FC2ブログ

鈴本8下夜 8/31

 8月31日(日)鈴本演芸場 夜席

鈴本8下夜、雲助師匠の根多出し芝居の千穐楽。
この下席は昼席の川柳師を観に来たきりで、楽日を迎えてしまいました。
早くも季節の変わり目を感じさせる曇天を仰ぎ見ながら、家人と二人鈴本演芸場へ。


三遊亭ございます 一目上がり
入船亭小辰 真田小僧
鏡味仙三郎社中 太神楽
隅田川馬石 狸札
古今亭志ん橋 間抜け泥
大空遊平・かほり 漫 才
桃月庵白酒 粗忽長屋
三遊亭歌之介 お父さんのハンディ

~仲 入~

柳家小菊 粋 曲
春風亭正朝 手紙無筆
伊藤夢葉 奇 術
五街道雲助 中村仲蔵


◆ございます 『一目上がり』
達者な前座さん。
今夜も愉快な表情で噺を進めました。

◆小辰 『真田小僧』
今日の二つ目枠は人気の小辰さん。
前座時分は別名 “小走りの小辰” で、真面目な印象の小辰さんでしたが、くだけた感じで喋る枕も中々面白いですね。
本編も万全。好演でした。

◆馬石 『狸札』
『野球の話からで恐縮ですけれども・・・』と延長五十回(でしたか?)の軟式野球大会の話題。
『まぁ、噺とは全く関係ないのですが、今夜のお客様は “聴き上手” と小辰さんが言っていましたので・・・』

文字通り唐突に入った本編は、十八番に更に磨きがかかり、抜群の面白さ。
何だろうねぇ、今までとの違いは。
子狸の描写が好くなっている様に思われましたが・・・つまり狸の了見で演ることが出来ている、そう言う事かなぁ?
好高座。絶品もの。

◆志ん橋 『間抜け泥』
如何にもしくじりそうな人物造形の泥棒。
しっかり笑わせてくれました。
下げは『買ったばかりの下駄忘れてきちゃった!』
大笑い、好演。

◆白酒 『粗忽長屋』
白酒師も馬石師と同じく、くだけた枕で客席をひっくり返しておいて本編へ。
こちらもまた楽しかったなぁ。
兄貴分の方が『俺かも知れないなぁ、そう言えば』となる “新版粗忽長屋” お見事。

◆歌之介 『お父さんのハンディ』
白酒師は隣町の出身で、楽屋入りした前座の白酒師が事もあろうに『先輩!』と呼び掛けてきたことなどを愉快に回顧。掴みが巧いなぁ。
本編の方も笑い沢山。
これ、ゴルフをやる人は堪らないですよ。楽しい一席。

◆小菊 粋 曲
欽来節から都々逸、晴れて雲間に~両国風景
茶利は挟まず唄をたっぷり演ってくれました。素晴らしい高座。
見惚れ聴き惚れ至福の時間。

◆正朝 『手紙無筆』
膝前で軽く。端折りながらも貫禄の高座。
巧いねぇ。好演でした。

◆雲助 『中村仲蔵』
文句無し。
雲助師の『仲蔵』は師弟の、そして夫婦の情愛をも織り込んでいる傑作ですが、今夜も存分に堪能しました。
その姿を写される若旗本の造形がまた粋ですねぇ。いきなり『堺屋!お前・・・』ですからね。
ぞくぞくっとしました、格好が好くて。
名演。

木戸を出て『雲助師好かったねぇ』と家人と同時に “発声”。
『馬石師、凄く面白くなっていたね』、『白酒師も好かった』などと喋りながら家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

Comment

comment form
(編集・削除用):
管理者にだけ表示を許可
プロフィール

喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

最新記事
最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR