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志ん輔三昧 9/15

 9月15日(祝)志ん輔三昧 古今亭志ん輔独演会 にぎわい座

“秋の声” と題し、にぎわい座の古今亭志ん輔独演会。今回で六回目。
志ん輔師『猫忠』、『居残り佐平次』と根多出しされています。
昨日の菊之丞師に続き、連日のにぎわい座昼席。


◆入船亭ゆう京 『金明竹』
『ええですか?ほな、ゆっくり言いまっせ』
ゆっくりとゆっくりと噛んで含める様に言い立てますけれども、解らない。お見事でしたねぇ。
決して急がず、これだけの間をとって噺を進めることが出来る、その技量に舌を巻きました。面白かったなぁ~。
前座さんの高座とすれば満点ではないかしらん。
むしろその上という感じ。

◆三笑亭夢吉 『殿様団子』
『笛が吹けるので呼ばれました』

前方のゆう京さんの出囃子に笛が入っていて『笛の音が糸に乗ると、出囃子も一段と映えるなぁ』と思っておりましたが、夢吉さんの笛でしたか。

新潟県新発田市出身とのこと。芸術協会の二つ目さんです。

根多出しの『殿様団子』は登場人物の浮世離れした様子を茶化したもの。
私、『鰻屋』よりむしろ強烈な諷刺、と受け止めました。
若手らしい溌剌とした高座。好演。

◆古今亭志ん輔 『猫忠』
十八番の『稽古屋』に似た滑り出し。
私、枕は勿論本編へ入っても冒頭ならばここから『稽古屋』、『汲み立て』、『猫忠』へ自由自在かしらん?なんて考えながら聴いていました。

“弁慶橋の兄ぃ” 常吉とそのお内儀の造形が凄かったですね。
浮気注進の六さん、次郎吉をいなすお内儀の風情、続いて登場の貫目の違う様子の常兄ぃ。
この場面、大変面白かったです。

「狐忠信」の茶番になってからは、もう志ん輔師匠ならではの豊かな表情の連続。巧いなぁ。
好高座でした。


覚えとして義経千本桜との対照で登場人物を整理。
弁慶橋の吉野屋常吉 ・・・・義 経
亀屋六兵衛(六さん) ・・・亀井の六郎
駿河屋次郎吉 ・・・・・・・駿河の次郎
お師匠さん延静 ・・・・・・静御前

~仲 入~

◆古今亭志ん輔 『居残り佐平次』
出の時に威勢良く “弥生町!” と声が掛かりました。

昨年の国立演芸場 “志ん輔三夜” 千穐楽(10月8日)以来、お久し振り、志ん輔師の『居残り佐平次』。

“志ん輔三夜” の時には、冒頭に下げの仕込というか “解説” を挿れて噺へ入りましたが、今日はさっと噺へ。

佐平次が明るく、屈託のない男に変化しています。ひたすら調子の良い気の利く人物として描いた感じ。
陰のある人物像にしなかったのは昼席の所為かな?
内面描写には重きを置かなかった印象です。

妓夫との遣り取り、霞さんのところの勝っつぁんを取り巻く描写、堪能しました。素晴らしい。

言うまでもありませんが口演の基本は、志ん朝師匠の型を踏襲しています。
懐かしい言い回しが散見されました。

明るい調子の『居残り』、好高座でした。
“三夜” の時の演出も素晴らしく思いましたけれども、今日の屈託のない型もまた好いですね。


にぎわい座志ん輔三昧、次回開催は12月15日(月)。
更に来年1月12日(祝)の開催も発表されました。
楽しみです。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

Comment

小言幸兵衛 URL|こっちも行きたかったのですよ!
#- 2014.09.16 Tue18:25
末広亭の十代目馬生三十三回忌追善興行と、このにぎわい座と、結構迷った上での末広亭でした。
未見の夢吉は、私のブログにいただくコメントで高い評価をされている方が多く、ぜひ近いうちに聴きたい人です。
志ん輔、ご本人のブログで居残りのサゲの仕込みを忘れたことを書いていますね。
でも、自己評価は低くなかったようです。
体が二つ欲しい^^
喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう) URL|幸兵衛さんへ
#- 2014.09.16 Tue19:01
幸兵衛さん、こんにちは。

あら、本当だ!今志ん輔師のblog読みました。
あれ、忘れちゃったのですね^^
ないほうが私は好みなのですが・・・。
夢吉さん、のびのびとした高座が印象的でした。
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Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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