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国立6中昼 6/12

 6月12日(木)国立演芸場 昼席

国立演芸場6月中席は芸術協会の芝居。
主任は上席と同じ様に日替りで、今日は笑三師登場。そして仲入松鯉先生、更に圓馬師出演と
まるで “私の夢の寄席” の顔付けと言ったところ。
非常に楽しみです。


◆笑福亭希光 『平林』
鶴光師のお弟子さん。勿論上方言葉。
様子の良い噺家さん。のみならず声質にも恵まれています。
前座さんとは思えぬ出来。
東京の寄席では前座さんの仕事をしているものの、上方では高座にどんどん上がって演っているのかも知れません。
好演。

◆山遊亭くま八 『ぜんざい公社』
二つ目昇進のご祝儀を沢山いただいたので、溜まった年金を支払いに行ったという挿話を枕に本編へ。
色物の芸人さんを思わせる様なふらふらした出だったのですけれども、噺は手堅い出来。
面白かったなぁ。

◆コント山口君と竹田君 コント
懐かしいなぁ、というのが私の第一印象でしたけれども、中々面白いコントでした。

◆三遊亭圓馬 『高砂や』
おお!十八番を掛けてくれました。
流石に巧い。好高座。堪能しました。

◆松乃家扇鶴 音 曲
全く手元を見ないで三味線を弾き、視線はじっと客席へ。
様子を見ながらやや脱力した雰囲気でスタッカートを効かせたお喋り。
お座敷芸の本来の雰囲気を色濃く残したお洒落な高座。
都々逸を散らしながら “すととん節” と “羽織着せかけ” などを良い声で。お開きは “丸髷に” 。
得した気分になる高座でした。素晴らしい。

◆神田松鯉 『松山伊予守、無筆の出世』
中間など人とは思っていない主人の為に、危うく新刀の試し斬りに供されるところを
お坊さんに助けて貰った治助は、その僧の下で寺男として働く毎日。
やがて再び侍屋敷の中間となり、才能と努力を見込まれ侍株を紹介されて
奉公人治助から武士、松山治助へ。
更に勘定奉行祐筆から勘定奉行へ出世して、かつての主人へ “仇を恩で返す” と言う講釈。
角張った武家言葉が印象に残る『無筆の出世』、お見事。

~仲 入~

◆三遊亭楽之介 『三年目』
どこかで丸々聴いた枕だなぁ、と考えながら『あぁ、圓生師のDVDだ!』
素晴らしい出来。
もっと寄席で見たいなぁ、と思いましたね。本当。

◆桂 竹丸 『石田三成』
こちらも十八番を繰り出して好演。
戦国時代好きには堪らないでしょう。
着目も好いですし、なにより話術が巧みですね。

◆東 京太・ゆめ子 漫 才
演題はおそらく “町内会長” 。
京太・ゆめ子先生ぐらいになると、アドリブなのか台本通りなのか全く判別不可能ですね。
非常に愉快な高座でした。

◆三笑亭笑三 『悋気の火の玉』
座敷内でお内儀さんが目の前を右左と歩く様子を、それを追う視線で描写。
これは最後半で火の玉の行方を追う場面でも上手に使いました。流石ですなぁ。
女性の表現は絶品ですし、間へ挟まる茶利も併せ全くもって至芸と言える高座。
凄いね。好高座。


いやぁ面白かったなぁ~、としみじみ感じながら家路へ。
大満足。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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