FC2ブログ

鈴本7上昼 7/8

 7月 8日(火)鈴本演芸場 昼席

先週の水曜日、友人と夜席の開場を待っておりましたら、麻のジャケットにパナマ帽、涼しげにまたお洒落に決めて颯爽と出てくる燕路師の姿。
『昼は燕路師の芝居かぁ、観たいねぇ』
時間を遣り繰りして、昼席へ駆けつけました。


林家あんこ 初天神
柳家さん若 権助魚
花島世津子 マジック
柳家花ごめ やかん
柳家三三 猫の皿
大空遊平・かほり 漫 才
川柳川柳 ガーコン
柳家はん治 ぼやき酒屋
ストレート松浦 ジャグリング
橘家文左衛門 夏泥

~仲 入~

ロケット団 漫 才
古今亭志ん輔 豊竹屋
春風亭一之輔 子ほめ
三遊亭小円歌 三味線漫談
柳亭燕路 青菜


◆あんこ 『初天神』
『林家しん平の二番弟子の林家あんこと申します。それでは一席申し上げます』
そう言えば『それでは一席申し上げます』なんて前口上を聴くのは久々だなぁ。
中々面白い『初天神』、飴の件まで。

◆さん若 『権助魚』
恵まれた声質、豊かな声量の持ち主のさん若さん。
折り目正しい高座に好感。
人物造形もかちっとしていて矛盾がありません。快調に噺を進め客席を温めました。好演。

◆世津子 マジック
ハンカチ~カード~万国旗
浅い時間の所為か客席の反応が今ひとつでしたけれども、さらっとした好高座。楽しめました。

◆花ごめ 『やかん』
柳家まめ緑改メ 柳家花ごめさん。二つ目昇進おめでとうございます。
黒紋付、袴姿で登場。
女仕立の着物がよくお似合いです。
御隠居の描写が、前座時分より随分と進化した感じ。

◆三三 『猫の皿』
丁寧な演出で客席を沸かせました。
こうした短い噺は難しいのでしょうけれども、やはり巧いなあ。

◆川柳 『ガーコン』
金馬師代演。
兵庫県議の話題から。
『あれ、皆やってんだよ、だから周りも強く言えないんだ』
皆で空出張してちゃあいけませんなぁ。

そろそろ高校野球のあっちの根多かな?と思っていましたが・・・
“英国東洋艦隊壊滅の歌” を皮切りに “若鷲の歌”、“ラバウル海軍航空隊”、“月月火水木金金”、“同期の桜” と元気に歌い上げたところでちと脱線して『8月の下席は主任で演りますので、是非来て下さい』と “ラ・マラゲーニャ” を一節披露。
本編へ戻り、ジャズシーンをたっぷり。サックス、ペット、ベース、ドラムス健在。ここでお時間。
脱穀場面は割愛ながら流石の至芸『ガーコン』堪能しました。

◆はん治 『ぼやき酒屋』
こちらもお馴染みの根多。
“はん治節” 炸裂。大笑い。面白かったなぁ。

◆ストレート松浦 ジャグリング
お開きのデビルスティックで、工事現場から持ってきた様な長~いガイド棒(?)を使いました。
驚きました。あんなのでも出来ちゃうんですね。凄い芸ですよ。

◆文左衛門 『夏泥』
泥棒の目の動きと言うのかなあ、目配りや表情、更にまた声の抑揚など、実に見事ですねぇ。
暗い部屋へ入っていく様子を大変巧みに描写しました。息を呑みましたね、観ていて。
不貞腐れて寝ている大工さんの描写がこれまた絶品もの。
十八番の『夏泥』、名演。

◆ロケット団 漫 才
川柳師も言及した兵庫の泣き会見を採り入れて・・・
耳に両の手をやったり、コップの水を片方の手で隠しながら飲む仕種など、
鋭い観察と描写に感心しました。好演。

◆志ん輔 『豊竹屋』
鉄板を繰り出しました。
こういう根多を持っていると強いですねえ。
前方でも登場した野々村議員も少し出したりして遊びも愉快。好高座。

◆一之輔 『子ほめ』
前座さんが演らぬなら、と思ったか否か判りませんけれども誠に結構な出来の『子ほめ』
売れっ子真打ならば前座噺をこうも面白く聴かせてくれるのですねぇ。

◆燕路 『青菜』
夏の日差し、そして蒸し暑さなどの表現がお見事。
表情で季節の描写をしてくれます。素晴らしい。
御隠居のゆったりとした口調や扇子の動きと、植木屋さんの万事忙しない様子との対比も鮮やかでした。
流石、と言ったところ。好高座。


いやぁ愉快愉快、と独りごちながらまだ強い日差しの中を家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

Comment

comment form
(編集・削除用):
管理者にだけ表示を許可
プロフィール

喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

最新記事
最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR