一方、新米船頭の場面はさらりと短く。

船を首尾の松に舫い、お初の独白が始まりますがこの時のお初の表情、所作、声の抑揚が確かですから
濡れ場を直接表現せずとも、客席が自然に頭の中で場面を補完出来てしまうんですね。

人物の描写だけではなく、情景も丁寧に描き込まれますので、まるで目の前に屋形船を見ているような感じに襲われました。

「船はいつまでも動こうとは致しません」の言い回しに、私、ぞくっぞくっと震えが来ましたョ。

素晴らしい高座。

今夜も来て良かった!


Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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