FC2ブログ

国立8上昼 8/1

 8月 1日(金)国立演芸場 昼席

国立演芸場上席初日。
今席は志ん輔師の芝居。仲入に扇遊師、膝前に喜多八師と充実した顔付け。
酷暑の三宅坂でしたけれども、演芸場の周囲は水を打ったとみえて若干涼やか。嬉しい配慮ですね。


◆入船亭ゆう京 『一目上がり』
いつもの様にはっきりした口跡で面白おかしく。
安心して聴くことの出来る前座さん。

◆古今亭志ん松 『近日息子』
本来は始さんの出番なのですが、代演で登場。
羽織姿はお初ですね。黒紋付がよくお似合いです。
『師匠志ん橋の六番目の弟子で末弟子ですので “志んマツ” です。 “志んショウ” ではありません』

ゆったりした口調で噺を進めました。
これだけゆっくり喋るのは勇気が要るでしょう。好演。

◆古今亭志ん丸 『あくび指南』
湯屋のあくび~舟遊びのあくび。
短縮版を巧みに演ってくれました。
面白かったなぁ。

◆ホームラン 漫 才
差し歯根多からマーライオン。
お開きは国立名物『勘太郎が唄い、たにしが踊る “シャバンシャバン” 』。
客席大うけ。

◆古今亭菊千代 『西行鼓ヶ滝』
明快な人物造形。
女流の長所が発揮出来る噺を選択し、研いているのでしょうね。
お見事でした。

◆入船亭扇遊 『厩火事』
出雲の神様の縁結びから三角関係と枕を振って本編へ。
お崎さんの表情、声の調子が絶品もの。
亭主の皿を割り下げへ畳み掛けて行く場面など、まるで私がその場にいてその一部始終を部屋の隅で見ている様に感じました。
流石だなぁ。至芸を堪能。

~仲 入~

◆マギー隆司 奇 術

◆柳家喜多八 『噺家の夢』
膝前らしく軽い味わい。
喜多八師独特の『くっくっくっ』という笑い声が活きました。好演。

◆柳家紫文 三味線漫談
鬼平で通すのかと思いきや、お開きは珍しく “両国風景” をたっぷり。
好かったなぁ。

◆古今亭志ん輔 『子は鎹』
三道楽煩悩の枕から本編へ。
子供は金坊。
番頭さんに連れられて金坊の遊んでいる姿を “発見” する熊さん。
『申し訳ない、子供に合わせる顔がない』といった風情を、巧みな表情と “息遣い” で上手に伝えてくれました。
そして金坊。健気な様子が好かったなぁ。

今日の志ん輔師は特に親の描写が秀逸。
子供を思う親の心を、表情口調など非常に工夫した表現を惜しみなく駆使しての描写。
私、すっかり噺へ引き込まれてしまいました。
好高座。


跳ねて、外はまだ強い日差し。
好い芝居だったなぁ、と独りごちながら家路へ。



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

Comment

comment form
(編集・削除用):
管理者にだけ表示を許可
プロフィール

喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

最新記事
最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR