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らくご街道 雲助五拾三次 -大川- 6/19

 6月19日(木)らくご街道 雲助五拾三次 -大川- 日本橋劇場

雲助五拾三次、第十五宿 -大川- 。
『宮戸川(通し)』他と触れられています。


◆五街道雲助 『鰻屋』
今夜はどんな進行か予備知識が無かったので、出囃子で雲助師登場を知り少し驚きました。
先ずはロビーで販売していた新調の手拭いを紹介。
(家人の観察では雲助師の言及で仲入の “手拭い頒布” は大盛況だったとのこと)

大川、つまり隅田川の副題から今夜は川繋がりでの噺を、と『鰻屋』へ。
真面目な演出。好演。

◆五街道雲助 『汲みたて』
下がらずそのまま
“『鰻屋』は鼻の圓遊が『素人鰻』を改作したと伝わっていますが、見つけた圓遊師の速記は黒門町の演っていた『素人鰻』と変わりがありませんでした”
“どうも『鰻屋』を現行の型に纏めたのは、先々代か先々々代かの小勝師ではないかと推察しています”
など蘊蓄を披露してくれました。

枕で十八番の『汲みたて』と判りましたので、ちょっと姿勢を正しました。
色男の登場する噺は雲助師に尽きますね。
面白かったなぁ。

~仲 入~

◆五街道雲助 『宮戸川』
出囃子は鞍馬。
最初は前席の解説、と言いますより『べらぼう考』。
私は以前志ん朝師が『へら棒~べらぼう』と演っていたのを聴いて以来、長らく『へら棒説』を信じていましたけれども、
雲助師のHPで便乱棒を知ってからは、こちらが本当だろうと思っています。
雲助師の仰る様に、便乱棒から糞を食らえなどとは妙に合っていますね。
こうして何度も高座で披露してくれる『川柳大兄との楽屋話一幕』
『あっ、これだ!』という、その時の雲助師の感動が伝わって来ます。

さて『宮戸川』
出だしからかなり硬い調子で、客席に『通しなのですぞ』と宣言しているかの様な口調。
これは最後半部で猪牙舟の場面を芝居掛とする演出ですので、前後半の整合性を考えて前半も余計な茶利を挿入せずに重くしたのだろうと思われます。

その猪牙舟上での独り芝居、流石に素晴らしい。これを鑑賞する為の “今夜” ですからねぇ。
いやぁ、お見事でした。


跳ねて歩きながら、ふと『芝居掛の出来の良さに意識が集中して、夢落ちの “意外感” が薄れるのだなぁ』などと考えておりましたら、家人が『一人二役(三役かな?)のお芝居場面、凄かったね!』と感想を発言。
同感しながら家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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