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第五回 NBS殺人研究会 11/3

11月 3日(祝)第五回 NBS殺人研究会 お江戸日本橋亭

今年の6月29日以来ですから、およそ四ヶ月振りのNBS(日本橋)殺人研究会。
五回目の開催となる今夜は、蜃気楼龍玉師『怪談牡丹燈籠より 孝助の槍~平左衛門殺し』、神田松之丞さん『青龍刀権次』と前触れされています。
家人と二人、日本橋亭へ。


◆解 説 石井徹也 いたちや女将
いつもの様に石井氏といたちやさんの掛け合いで、今夜の演目について解説。

◆神田松之丞 『青龍刀権次』
背中に青龍刀と関羽の彫り物を入れた下っ引きの権次が主人公。
幕末から維新、そして新政府と社会が激動していく中、ある薩摩藩士と関わったばかりに翻弄される様を描く読み物。
道中の言い立てや洒落の効いた啖呵なども聴かせどころ。

薩摩藩士の正体がまた面白いのですが・・・。
私はその人が坊主頭になった写真を見たことがあります。
確か、幕臣榎本武揚の助命嘆願の為だったかな?ああ、あの人なのか、という感じ。

長講一時間、松之丞さん渾身の一席。
お見事でした。

~仲 入~

◆蜃気楼龍玉 『怪談牡丹燈籠より 孝助の槍~平左衛門殺し』
お馴染みの牡丹灯籠。
飯島平左衛門と、その草履取り孝助登場。
平左衛門が父親(黒川孝蔵)の仇とは知らぬ孝助。知っていていつか討たれてやろうと考えている平左衛門。

龍玉師、手負いの平左衛門の様子を、途切れ途切れの台詞と苦しげな息づかいで巧みに描写、臨場感満点。

また孝助が養子となる筈だった相川家当主、相川新五兵衛の早合点の茶利場、面白かったですねぇ。
横溝正史原作、市川崑監督の一連の金田一物映画に於ける加藤武演ずる警部、劇中の名前は忘れてしまいましたが、あの『よし!解った!』に通ずる面白味、と言う比喩で良いのかなぁ?
孝助が、主人平左衛門を宮野邊源次郎と誤り突いて、瀕死の傷を負わせた直後だけに非常に印象的な茶利場でした。

今夜の切れ場となる、宮野邊源次郎と平左衛門の座敷内での息を呑む遣り取り、ここも好かったですねぇ。

龍玉師、細かな目の演技なども織り交ぜて、丁寧に噺を紡いでくれました。
好高座。


NBS殺人研究会、次回は明けて2月4日(水)と珍しくも平日開催。
龍玉師『真景累ヶ淵 宗悦殺し』、松之丞さん『慶安太平記 楠木不伝闇討ち』と発表されています。





Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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