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鈴本6上夜 6/10

 6月10日(日)鈴本演芸場 夜席
『ちょいと若旦那ぁ!』

千穐楽は夏らしく「千両みかん」で〆。
昨夜に続き「やや情けない系の若旦那」と言うことになるのでしょうか?

◯主任演目一覧
明烏/休/干物箱/休/火事息子
菊江の仏壇/お富与三郎~玄冶店
お初徳兵衛/船徳/千両みかん

三三師代演に馬石師、千穐楽は一門勢揃い。
昨夜同様、小円歌姐さんに代わり小菊姐さん出演。
この芝居ではもう聴けないと思った馬石師の登場は嬉しいなぁ。

春風亭朝呂久 やかん
金原亭小駒 真田小僧
鏡味仙三郎社中 大神楽
隅田川馬石 元犬
柳家小菊 粋 曲
入船亭扇遊 子ほめ
桃月庵白酒 新版三十石
桂南喬 長短

~仲 入~

ホームラン 漫 才
蜃気楼龍玉 置泥(夏泥)
伊藤夢葉 奇 術
五街道雲助 千両みかん

◆朝呂久 『やかん』
上手な前座さんだなぁ、と舌を巻いて聴きいった次第。
好演。

◆小駒 『真田小僧』
テンポが良かったですねぇ。
「家の真田も薩摩へ落ちた」までやりきりました。
面白かったなぁ。

◆馬石 『元犬』
枕で仕込んだ「日本犬は目が真っ直ぐでいい」という話題が
(外国産は目が笑っているそうです)こうして本編に活きようとは
思いませんでした。
大いに笑いました。

◆扇遊 『子ほめ』
さらりと粋な高座。
数え切れないほど聴いていて、次の台詞を諳んじている「子ほめ」も
上手な師匠が演ずると、途端に新鮮で楽しい笑いを届けて
くれるんですねぇ。

◆白酒 『新版三十石』
雲助師で聴いたことがありますが、
どちらかというと白酒師の方がお似合いかな、この噺は。
好演でした。

◆南喬 『長短』
気の長い方が、やや与太郎に流れていたのでは?
誇張し過ぎなのかな?
ちょっと気になりました。

◆龍玉 『置泥(夏泥)』
豊かな表情で二人の会話を進めます。
客席が前のめりになって噺に入っていましたね。
素晴らしい高座。
恐れいりました!

◆雲助 『千両みかん』
番頭さんが外へ飛び出す。
途端にカンカン照りの日差し、
むっとする暑さが彼を襲う。
番頭さんの焦燥感と、夏の暑さを重ねた描写が見事。

「主殺しは磔」と脅され、怯える番頭さんの様子が
堪らなくおかしく、大笑いしました。

大八車に乗った(載せられた、ですね)番頭さんの膝の上には
重い千両箱。
それが帰りにはみかんが一つっきり。
この対比が、下げをより劇的なものにします。

「逃げた」という表現を嫌って「行方知れずとなりました」
綺麗に、また上品に下げて幕。
面白かったですねぇ~。

今夜もまた充実感一杯で家路につきました。

いやぁ~楽しかった!



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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