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2014年上半期回顧 その2 4~6月

 2014年(平成26年)上半期回顧 その2 4~6月

私 『4月は道楽亭出張寄席が最初ですな』
家人 『喜多八師と白酒師の二人会ね、どうだった?』
私 『 “その1・1月~3月篇” でも言ったのだけども、道楽亭さん主催の会ってさ、噺家さんが良い意味でリラックスしている様に感ずるね。喜多八師が “笠碁” と “あくび指南” 、白酒師は “だくだく” と “花見の仇討” 。非常に充実した会だった』

家人 『あなた、次の日に国立の昼席に行っているのね』
私 『そうそう、正蔵師の芝居。根多出しだったんだ』
家人 『 “子別れ” 、“山崎屋” 、“ねずみ” の日に行っているわね?どんなでした? 』
私 『 “山崎屋” はちといただけなかったけれども、他の二席は期待通り好かったよ。特に “ねずみ” には感心したなぁ』
家人 『帰ってきてから馬桜師の事も沢山喋っていたわよ』

私 『ハハハ、そうだったかな?。馬桜師、好演だったよ』
家人 『え~と馬桜師は “景清” 、“肝つぶし” 、“人形買い” ね?』
私 『三席ともに傑作だった。丁寧な高座で好かったなぁ、馬桜師匠』

家人 『この上席の間に、らくだ亭と今松師匠の独演会にも行ってるね』
私 『4月の人形町らくだ亭は主任が志ん輔師で “火事息子” 、仲入に小満ん師 “長屋の花見” だったけれども、二席とも名演だった』

家人 『4月は・・・あと鈴本の圓太郎師の芝居、志ん輔師の国立の会、花形演芸会、国立名人会、そして雲助師の五拾三次だね』
私 『うむ、鈴本は小里ん師の “碁泥” が印象的だね』

家人 『五拾三次は演題を投票で決めたのよね』
私 『 “聴きたい噺” と “鉄板と思う一席” とが違うから困ったよ。例えば夫婦の噺では鉄板と言える演目は “お直し” 或いは “厩火事” なのだろうけれど、聴きたいのは “人情噺版 火焔太鼓” だったり・・・』

家人 『あの晩は “ざる屋” 、 “代書屋” 、“お見立て”、“人情噺 火焔太鼓” 、“新版三十石” の五席』
私 『 “人情噺 火焔太鼓” は言わばご趣向噺だからなぁ。これで跳ねる訳にはいかない、とばかりにオマケを付けてくれたんだね』

家人 『では5月。まず睦会、そして鈴本の龍玉師の芝居』
私 『睦会は出来るだけ聴きに行こうと思っているんだ。この晩も主任扇遊師の素晴らしい “文違い” に出会えました』

家人 『鈴本の龍玉師は?』
私 『 “鰻の幇間” と “妾馬” 。どちらか一席ならば “妾馬” かな。あとこの芝居では文左衛門師の “夏泥” と “手紙無筆” がともに素晴らしい高座だったなぁ』

家人 『そして、国立演芸場の桂やまと師匠真打披露興行ね』
私 『うむ。私自身の落語鑑賞の原点は古今亭なのでね。観ておきたかったのよ。それと今後小三治師が口上に並ぶ姿が稀になる可能性もあったし』
家人 『高座の方は?』
私 『この日は志ん輔師の “岸柳島” が印象的ですな』

家人 『五拾三次は五月の恒例 “髪結新三” 』
私 『以前聴いた時と前後を入れ替えて、小里ん師が後半を担当したんだったね』
家人 『深川閻魔堂前のお芝居、面白かったね!』

私 『で、6月かぁ』
家人 『6月はほぼ1日置きに鑑賞しているわね』
私 『国立の三十五周年特別興行があったりしたのでね』

家人 『まずは道楽亭さんの “雲助の弟子でござる” 』
私 『四回目ですな』
家人 『馬石師 “鮑熨斗” 、龍玉師 “千両みかん” 、白酒師 “お化け長屋” 』
私 『龍玉師が自分らしさ、と言うのか個性的な演出を試みている感じがしましたなぁ』
家人 『感情を露わにする雰囲気ね』
私 『うむ、次第次第に自らの型が確立していくのでしょうな』

家人 『翌日はにぎわい座の白酒師独演会。演目が重ならなければ良いなぁ、と思っていたけど』
私 『 “義眼” 、 “臆病源兵衛” 、 “突き落とし” 、三席とも素晴らしい高座だったね』

家人 『6月5、7、9、12日は国立演芸場』
私 『12日は芸協の芝居だけどね』
家人 『じゃあ上席からどうぞ』
私 『5日は権太楼師の “火焔太鼓” 、これに尽きるなぁ。印象高座だね』

家人 『7日と9日は?』
私 『7日の主任は金馬師 “品川心中” 、9日はさん喬師 “百川” だったけれども、金馬師は9日の仲入で掛けた “鹿政談” が印象的。あとやはり9日の志ん橋師 “のめる” 、これは傑作だったなぁ。それと・・・前座さんなので番外だけれども・・・入船亭ゆう京さんの二席。 “金明竹” 、 “一目上がり” はともに好演でした』

家人 『12日の主任は笑三師ね?』
私 『うむ、仲入に松鯉先生』
家人 『松鯉先生は “松山伊予守、無筆の出世” ね』
私 『よく鈴本へご一緒するF氏と同じく、私も本牧亭で下足を取って貰っていたくちだからさ、講釈に思い入れはあるね。素晴らしい高座だったなぁ、松鯉先生』

家人 『国立の明くる日は、にぎわい座の志ん輔師独演会』
私 『 “船徳” と “佃祭” ね』
家人 『 “佃祭” の下げ、私はお初でした。ああいうのが本来なんだね』
私 『後日談的な下げだし、虫歯の呪いに梨の実なんてのもあれなので、近頃はあまり演らないんだよ』
家人 『梨を食べると歯が綺麗になる、という話はどこかで聞いた気がする・・・勿論落語ではなくて』

私 『そのまた次の日は湯島の古金亭だ』
家人 『もうへとへと・・・』
私 『この晩は龍玉師 “一眼国” 、小里ん師 “二階ぞめき” 、雲助師 “大山詣り” が印象的だね』

家人 『国立の花形演芸会スペシャルを挟んで、五拾三次は “鰻屋” 、“汲みたて” 、“宮戸川” 』
私 『花形演芸会スペシャルから龍玉師十八番の “強情灸” を印象高座に。そして五拾三次からは猪牙舟上での見事な芝居掛、“宮戸川(通し)” を』

家人 『あとは6月最後の十日間。国立名人会、JAL名人会、人形町らくだ亭、そして昨晩のNBS殺人研究会』
私 『ここはJALの松鯉先生 “出世の高松” 、そしてらくだ亭から小里ん師 “青菜” と小満ん師 “首ったけ” を』
家人 『それと昨夜の龍玉師 “猫定” 』


私 『まとめておこう』

○喜多八師(4/2 道楽亭出張寄席 喜多八・白酒二人会) “笠碁”

○白酒師(4/2 道楽亭出張寄席 喜多八・白酒二人会) “花見の仇討”

○馬桜師(4/3 国立4上昼) “景清”

○小満ん師(4/7 人形町らくだ亭) “長屋の花見”

○志ん輔師(4/7 人形町らくだ亭) “火事息子”

○馬石師(4/8 国立4上昼) “王子の狐”

○今松師(4/9 むかし家今松独演会・春) “長崎の赤飯”

○馬桜師(4/10 国立4上昼) “人形買い”

○小里ん師(4/13 鈴本4中昼)  “碁泥”

○雲助師(4/14 五拾三次) “代書屋”

○雲助師(4/14 五拾三次) “お見立て”

○金馬師(4/27 国立名人会) “御神酒徳利”

○扇遊師(5/9 睦会) “文違い”

○文左衛門師(5/11 鈴本5中夜) “夏泥”

○志ん輔師(5/15 国立5中昼)  “岸柳島”

○文左衛門師(5/18 鈴本5中夜) “手紙無筆”

○龍玉師(5/18 鈴本5中夜) “妾馬”

○雲助師(5/20 五拾三次) “髪結新三” 発端~白子屋店先~永代橋川端

○龍玉師(6/2 道楽亭出張寄席 雲助の弟子でござる) “千両みかん”

○白酒師(6/2 白酒ばなし)  “突き落とし”

○権太楼師(6/5 国立6上昼)  “火焔太鼓”

○金馬師(6/9 国立6上昼)  “鹿政談”

○志ん橋師(6/9 国立6上昼)  “のめる”

○松鯉先生(6/12 国立6中昼)  “松山伊予守、無筆の出世”

○志ん輔師(6/13 志ん輔三昧) “佃祭” 

○龍玉師(6/14 らくご・古金亭)  “一眼国”

○小里ん師(6/14 らくご・古金亭)  “二階ぞめき”

○雲助師(6/14 らくご・古金亭)  “大山詣り”

○龍玉師(6/18 花形演芸会スペシャル) “強情灸”

○雲助師(6/19 五拾三次) “宮戸川”

○松鯉先生(6/23 JAL名人会)  “出世の高松”

○小里ん師(6/25 人形町らくだ亭)  “青菜”

○小満ん師(6/25 人形町らくだ亭)  “首ったけ”

○龍玉師(6/29 NBS殺人研究会) “猫定”


家人 『1~3月が二十三席、4~6月は三十四席よ』
私 『今年は絞り込まないで、印象高座を列記していくことにしよう』
家人 『上半期の落語関係は51回の鑑賞、印象高座が五十七席』
私 『鑑賞の数はともかく、好高座に恵まれたよね。下半期も健康に留意しながら大いに楽しみたいね』
家人 『あまり疲れないようにね』






Tag:雑記  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
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