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柳家小満んの会 9/26

 9月26日(金)第124回 柳家小満んの会 関内小ホール

随分以前に一度だけ『今月の会の演目は何でしょうか?』と電話で問合わせをしたことがあるのですが、結局行かず仕舞でそれきりだった関内の小満ん師独演会。
今夜はblogをきっかけにお近づきにさせていただいたKさんにお誘いをいただき、この会との縁が結ばれました。
また今日はSさんもお出ましとのこと。
Sさんのblog愛読者の私、初対面の緊張感を覚えながら関内小ホールへ。

入場してから急に思い出したのですが、ここはかつて『横浜落語会』が開催されていた会場ではなかったかしらね。
その最終回が、志ん朝師、小三治師、志ん駒師、馬風師といった顔ぶれで、確かこの小ホールで行われた筈です。
『多分、あの時以来だなぁ~』などと、うろ覚えの記憶を手繰りつつ開演を待ちました。


◆柳家緑太 『弥次郎』
快調に飛ばしていましたが、中盤少しだれたかしら。
下げへの畳み掛けも、疲れちゃったのかなぁ?速度感が足りない感じ。
序盤~前半部が非常に面白かっただけに、なんとも惜しい印象。

◆柳家小満ん 『粗忽長屋』
先ずは口慣らしと言ったところ。
軽い調子でとんとんとん、と面白おかしく演ってくれました。好演。

◆柳家小満ん 『お札はがし』
一旦下がり再登場。

新三郎とお露の馴れ初めを詳細に描き、幽霊場面は略筆という独自の構成。
従って脇役の方も、お幇間医者の山本志丈が活躍し伴蔵の出番は余りありません。

お札が貼ってある為にお露、お米の幽霊が新三郎宅へ入れず戸惑う場面までを会話で紡ぎ
その後の場面、伴蔵の悪事一件他は地噺で語りました。
なんとも不思議な印象の『お札はがし』。正確に言うならば “お札はがしの直前まで” かな?

~仲 入~

◆柳家小満ん 『寝床』
実は私、今夜は演題を知らずに会場入りしておりまして、入場時に手渡された案内を見て『おお!寝床かぁ!』と喜んだ次第。
黒門町の十八番をそのお弟子さんが口演する、その現場に居合わせるとは幸運この上なし。

『お膳の支度はどうなんだい?、あぁ竹葉から三人来てやってる?』など小満ん師独自の工夫と思われる台詞を挟み、旦那のうきうきした気分を大変上手に描写し客席へ伝えてくれました。

私の大好物の “がんもどきの製造法” も黒門町型で。
この繁蔵の言い訳場面、そして旦那が繁蔵のとりなしで上機嫌に転じていく場面、まさに黒門町直伝という感じ。
お見事。

『おや、お子さん連れで?大丈夫ですか?こんな危ない場所に連れてきて』
『えぇ、子供に我慢を教えようと思いまして』
といった初めて聴く遣り取りも。
ここ面白かったなぁ、大笑い。

流石と言ったところ。好高座。


跳ねてSさんKさんにご挨拶。
居残り会に交ぜていただき、美味しい魚を食しながら素晴らしく愉快な感想会。

印象に残るひととき。何ですかとても贅沢な気持ちを覚えながら家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:4 

Comment

佐平次 URL|
#- 2014.09.28 Sun11:18
下戸なのに噺の肴までふんだんに用意して下さって、おっしゃる通り贅沢な一夜でした。
ぜひまた!
喜洛庵上々 URL|
#- 2014.09.28 Sun11:35
佐平次様へ
いやぁ、御無礼ご容赦下さい。
次の機会を心待ちにしております。どうぞよろしく!
小言幸兵衛 URL|至福の時間!
#- 2014.09.28 Sun20:03
小満んの三席、なかでも『寝床』は絶品でしたね。

『お札はがし』は、志ん生のあの場面でサゲているので、やはり志ん生版が土台なのでしょうか。

居残り会も肴も話も美味しかった!

また、ぜひご一緒しましょう。
喜洛庵上々 URL|志ん生師の型なのですね?
#- 2014.09.28 Sun21:28
『お札はがし』は志ん生版でしたか・・・。
意外だったなぁ。

しかし本当、『寝床』の完成度は素晴らしかったですねぇ。
私、繁蔵の言訳の中でも特に紫蘇の実を云々の件が大好きで、
文楽師のテープを繰り返し聴いた覚えがあります。
小満ん師がその台詞を入れて演ってくれましたので、堪らなく嬉しかったです。

またご一緒に楽しみたいです!宜しくどうぞ!
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プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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