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鈴本6上夜 6/9

 6月 9日(土)鈴本演芸場 夜席
『ちょいと若旦那ぁ!』

ネタ出し興行の九日目は「船徳」

三三師代演に喬太郎師、交互出演は白酒馬石両師休演で代わりに歌武蔵師、
小円歌姐さんは小菊姐さんに代わります。

この芝居、後半の何れかの日を一緒に如何?と誘った友人から
土曜なら時間が作れそうだと連絡があり
連れ立ってやって参りました。

林家つる子 子ほめ
金原亭小駒 猫と金魚
鏡味仙三郎社中 大神楽
柳家喬太郎 転失気
柳家小菊 粋 曲
入船亭扇遊 棒鱈
三遊亭歌武蔵 代書屋
桂南喬 初天神

~仲 入~

ホームラン 漫 才
蜃気楼龍玉 駒長
伊藤夢葉 奇 術
五街道雲助 船徳

◆喬太郎 『転失気』
今夜はこの6時上がりの喬太郎師お目当てのお客様も、
大勢いらしたのではないかしら。
いつもと変わらぬ力一杯の高座で客席を一気に温めました。
面白かったなぁ。

◆扇遊 『棒鱈』
質の悪い酔っ払いを写実的に演じ、
隣座敷の侍との喧嘩の蓋然性をより高めることが出来ました。

実際にはありえない展開に現実性を持たせ、
聴く者を納得させる、客席に疑問の余地を与えない。
これは言葉の勢いなどではなく、
緻密な演出のみが成せる技なのだと思い知らされました。

好高座。
上手だなぁ。

◆龍玉 『駒長』
長兵衛、お駒、丈八、それぞれの描写が確かで、噺に現実味を帯びさせました。
素晴らしい出来。

今夜はこの龍玉師と雲助師の師弟で主任を二分した、主任が二人いた、
と申し上げても過言ではないように思います。

いつも感心しますが龍玉師は女性が上手だなぁ。
こういう系統はどんどん掛けて欲しいですね。
この「駒長」や「お直し」などの女性が出てくる古今亭十八番は、
龍玉師と兄弟子の馬石師が受け継いでいくような気がします。

◆雲助 『船徳』
今夜は出演の師匠方全員が、かなり張り切った高座をつとめられていましたが、
雲助師もまた力の入った一席を届けてくれました。

若旦那特集の芝居らしく、焦点は飽くまでも徳さんに合わせ、噺を進めます。
徳さんがねじり鉢巻きをする。
徳さんが棹を差す。
徳さんが櫓を漕ぐ。
これがいちいち見得を切ります。
楽しかったですねぇ~。

船中で煙草をのむ有名な場面も、今日は割愛。これ、私見では「今日は若旦那特集だから」。

先代馬生師が『船はああいう揺れ方をしません』と言って、
この煙草の場面は敢えて従来の演出を避けたとも伝わっていますが、
まるで煙草の場面を入れないのは新鮮でした。

向かいからやって来る蒸気船に危うく当たりそうになったり、
避けたもののたっぷり波をかぶったり、とにかく大変な災難続き。

最後は「おんぶ」ならぬ「肩車」(水深が胸から首ぐらいなんですもの)で。

いやぁ、面白かったなぁ。

友人と『楽しかった』『好かったなぁ』と言い合いながら家路へ。

しかし本当いい芝居でしたねぇ!
今夜も大満足。



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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