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花形演芸会 8/9

 8月 9日(土)第423回 花形演芸会 国立演芸場

国立演芸場の花形演芸会へ。
今日はblogでお近づきにさせていただいたK先輩にお会いする予定なので、少し早めに出発。
昼席を鑑賞されたK先輩にご挨拶。しばしお話しを。

昼席主任の志ん輔師『酢豆腐』、好かったとのこと。
観たかったなぁ『酢豆腐』・・・。


さて夜席の花形演芸会。本日の主任は志ん陽師、演目は『らくだ』。
『真打初高座も “らくだ” だったなぁ』と思い出しながら予約を入れました。楽しみです。

◆金原亭駒松 『道具屋』
与太郎さんの描写が好いですね。
『ズドーン』へ向けての畳み掛けも速度感充分でお見事。

◆古今亭志ん吉 『夏泥』
志ん吉さん、表情が豊かになった感じ。明るい調子で愉快に。

『夏泥』、当て推量ですけれども文左衛門師からかなぁ?。
泥棒が声をひそめて話す場面で、もっと思いきりよく小声の描写を徹底しても良いかもしれません。一文無しも嘘か誠か “三日も食べていない” にしては声を張りすぎでは?
志ん吉さんの声が高めで、低い調子の声だと通らないのかも知れませんけれども、一工夫欲しいところ。

◆ロケット団 漫 才
ここのところ『漫才にぴたり』の変な出来事が盛り沢山ですからねぇ。
まぁ、妙な人が増えたと言うのか・・・恥を恐れなくなったと言えば良いのか・・・
時事根多中心に面白おかしく。サッカーW杯からオフサイド根多でお開き。好演。

◆鏡味正二郎 太神楽
大小の鞠に扇子も含めた取り分けから。
五階茶碗、出刃皿、傘(茶碗、升)
見せ方が上手ですし、独特の口調の後見(口上)も愉快。

◆三遊亭天どん 『鰻の幇間』
噺を聴く際に、その時代背景や何やら予備知識を持っていますと、より楽しみが増す訳ですけれども・・・
今夜の天どん師の高座は『これ “元の噺” を識らないと理解出来ないだろうなぁ』という感じ。
と言いましてもパロディまで踏み込まない “行書体” の『鰻の幇間』。
羽織まで持っていかれてしまう一八。
天どん師、座布団を使って上手に羽織を隠す外連で客席を沸かせました。

~仲 入~

◆鈴々舎馬桜 『植木のお化け』
珍しい音曲噺を、これまた珍しく “崩して” ベルサイユの薔薇まで唄う脱線振り。
国立演芸場の照明と音響の設備を総動員(?)。
勧進帳など芝居場面の再現も入りますし、かなりの技量を要する噺でしょうけれども、さらりと演ってくれました。流石。
洒脱な高座。

◆U字工事 漫 才
干瓢根多から入り客席を大いに笑わせます。
お開きの焼鳥屋も面白かったなぁ。好高座。

◆古今亭志ん陽 『らくだ』
素晴らしい出来。
大家さんを含めた長屋住人の表情、そして屑屋さん、兄貴分の変化。よく描けていたなぁ。

“かんかんのう” 場面で、屑屋さんが飛び切り愉しげな表情となるのがまた面白い。これこそ落語だ、という感じ。
『剃刀借りてこい』、『俺が行くの?』の遣り取りの後、短く兄貴分の心象描写を挟み、ふと真顔となって『 “らくだ” でございます』と下げました。
この間も絶妙。
いやぁ好かったですねぇ。好高座。


幸い降られる事もなく、『二本の漫才、そして何と言っても主任志ん陽師が光ったなぁ』など回想しつつ、のんびりと家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:4 

Comment

佐平次 URL|
#- 2014.08.10 Sun11:38
私は池袋でロケット団を観ました。
笑いましたよ。
喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう) URL|こんにちは。
#- 2014.08.10 Sun17:14
> 私は池袋でロケット団を観ました。
> 笑いましたよ。
小三治師の芝居へお出ましとK先輩に伺いました。
ロケット団、そちらへも出ていたんですね。
彼らは時事根多を取り込むのが上手ですねぇ。
私も聴く度に大笑いしています。
小言幸兵衛 URL|あの朝太が!
#- 2014.08.10 Sun18:24
「らくだ」良かったようですね。
一之輔の翌年、文菊との抜擢昇進で大丈夫かな・・・と思っていた朝太が、順調に味のある噺家に育っている姿が、志ん朝最後の弟子でもあり、嬉しい限りです。
志ん輔の「酢豆腐」も、本当に良かったですよ。

p.s.
「先輩」は、ご勘弁を^^
喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう) URL|こんにちは
#sW.pyMog Edit  2014.08.10 Sun18:45
昨日の志ん陽師は最初の師匠の志ん朝師の名を挙げ「華のある高座」の例としていました。
私、それを聴きながら「あぁ、志ん陽師は自らの高座に手応えを感じているのだろうなぁ」と思いました。
仰るとおり、順調に歩んでいる様です。

p.s.
ではこれから「幸兵衛さん」と書かせていただきす^^;
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Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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