FC2ブログ

白酒ひとり 7/15

 7月15日(火)第40回 白酒ひとり 国立演芸場

昨夜の雲助師『子別れ』の余韻残る中、今日はお弟子さんの白酒師独演会へ。


◆柳家さん坊 『穴子でからぬけ』
冒頭に小咄を挿れて和ませてくれました。
定番の親子三馬鹿、酒の粕から『からぬけ』へ。安心して聴くことが出来ます。好演でした。

◆桃月庵白酒 『寿限無』
欧州公演の旅行記を30分以上喋った後、『基本へ戻る』と『寿限無』へ。
なんでも半月振りに寄席へ出演した際に “お客様が読めない感じ” があって非常な不安感を抱いたとのこと。
『そんな状態で “壺算” を演りましたら、喋っている自分も混乱してきちゃいました』

“やぶらこうじのぶらこうじ” の場面での台詞『なんです?そのテニスのダブルスみたいなの』ってのは白酒師の世代のくすぐりではなく一世代前からあるのだろうなぁ。
デ杯アジア予選で日本を散々苦しめた、確かアムリトラジという名前のインドの選手(兄弟で出てきていたかな?)からでしょうから。こちらは神和住選手、九鬼選手なんて頃ですからねぇ。
ここ、懐かしかったなぁ。

最初の欧州旅行記は、余程に懲りたと見えて、愚痴大会。
これは実際に今夜喋っている食事のことやら何やら以外に、仕事そのものが楽しくなかったのでしょうね。

◆桃月庵白酒 『死神』
一旦下がり、桃月アンサーを挟んで本編へ。
太って血色良好、喋り方も普通の感じの “白酒版” 死神さん。

呪文は『あじゃらかもくれん副会長、本当にそれで良いんですか』そしてポンポンと二拍手。
矢張りこの噺はもっと気味の悪い雰囲気で、暗く演ってくれた方が好い様に思いました。
それと死神はともかく、男が描けていない感じ。
まぁ、そういう掴みどころの無い人間、という設定なのでしょうけれども今ひとつ描き込んで欲しかったです。

くしゃみでは消えず、安堵の溜め息で消えてしまう二段落ち。ここは面白かったなぁ。

~仲 入~

◆桃月庵白酒 『つるつる』
ナレーションの仕事風景の枕で黒門町の最後の台詞を出していました。
トリビュートといったところ。

八代目程には悲惨ではないものの、かなり虐められる一八。

聴きながら『最後まで演らずに “また一杯になっちゃった” で切ってくれないかなぁ』と思いました。
これはおそらく最初の “旅行記” が粗探し的な話題に終始した所為でしょう。
その斜に構えた雰囲気が、旦那の一八虐めと重なって、好ましくない印象を私が持ったのだろうと思います。

引越の挿話で仕込んでおいて、井戸替えの代わりに “ターザン” で下げましたけれども、
下げで噛んじゃったですね。
何かいつもの調子を欠いた一席でした。


“白酒ひとり” 次回は9月29日(月曜日)開催とのこと。
なんですか、9月初旬に内幸町で五日連続の独演会を、と紹介していましたけれども
こちらの詳細発表も待ち遠しいですね。



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

Comment

comment form
(編集・削除用):
管理者にだけ表示を許可
プロフィール

喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

最新記事
最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR